横綱部屋

よこづなへや

続・対峙の時再び

2010-02-15 09:38:03 | おえかき
T:「・・・おや。」


T:「づな殿ではござらんか。
   確か江戸へと遊山に出掛けておったそうじゃな。
   これはまた一段と、はっはっは。」


づ:「また一段と何じゃ。
   侮るなよ、江戸ではかなりの距離を歩いたものじゃ。
   連れの者などは痩せておったくらいじゃからの。
   顔のふっくらは相変わらず先刻飲んだ水のせいでござるが、
   おそらく目方は減っておるぞ。」


T:「はっ(笑止)。
   いつまでも夢見心地でおられるようじゃな。
   ならばその目で現実というものをしかと見るがよい。」


づ:「思い知らされるのはそなたの方じゃ。
   参るぞ!!」



いざ!!!





































T:「・・・ピッ」






























づ:「いかんいかん、うっかりしておったが拙者これより
   京の都へと物見遊山に出掛けるところであった。
   先刻のあの目方は何だったのじゃ?白昼夢か?成程、近頃多いな。
   いかんいかん、こんな所で油を売っている場合ではないわ、出立の時刻じゃ。それでは御免。」
コメント
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