バーニーズ物語☆エリン舎

バーニーズブリーダーとして、今年の8月で27年。
健康でバランスのとれたバーニーズを世の中に

12月15日(木)

2005年12月15日 23時17分58秒 | 日々のわんこ

 耳血腫から鼓膜に炎症が起こり、鼓膜がなくなってしまった。
普段は鼓膜が細菌を三半規管に行かないように守るが、消失したために直接細菌が付き、三半規管の異常を起こし、今回の病になった。
 耳血腫になる前に耳を清潔にしていれば、少し耳が腫れてきた時点で、適切な治療を施していれば、このような状態にならないと言う。耳血腫に1度なると今回のように急に悪くなることあり、今後も気をつける必要があると言われた。
鼓膜が再生されるまでステロイドを飲ませ、様子を見ることになった。
1日飲ませただけで耳の中の赤くはれた炎症は、うそのようにひき、塞がっていた耳の穴は、もう少しで小指が入る位になった。「犬はならないですよ。」と言われていたムーンフェイスにはなっていないと思う。

しかし根本治療ではない。現在の医療では根本の治療はないという。

汚れがひどい子でもみな耳血腫にはなるとは限らない。今まで耳を神経質に掃除することはなかったが、1頭もいなかった。
少し汚れただけでモイラは首を強く振って、中のものを出そうとすることが多い。外のドックランの網に耳を充てて歩き、痒いていることもあった。
モイラの体質が影響しているようにも思う。
ケーナインヘルスとグレインのさっぱりとした食事に換えたが、好んで食べている。ドックフードは見向きもしない。43kgあった体重が38kgになった。ボディコンディショニングスコアは、それだけ痩せても3なので、しばらく様子を見ることにする。

モイラはビクターのわんこのようにいつも首を左に傾けている。「本人は、これがまっすぐだと思っているのです。鼓膜が再生されればまっすぐになりますよ。」と石川先生は柔らかい笑顔で言った。
モイラを見ていると、彼女の前に蓄音機を置きたくなる。