さあ、最終回です。
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【佐藤康行学長の話】
小学生の子供が勉強していました。
その子は、机の上に置いていた鉛筆が床に何本も落ちていることを気づいているのか気づいていないのか、どこを吹く風と平気な顔をして勉強していました。
この子は、普段から、物は出しっぱなし、片づけをしない、だらしのない子供で、その事で迷惑をかけることもよくありました。
親は、この子に「床に落ちている鉛筆を片づける。使ったものは元に戻す。」ということを伝えないといけないと思いました。
さあ、皆様がこの子の親御さんだったら、どのようにそのことを子供に伝えますか?
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まずは、お詫びです。
学長の三番目の答えを考えて頂いた方も、いらっしゃったと思いますが、相当私の言葉が足らず考えにくかったと思います。
また、「てつてつ、引っ張り過ぎ!」とのご意見もあったようです。本当にその通りだと思います。(笑)
大変申し訳ありませんでした。
それでは、学長がおっしゃた、最後の伝え方は、以下の通りです。
その子の名前を仮に花子ちゃんとします。
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【佐藤康行学長の見本③
相手に相手を売りながら、自分の思いを伝える。】
母「花子ちゃんは、いつも一生懸命勉強していて、偉いね。
何で、そんなに一生懸命勉強しているの?」
花子「うん、私は将来お医者さんになりたいの。」
母「素晴らしいわ!将来お医者さんになりたいのね。
とても素敵ね。!
それでね、今床に落ちている鉛筆あるでしょ。
これ、落ちたらすぐに鉛筆立てに片づけておくと,
鉛筆が必要な時に探さずにすぐ見つかるから、
今よりも、
もっとたくさんの時間を勉強できるようになるわよ。
今よりももっと勉強できたら、
きっと花子ちゃんは素晴らしいお医者さんになるわ。
間違いないわ!
花子ちゃん、一生懸命勉強して、
素晴らしいお医者さんになろうね。
花子ちゃんことを、お母さんはいつも応援しているよ。
頑張ろうね!」
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これが、学長が、当時のYSコンサルタントのスタッフに即興でお話しされた、「相手に相手を売る」の見本でした。
10年以上前のことで、記憶も途切れているのですが、私なりに再現してみました。
鉛筆が落ちていても気づかないくらい勉強をしている娘の
一生懸命さを褒めて、
そしてその理由を尋ね、
娘の将来の夢を褒めたたえ、
娘の将来の夢の実現と、娘が鉛筆を片づけることを一つにしてしまいました。
鉛筆を片づけることの大切さを、この伝え方で伝えることによって、
お母さんは、同時に娘の良き理解者となり、協力者となり応援者となったのです。
この原理がわかると、相手に言いづらいこともいえるようになるでしょう。
学長は見本を示してくださっただけで、解説はなかったのですが、非常に深い洞察ができる見本だと私は思います。
以上です。
色々な言葉足らずがあったことをお詫びします。
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