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青葉山「青葉の森緑地」の歴史探訪散策会に参加しました。

2024年01月29日 | 街角ぶらり

広瀬川沿いを歩き、三居沢付近までくると、そのまま青葉山の北斜面に通じる散策路があることを知り、調べると「青葉の森緑地」となっていることがわかりました。たまたま「青葉の森緑地」西編歴史探訪散策会があることを知り、参加しました。

入口から降りていくと、立派な管理センターがあります。

管理センターが出来て20数年経つそうですが、まったく知りませんでした。

展示物をみれば、野鳥の観察にもgoodですね!

「青葉の森」は、言ってみれば、青葉山の北斜面、広瀬川との間に挟まれたエリアで、歴史的なものは、なにもなさそうですが・・・。

今回は、森の中の12か所で”冬芽”の観察もできました。※ルーペの貸し出しは助かりました。

市内から車で20分くらい、東北大学や宮教大がすぐそば、これだけの自然の森が残されているのは貴重です。

今回参加者は、女性10人、男性5人の計15人、いつも思いますが、こういうイベントには、もっと男性も参加してほしいです。

”森の緑地”自体は、入口も数か所あり、出入りが自由ですので、トレイルランを個人で楽しむ人々が結構いるそうです。

たしかにトレイルランには、うってつけです。

ガイドの方に聞くと、春夏秋冬それぞれに森の表情が変わり楽しめるそうで、特に秋の紅葉は最高でしょうね。

小川を渡るとき、やたら黒いものが散乱しています。

亜炭のかけらです、幕末から、戦前、戦後を通じて採掘されました。仙台でもガスが普及するまで、よく利用されていました。たしか、小学校の低学年まで、亜炭ストーブでした。火の着きが悪く、教室内煙が充満した記憶があります。

通行止めもあります。

イノシシが、木の芽を掘った跡です。因みに、熊の目撃は、思いのほか少なく、大人数でいると熊のほうから逃げるそうです。

案内版が要所要所に設置されています。

お話を聞くと、女性の参加者は、いろいろな山歩きイベントに参加されているようです。

藪の中も歩きます。

今日のコースには、東屋が2か所ありました。

なにもなさそうな山ですが、これは、右から左に向かう道の跡で、橋の部分とのことでした。

幾筋もの沢水が流れています。

木々がすっかり一体し、まるで”のぼり龍”ですね。

斜面で沢水が流れていれば、こんな滝も現れます。

この滝の下、ちょうどゴルフ練習場、西道路が見え、広瀬川が大きく蛇行する場所です。明治以降この付近で広瀬川から分岐した導水路があり、トンネルを経て三居沢に通じて、発電に使われました。

竜の口と同じ地層でしょうか、貝の化石が採れますが、注意表示です。

またこの近くには、パイプが敷設されていて、山の斜面を登っていきます。※中央付近

パイプに付属するように、電柱と電線もあります。この電柱は、森の上の道路までつながっています。東北大学の青葉山新キャンパスの前は、仙台カントリークラブのゴルフ場でした。芝の管理には、大量の水が必要というので、広瀬川からポンプで水をくみ上げた施設の名残というのですからびっくり。

ガイドの方から示された管理センター入口付近の工事の写真を見ると、穴だらけ。亜炭の採掘の跡だそうで、特に戦後は、無秩序に採掘されていたそうです。

いわゆる寺社の跡などではなく、”人の営み”の歴史探訪散策でした。

この「青葉の森緑地」は、宮城インター付近から霊園、青葉山、東北大学、青葉城を抜けて八木山、286号線への抜け道としてよく通る道沿いにあり、”新たな発見”でした。

また、東編も近々開催されるようなので、是非参加したいと思います。


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