- 原文
香九齢、能温席、孝於親、所當執。
融四歳、能譲梨、弟於長、宜先知。
- 訳文
香九齢 香(こう)は九齢(きゅうれい)にして
能温席 能(よ)く席(せき)を温(あたた)む
孝於親 親(おや)に孝(こう)あるは
所當執 当(まさ)に執(と)るべき所(ところ)なり
融四歳 融(ゆう)は四歳(しさい)にして
能譲梨 能(よ)く梨(なし)を譲(ゆづ)る
弟於長 長(ちょう)に弟(てい)あるは
宜先知 宜(よろ)しく先(ま)ず知(し)るべし
- 解釈
- 筆者所感
- 故事寓話
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香九齢、能温席、孝於親、所當執。
融四歳、能譲梨、弟於長、宜先知。
香九齢 香(こう)は九齢(きゅうれい)にして
能温席 能(よ)く席(せき)を温(あたた)む
孝於親 親(おや)に孝(こう)あるは
所當執 当(まさ)に執(と)るべき所(ところ)なり
融四歳 融(ゆう)は四歳(しさい)にして
能譲梨 能(よ)く梨(なし)を譲(ゆづ)る
弟於長 長(ちょう)に弟(てい)あるは
宜先知 宜(よろ)しく先(ま)ず知(し)るべし
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玉不琢、不成器、人不學、不知義。
為人子、方少時、親師友、習禮儀。
玉不琢 玉(たま)琢(みが)かざれば
不成器 器(き)と成(な)らず
人不學 人(ひと)学(まな)ばざれば
不知義 義(ぎ)を知(し)らず
為人子 人(ひと)の子(こ)と為(な)りては
方少時 少(わか)き時(とき)に方(あた)りて
親師友 師友(しゆう)に親(した)しみ
習禮儀 礼儀(れいぎ)を習(なら)え
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前回:第2話:理想的な教育環境とは【子どもが人格者に育つ教え「三字経」】
養不教、父之過、教不嚴、師之惰。
子不學、非所宜、幼不學、老何為。
養不教 養(やしな)いて教(おし)えざるは
父之過 父(ちち)の過(あやま)ちなり
教不嚴 教(おし)えて厳(げん)ならざるは
師之惰 師(し)の惰(おこたり)なり
子不學 子(こ)として学(まな)ばざるは
非所宜 宜(よろ)しき所(ところ)に非(あら)ず
幼不學 幼(よう)にして学(まな)ばざれば
老何為 老(お)いて何(なに)をか為(な)さん
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前回: 第1話:人間の本質とは【子どもが人格者に育つ教え「三字経」】
『三字経』は中国で最も有名な儒教の古典の一つであり、宋の時代の偉大な儒教家である王応麟氏が最初に書いたもので、当時は私塾(現在の小学校に相当)の教科書として用いられていました。『三字経』には、儒教の根本から文学、歴史、哲学、天文地理などの内容が凝縮されており、まさに中国伝統文化の縮図のようなものです。そのため、古代の人々は「経」書として崇めていました。「経」とは不変の道理を意味しており、古代の人々はそれを誰もが見習うべき典範と考えていたのです。
一句三文字と読みやすく、簡潔な詞で書かれている『三字経』は非常に趣があり、それを学ぶことは中国の伝統的な学問の扉を開くことに等しく、人を正しい方向に導き、大志を抱かせることができます。
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母親が子どもをしつけるとき、他の誰も「邪魔をしない」こと。 (母親が子どもをしつけるとき、他の誰も「邪魔をしない」こと (プラナ / PIXTA)
以前、会社のロビーを通りかかったとき、延々と泣きわめいている子供がいたのを覚えています。同僚が私に冗談半分でこう尋ねました。「しつけができていないわね。あなたが注意すれば、子供もすぐにいうことを聞くでしょうに」
私は「本当の達人は簡単に手を出さないものよ」と言いました。これも冗談で返した一言でしたが、しつけに関しては、実際に、結果を理解せずに、手を出すべきではないのです。
理由は3つあります:
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財務管理のスキルを身につけることで、子供が大人になってからの経済的な挑戦にうまく対処できるようになります。
刻々と変化する世界で、子どもたちにお金の管理方法を教えることがますます重要になっています。 財務管理のスキルを身につけることは、子供たちが大人になってから直面する財務上の問題に対処するのに役立ちます。 金融に対する意識やスキルの向上は幼少期から始めるべきであり、子どもたちは日常生活のいたるところで予算、支出、貯蓄の基本を見せ、良い消費習慣を身につける手助けをすることができます。
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写真はイメージ 。本記事とは関係ありません。(Fast&Slow / PIXTA)
「まだ小学校にも行かない幼児にとって漢字の方がひらがなよりも身につけやすい」と聞いて、あなたは信じられるだろうか。「幼児には漢字はまだ無理だ」「ひらがなの方が漢字よりも身につけやすいに決まっている」と思う人も多いだろう。
しかし一見ナンセンスに思えるこの逆説は長年の現場で実証され、現在、600もの幼稚園で実践されている。幼児期に漢字を学ぶことは子供の学力を大いに伸ばす可能性をも秘めているようだ。
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