香港の終審法院に出廷した黎智英(ジミー・ライ)氏。2021年2月9日撮影(Photo by Anthony Kwan/Getty Images)
国際ジャーナリストNGO「国境なき記者団(RSF)」はこのほど、ジミー・ライ氏をはじめ、不当に拘束・収監された記者やジャーナリストたちの即時釈放を香港政府に求める公開書簡を公表した。
同書簡には、英紙「ガーディアン」のキャサリン・ヴァイナー編集長やノーベル平和賞(2021年)を受賞したフィリピン人記者、マリア・レッサ氏など、各国から100名以上の著名ジャーナリストが賛同の署名を寄せ、声援を送っている。
中国共産党に批判的な論調で知られた香港紙「蘋果日報(アップルデイリー)」の創業者で、民主活動家のジミー・ライ(黎智英)氏は、複数の有罪判決を受けて2020年12月から収監されており、現在も服役中である。今年9月には、同氏の香港国家安全維持法(国安法)違反罪をめぐる裁判が開かれる予定だ。
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香港政府にジャーナリストの釈放求める 「国境なき記者団」の共同書簡に各国から声援
「国境なき記者団」は15日、ジミー・ライ氏をはじめ、不当に拘束・収監された記者たちの即時釈放を香港政府に求める公開書簡を公表した。
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