過去の強い免疫記憶によって、体はそれを標的とする抗体を産生し続ける
新型コロナウイルスの従来株対応のmRNAワクチンを3回以上接種した人に強い「免疫の刷り込み」が起きていることが、ワシントン大学の研究で判明した。
結果として、最新のオミクロン株XBB.1.5系統に対応するmRNAワクチンをブースター接種した場合、接種者はXBB.1.5株に特異的な抗体をほとんど、あるいはまったく産生しなかった。
免疫の刷り込みは、以前の感染やワクチン接種が非常に強力な免疫記憶を残している場合に発生する。その場合、新たな変異株やワクチンに曝露された場合でも、体が以前の免疫の経験に引きずられた免疫細胞や抗体を産生し続ける。
アイオワ大学の免疫学者・微生物学者であるスタンリー・パールマン博士(今回の研究には関与していない)は、エポックタイムズに次のように語った。「人が新たな変異株に対して有用な免疫反応を起こすことができない場合、免疫の刷り込みが問題となっている可能性がある」
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます