先月、農林水産省が発表したところによると、食料自給率は2023年度カロリーベースで、3年連続 38%だった。生産額ベースの自給率は前年度比3ポイント上昇の61%となった。いずれも30年度に45%、75%に引き上げるとした政府目標にはほど遠く、達成の見通しがつかない状況だ。アメリカ、カナダ、フランスは100%を超えている他の先進国と比較しても、低水準だ。
北海道で小麦の生産が増えたことや、油脂類の消費量が減少したことがプラス要因として働いた一方で、てん菜の糖度低下による国産原料の製糖量が減少したことが数値を押し下げる要因となったようだ。
カロリーベースの食料国産率(「国内生産」を厳密にとらえるため、輸入飼料による畜産物の生産分を除いて計算)についても、前年度並みの47%となった。
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