最近、株価が1日に数千円単位で乱高下する「ジェットコースター相場」となっている(KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)
私はMarketWatchに寄稿したオピニオン記事で、米連邦準備理事会(FRB)は何を待っているのかと問いかけた。FRBは失業対策にもっと注意を払うべきだ。現在発表されている解雇の情報により、10月までに失業率が5%以上に達する可能性がある。失業率の上昇、PCE物価指数(アメリカ国内個人消費物価の平均的上昇を示す指標)の低下、米国債利回りの急落を踏まえ、FRBは今すぐ行動し、8月下旬のジャクソンホール会議 [1]前に0.5%の利下げを実施するべきだ。
[1] ジャクソンホール会議
カンザスシティ連邦準備銀行が主催する世界各国の中央銀行総裁や財務大臣、学者、金融市場関係者が参加して、経済政策について議論する重要なイベント。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演は金融市場から非常に注目されている。
日本のキャリートレードは今週の株式市場の動揺を引き起こした。日本の投資家は、米国債の高利回りと日本の同等の金利との比較で、米ドルの対円価値の上昇から利益を得ていた。しかし、不況の恐れが高まる中で、米国債の利回りが急落し、日本のキャリートレードが一時的に解消され、日経225が5日に12.40%急落し、6日に10.23%回復した。さらに、8月はウォール街と欧州の投資家らが休暇中であるため、市場の変動が続くことが予想される。
以下は、最も重要な市場ニュースとその意味についての要約。
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