外国為替市場で円が対ドルで上昇し、6日の東京市場で一時1ドル=151円台を記録した。これは2024年12月以来、約2カ月ぶりの高水準であり、市場では日銀の追加利上げ観測が広がっていることが背景にある。
日本経済新聞によると、日銀の田村直樹審議委員は6日、長野県松本市で開催された金融経済懇談会で「中立金利は最低でも1%程度だろう」「2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが必要だ」と述べた。この発言が報じられると、市場では日銀が追加利上げを検討している可能性があるとの思惑が高まった。
日銀は1月の金融政策決定会合で、政策金利の誘導目標である短期金利を0.25%程度から0.50%程度に引き上げたばかりだ。このさらなる利上げ継続の姿勢が示されたことで、日米の金利差が縮小するとの期待感が生まれ、円買い・ドル売りが進行した。
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円上昇一時151円台 日銀追加利上げ観測が背景
外国為替市場で円が対ドルで上昇し、6日の東京市場で一時1ドル=151円台を記録した。これは2024年12月以来、約2カ月ぶりの高水準であり、市場では日銀の追加利上げ観測が広がっていることが背景にある。
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