一部の研究者によると、特定の人の腸内に潜むウイルスが脳内の神経伝達物質に影響を与え、ジャンクフードを食べたときにセロトニンやドーパミン(いわゆる「幸せホルモン」)が通常より多く分泌される可能性があるそうです。つまり、このウイルスに感染していると、自分の意思とは関係なく、ポテトチップスのファミリーパックをやめられなくなるのかもしれません。
この新たに明らかになった「腸と脳のつながり」は、食べ物への依存の一因を説明できる可能性があります。ただし、「食物依存症」という概念自体はまだ議論の的となっており、専門家の間でも意見が分かれています。今回の研究結果は、科学誌「Nature Metabolism」に発表されており、人間の腸内細菌を移植された動物を使った実験に基づいています。しかし、このウイルスが具体的にどのように食欲に影響を与えるのかは、まだ解明されておらず、さらなる研究が必要とされています。
それでも、このウイルスの発見によって、ジャンクフードの過剰摂取を防ぐための検査や治療法の開発が進む可能性があります。慢性疾患との関連が指摘されている超加工食品は、アメリカ人の1日の総摂取カロリーの半分以上を占めており、多くの製品には砂糖や合成添加物など、健康に悪影響を及ぼす可能性のある成分が含まれています。
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