中国の「展覧会事情」は凄まじい。写真(左)は混乱した会場に駆け付けた鎮圧要員。(右)は「暴力を受けた」と抗議する出展業者。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)
この頃、華人圏のSNS上には中国国内の「展覧会事情」に関する投稿をよく見かける。
各企業は、ブース料を払って出展したものの、会場はガラガラで来場者がほとんどいなかったり、人がいてもサクラ(偽の客)だったりする。出展者が「主催側はブース料を取るだけが目当てだ」と抗議するものの、武装した警察によって鎮圧される事件が起きているようだ。
また、一部の展覧会場では、押し寄せる来場客がまるで「集団強盗」になったかのように、展示してある商品を手当たり次第に強奪していく無法地帯にもなっている。
- 江西省:「ガラガラの会場」に抗議する出展者
- 福建省:会場は「サクラ」だらけ、抗議すれば暴力
- 河南省:「まるで盗賊だ」群がる来場者が略奪行為
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中国・商品展覧会の恐るべき実態 ガラガラ会場にサクラ客、展示品を奪う「集団強盗」まで
中国の「商品展覧会」は無法地帯となる。出展者からブース料を取るが、会場はガラガラ状態だったり、人がいてもサクラだったり。客に略奪もされる。
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