「今日はすべての善良な国民にとっていい日だ。国の再建が始まったのだ」。南米アルゼンチンで11月19日夜、大統領選の決選投票が行われ、経済学者ハビエル・ミレイ氏が当選した。当確発表後の演説でミレイ氏がこう語りかけると、首都ブエノスアイレスは歓喜に沸いた。
中央銀行廃止など破天荒な政策提言で「アルゼンチンのトランプ」の異名を持つミレイ氏は、物価高騰や政治腐敗に対して大胆な改革を図ることを明言している。
政府の介入を最低限とし、個人の自主性を重視するリバタリアン(自由至上主義者)政権がラテンアメリカに誕生する。アルゼンチンのみならず、左派政権の多いラテンアメリカ全土に波紋を広げそうだ。長年の財政赤字やインフレ問題を抱えるアルゼンチンを、どのように舵取りしていくのか。
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