マレーシア人歌手、Namewee(黄明志)氏による、中国共産党体制を揶揄する新年の歌「龍の継承者(龍的傳人)」(NameweeさんのFacebookより)
侯徳健作詞作曲の歌曲「龍的傳人(龍の継承者)」ができたのは1978年である。
歌の生まれは台湾であるが「まだ実際に見たことがない長江の美や、黄河の壮大さを、私は夢に見ている」というような(台湾人から見た)大陸への郷愁を誘うフレーズもふくまれているため、台湾を懐柔したい中共当局もこれを歓迎した。
こうした背景もあって「龍的傳人」は、80年代の初めから大陸中国でも広く愛唱される一曲となった。中国人にとっては、もはや懐メロの代表曲と言ってよい。
そのタイトルにもある「龍的傳人」は、龍に象徴される中華民族を指す。
歌詞の原義は、作者の侯徳健氏が、今から124年前の義和団事件(1900)に関連して、欧米諸国と日本の八カ国連合軍が清朝の北京を占領した歴史からインスピレーションを得たとされる。
したがって、元の歌詞そのものは、今につながる現代史や政治的異見を示唆したものではない。
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