このごろ中国では、当局のプロパガンダ動画へのコメント欄が荒れている模様。ネットユーザーは「中指立て」運動を巻き起こしている。(中国国内の情報を発信する、著名なツイッターアカウント「李老师不是你老师」より)
手の甲を相手に向けて「中指を立てる」ハンドサインは、その相手に対する最大級の侮蔑表現である。もとは米国が発祥らしいが、近年では中国でも一般に知られるようになった。
このごろ、中国版TikTok(抖音)などのプラットフォームに投稿された官製のプロパガンダ動画に対して、ネットユーザーからのコメント欄がひどく荒れている模様だ。
それらの動画は、内容的には「良いことだらけ」である。中国語でいう「正能量(プラスエネルギー)」を前面に出したものだが、それについて「どうせ嘘っぱちだろう」というネットユーザーの反発が大きな潮流になり、無数の「中指立て」につながっているらしい。
つまり、中国のネットユーザーは、中共の官製プロパガンダに対し「中指を突き立てる」ことでブーイングを示しているのだ。
当局による厳しい検閲下にある中国で、人々は自分たちの不満と当局への不服従を表すものとして、やや品位には欠けるが、この「中指立て」を使っているという。
中国国内の情報を発信する、著名なツイッターアカウント「李老师不是你老师(李先生はあなたの先生ではない)」は19日、「人民は自撮り画像をもって、自らの態度を表した」とする投稿をした。
【続きはこちら】
◎合わせて読みたい:
◎おすすめ:
◎トップニュース:
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます