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高智晟著『神とともに戦う』(53) 道義が私を突き動かした③
撤去される前の黄じいさんの家は、人民大会堂から3キロほどの所にあった。その家が破壊される数週間前、人民大会堂には3千人近くの人民代表が集まり、私有財産を「憲法」の保護に入れるべきだと高らかに叫んでいた。しかし、人民代表の興奮と比べると、人民大会堂の外は一切が冷めていた。
平和的な中国公民の合法的な私有財産である住宅は、あいも変わらず旧態依然とした官業癒着の者らによって、彼らの好きな時に、彼らが狙いをつけた場所を、事前に口裏を合わせておいた「理由」にかこつけて、無理やり撤去するのだ。先祖代々住み、そこで生活してきた我が家。やくざ同然の暴力的な、結託した官僚と業者による野蛮な破壊行為を受けたその家の所有者は、昔と変わらず、声を張り上げて泣き、訴える所すらないのだ。黄じいさんのこの1年の境遇は、それを証明していた。
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