中国の「一帯一路」の一部であるコロンボの建設現場で働く中国人労働者。2020年2月24日に撮影(Photo by ISHARA S. KODIKARA/AFP via Getty Images)
前回:【菁英論壇】イスラエル悩ますハマスの火海戦術 中共は米国への新戦術をテスト(1)
- 「一帯一路」の真の目的は中東の混乱をもたらすことにあり、損失を恐れない
「大紀元時報」の総編集長である郭君氏によれば、中東政策は自らの利益を最大化する、中共にとって重要な対外政策の一部となっているという。
これは毛沢東の思想「世界が混乱すれば良い」という考えとも似ている。敵が混乱するほど、扱いが易しくなるというのである。その敵とは、もちろん米国で、中共の中東政策の主要な目的の1つとして、米国主導の国際秩序の打破が挙げられる。
過去10年での中国の「一帯一路」プロジェクトへの投資は、合計で1兆ドル(約149兆円)に達している。
「一帯一路」プロジェクトのピーク時は2017年であり、その後の投資は徐々に減少し、昨年は約400億ドル(約5兆9942億円)であった。
その戦略は、先に地政学的な影響力を築き上げ......
【続きはこちら】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます