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周成漢という子供も、鄒偉毅と同じように薬の過剰投与が招いた医療事故に遭い、同じように両耳の聴覚を失なった。そして、同じように私が裁判で弁護をしたが、この子は偉毅くんほど幸運ではなかった。
周成漢に一生残る障害を残した病院側の代理人を務めたのは、なんと衛生局の局長であった。もしこれが文明的な国であったなら、その傲慢で恥知らずな態度に身震いするに違いない。局長は法廷で公然と、「お前らには絶対勝たせない。万一、そのガキが勝訴しても、俺がこの地位にいる限り、お前らは一銭たりとも手にできないからな」と吐き捨てたのだった。これを聞いた子供の祖母はその場で気絶してしまい、法廷から運び出されたが、間もなく息絶えてしまった。
この裁判は3~4年かかったが、困難を極めた。
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