弘法大師・空海の最高傑作と言われる風信帖の冒頭部分(パブリックドメイン)
毛筆で文字を書いて表現する芸術を、中国では「書法」といい、日本では「書道」と呼んでいます。
つまり日本では、茶道や香道、あるいは各種の武道などと同じく「道」の一字をつけることで、技術ばかりでなく、精神性の高さを求めて、どこまでも精進する道(みち)であることを示しています。
「道」の一字をつけて呼ぶものは、多くの場合、練習とは言わず「稽古(けいこ)」と呼びます。稽古とは、すなわち「古(いにしえ)に稽(かんがみる)こと」。つまり、伝統に対して私見や自己流を一切入れず、まずは無条件に習うことが求められるものです。書道も同じく、創作的な現代書道に進む前に、徹底した臨書で基礎を積むことが不可欠になります。
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