4月11日のブログ =「顎関節症いろいろ」= の話題に戻ります。
4月始めの頃、顎関節が関与する症状でお客様が来室しています。
1草取りをした後、立つのがスゴく辛い。
2歯ぎしり
3奥歯が噛み合わず、カクカク音がする
4耳鳴り
5パソコンでうつ?=「会社を辞めたい」
最初はHさんの事例。
1草取りをした後、立つのがスゴく辛い、の事例ですが、
この症状、ふつうは足腰の問題と考えるのが妥当ですよね。
Mさんには、歩行にふらつきも見られました。
最初にMizは、足腰の問題と考えて施術しました。
しかしながら、「草取り姿勢から立ち上がる」という動作に時間がかかり、辛そうな様子には改善が見られませんした。
「う~む、・・・なぜだ?」
思いを巡らして、ふとHさんの話を思い出しました。
「もう半年も歯科治療に毎週通っていて、イヤになる」という話。
歯科治療によっては、顎関節が変位することがあります。
ごく稀に、下顎が下垂し、頭が前下方位することもあります。
Hさんの顎関節の変位を見るため、口を開けていただくと、
口が大きく開きません。
しかも、下顎(あご)がワナワナと震えるではありませんか。
ゾ~ッとしました。・・・これは、タイヘン!
Hさんの顎関節にズレが生じ、なおかつ下顎が下垂している状況になっていたのでした。
首が前に出て、頭蓋も前下方に変位している状況。
・・・「立ち上がり痛」の原因は、これかもしれない・・。
顎関節の歪みと下垂、および
頭蓋の前下方変位を修整する整体施術を行ったあと、
Hさんに、再度、
「草取り姿勢から立ち上がる」という動作をしていただき、
「あ、前より楽に立ち上がれる」
とのお墨付きをいただきました。
口を開けても、下顎(あご)がワナワナと震えなくなりました。
下顎と一緒に頭蓋が下垂すると、
しゃがみ姿勢から立ち上がる時に辛いのは、何故か・・?
・・その理由は、下のモデル図から推測して下さい。
この辛さは、自分の体で実験してみると体感できるかもしれません。
しゃがんで、草取り姿勢になったら、
お尻の方に重心を乗せ、
首を前に出し、頭をグ~ッと下に下げて、下顎を右か左に捻ってみて下さい。
それから、立ち上がって下さい。
・・どうですか?・・スッと立ち上がれますか?
<注> 実験は1回のみです。何度も実験すると姿形が変わります。
半年も歯科治療を続けているHさんに、Miz は言いました。
「もし、まだ治療が長く続きそうなら、
別の歯医者さんにかかって、セカンドオピニオンを聞いてみたらどうでしょうか?」と。
・・・皆さんも、そう思うでしょ、・・・ね。
<追記>
数年前に、パーキンソン病の方が来室したことがあります。
その方は、頭・首が前下方に変異し、
大きく口を開けることができず。
口を大きく開けると、下顎がワナワナと震えました。
当時のMiz は、その方の顎関節症を整体することができず、
残念で悲しい思いをしました。
Hさんが口を開いた時、その方と同じ症状を示したので、
Miz はゾ~っとしたのでした。・・・・・。
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