顎関節症の話を4月11日から始めたのですが・・、更新が遅れがち。
1草取りをした後、立つのがスゴく辛い。 2歯ぎしり
3奥歯が噛み合わず、カクカク音がする 4耳鳴り
5パソコンでうつ?=「会社を辞めたい
今日は、上の事例のうちの「No4 耳鳴り」です。
耳鳴りで来室したSさん(54歳 女性)は 、
3年前から大きな耳鳴りに悩まされ、夜も眠れないと言います。
地元の病院をめぐり、今は東京の病院をめぐって治療中。
しかし、耳鳴りは一向に収まらず、、、。
そんなSさんが、田舎の小さなMiz 整体室に、よくもまあ来る気になったわね。
Sさんには、はっきりと申し上げました。
「Sさんの耳鳴りは、Miz 整体で治る保証はありませんよ」と。
Sさんは、3年も治らずにいるのだから、と承諾しながらも、
「せめて、睡眠薬を飲まなくても眠れるようになりたい・・・」と。
Sさんの耳鳴りは、顎関節の歪みが関係しているように思いました。
顎関節の歪みは、頭蓋骨と下顎骨と頚椎の3つの骨格組織が関係していて、その組み合わせの歪みです。
ターゲットは、耳穴の下にある 乳様突起と下顎の外側縁 の間が圧縮され変位している問題で、そこにアソビが無いために、内部組織が圧迫を受け、その動きに異常が現れているのではないかと推測されました。
Sさんの場合、顎関節(頭蓋と下顎と頚椎の相互関係)を修整する必要がありそうです。
しかし、Sさんの体は全身が非常に硬く、体の硬さ、特に首周辺の硬さをほぐさないと、顎関節の歪みを修正することは難しい。・・これには日数がかかりそう。
Sさんは、日数がかかることを承諾したにもかかわらず、
2回目の来室時には、「何の変化もありません」と言い、
3回目には(その日は顎関節の話を書き始めた4月10日)、一覧表を持ってきて、耳鳴りにさしたる変化がないことを示しました。
一覧表には、Miz 整体を始めた日から、耳鳴りの大小、眠りの状態、体調の変化などが、◯☓式で記されていて、メモ付きで一目瞭然。
・・・・成績表を見せられた感じで、参りましたね。。。。(Sさんはかつて、塾で英語の講師をしていたそうです)
7回目の5月1日、「耳鳴りはあるけれど、睡眠薬の量が半分に減りました」という報告を受けました。・・・整体効果がやっと出てきたワ。
そして、
8回目の5月17日。その日のMiz 整体が終わりに近づいた頃、
その時は、Sさんは側臥位で、耳から頸部にかけての施術中でしたが、
「あ、耳鳴りが消えた。。。。消えています」と。
~~~ ああ、やっと、辿りついたか・・・。
「このまま、耳鳴りはなくなるんでしょうか?」
「まだ耳周りの状態には問題があるので、再発すると思いますよ」
「では、2~3日後に、整体予約をとりたいんですが・・」
「予約は2週間後です。~~耳鳴りが消えることが分かったのだから、焦らずに直しましょ」
Sさんの「早く耳鳴りを治したい」気持ちは分からないではありません。
でも、体の組織は、時間をかけて変化します。
体に時間を与えて、ゆっくり治したほうが良いこともあるのです。
顎関節症の話を書き始めた頃は、Sさんの耳鳴りにはさほどの変化はなく、「耳鳴りに挑戦」という記事になりそうでしたが、
記事の更新が遅れたお陰で、
「耳鳴りの改善の兆しあり」の記事が書けました。・・・・よかった。
耳鳴りは、上に書いたように、耳だけの問題ではないことが多く、
治りやすいものと、治らないものがあります。
治らない場合は、気持ちを切り替えて、
耳鳴りと上手につき合うことが良策と、Miz は思います。
・・・・不興な音がいつも聞こえるのは、確かに辛いでしょうけど・・。
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