みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

歯科治療で下顎が下垂し・・/顎関節症の事例1

2013-04-29 | 舌 歯 口 のど 顎関節

4月11日のブログ =「顎関節症いろいろ」= の話題に戻ります。

4月始めの頃、顎関節が関与する症状でお客様が来室しています。

1草取りをした後、立つのがスゴく辛い。

 2歯ぎしり

3奥歯が噛み合わず、カクカク音がする

4耳鳴り

5パソコンでうつ?=「会社を辞めたい」

 

最初はHさんの事例。

1草取りをした後、立つのがスゴく辛い、の事例ですが、

この症状、ふつうは足腰の問題と考えるのが妥当ですよね。

Mさんには、歩行にふらつきも見られました。

最初にMizは、足腰の問題と考えて施術しました。

しかしながら、「草取り姿勢から立ち上がる」という動作に時間がかかり、辛そうな様子には改善が見られませんした。

「う~む、・・・なぜだ?」

 

思いを巡らして、ふとHさんの話を思い出しました。

もう半年も歯科治療に毎週通っていて、イヤになる」という話。

歯科治療によっては、顎関節が変位することがあります。

ごく稀に、下顎が下垂し、頭が前下方位することもあります。

 

Hさんの顎関節の変位を見るため、口を開けていただくと、

口が大きく開きません。

しかも、下顎(あご)がワナワナと震えるではありませんか。

ゾ~ッとしました。・・・これは、タイヘン!

Hさんの顎関節にズレが生じ、なおかつ下顎が下垂している状況になっていたのでした。

首が前に出て、頭蓋も前下方に変位している状況。

・・・「立ち上がり痛」の原因は、これかもしれない・・。

 

顎関節の歪みと下垂、および

頭蓋の前下方変位を修整する整体施術を行ったあと、

Hさんに、再度、

「草取り姿勢から立ち上がる」という動作をしていただき、

「あ、前より楽に立ち上がれる」

とのお墨付きをいただきました。

口を開けても、下顎(あご)がワナワナと震えなくなりました。


下顎と一緒に頭蓋が下垂すると、

しゃがみ姿勢から立ち上がる時に辛いのは、何故か・・?

・・その理由は、下のモデル図から推測して下さい。

 この辛さは、自分の体で実験してみると体感できるかもしれません。

しゃがんで、草取り姿勢になったら、

お尻の方に重心を乗せ、

首を前に出し、頭をグ~ッと下に下げて、下顎を右か左に捻ってみて下さい。

それから、立ち上がって下さい。

・・どうですか?・・スッと立ち上がれますか?

<注> 実験は1回のみです。何度も実験すると姿形が変わります。


半年も歯科治療を続けているHさんに、Miz は言いました。

「もし、まだ治療が長く続きそうなら、

別の歯医者さんにかかって、セカンドオピニオンを聞いてみたらどうでしょうか?」と。

・・・皆さんも、そう思うでしょ、・・・ね。


 <追記> 

数年前に、パーキンソン病の方が来室したことがあります。

その方は、頭・首が前下方に変異し、

大きく口を開けることができず。

口を大きく開けると、下顎がワナワナと震えました。

当時のMiz は、その方の顎関節症を整体することができず、

残念で悲しい思いをしました。

Hさんが口を開いた時、その方と同じ症状を示したので、

Miz はゾ~っとしたのでした。・・・・・。


 


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