パソコンでうつ？（会社を辞めたい）／顎関節症５

顎関節に関する話題５は「パソコンでうつ？」のMさんの事例です。

 

Mさん（男性　40歳）は昨年春、工場長に昇格しました。

それまでは、現場をくまなく歩く仕事でしたが、

工場長になった途端、パソコンとニラメッコの毎日で、

・・・昨年秋には、首がおかしいと言って来室したことがあります。

 

昨月、Mさんの奥さんが、Miz に相談を・・。

「ダンナが、会社を辞めたい、辞めるけどいいか？って、言っている。

きっと、ウツになってますね。・・センセイみて下さいませんか」と。

 

その後、Mさんが来室しました。

彼は椅子にドカ～ッと腰を下ろすと、ぶすっとした表情で

「奥さんに行け、と言われて・・」とひと言。

以前は、こんな人ではなかった。

・・Mさんは、整体中にも、仕事がらみの面白い珍しい話をいっぱい聞かせてくれて、楽しい整体時間でした。

なのに、今回は Miz の質問に答えるだけ。・・・ムスッとしている。

 

おそらく、パソコン作業が増えて、前回と同じく、

首が前に出て、アゴが下がり、そのため首肩が懲り、頭痛が出て、

目や頭の状態が不健康になっているのだろう、と考えました。

 

Mさんは、ぶっきらぼうに言いました。

「会社のパソコンが、小さくなったんですよ」と。

「どうしてかしら？ 経営の効率化ですかね？」

「さぁ・・」

 ～～パソコンの画面が小さくなったら、よけいに首が前に出るワ。

経営者は、それが社員の健康をダメにする！ってこと、分からないのかね。

 

Miz は、「噛み合わせを調べさせてください」と言って、

Mさんに口を開けていただき、上下の歯のかみ合わせ具合を調べました。

首が前に出て、下顎が変位していれば、噛み合わせに変位が現れます。

噛み合わせの変位は、下顎の位置、首の位置、肩や手の位置の変位の結果でもあります。

Miz 整体のターゲットは、それらの変位を正していく作業で、つまりは、Mさんの姿勢を正す作業と言えるでしょうかね。

 

Mさんの姿勢が変われば、仕事における負荷が減少するでしょう。

頭への血流も改善するでしょう。

それを願いながら、Miz は Mさんの整体を進めました。そして、

Miz としては、かなり満足のいく整体が出来た、と自己評価したのですが、

 

が、しかし、

次の予約日に現れたMさん。その顔を見ると、

前回と同じく、ムスッとしていました。～～～～ガッカリ・・。

「頭痛はとれました」と言っただけで、ブスッとした表情。

調べてみたのですが、Mさんの噛み合わせや、首の位置は改善が見られました。

 

にもかかわらず・・Mさんの表情は、まだ「会社を辞めたい表情」だったのです。

 

～～～顎関節の話、事例５ はここで終わりです～～～～

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これから述べる Mさんの話＝続きは、

顎関節の話ではありません。

 

Miz は最近、ちょっと面白い整体テクニックを開発中なのですが、

この新しい整体テクニックを、Mさんに行いました。

～～それが、見事に的中した話です。

        　　　　・・・次回に。