みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

滑舌が悪い・食べる動作がのろい、に関する考え方の提供

2013-06-16 | 舌 歯 口 のど 顎関節

「入れ歯と舌と歯ぐき」の話を書いたので、ついでにもう一つ。

皆さんは・・、

「食事がのろい人」は、その人の性格や食習慣のせいと思っていませんか?

「滑舌が悪い人」は、口を開けてはっきり話すトレーニングをすれば、治るんじゃないかと思うかもしれません、ね。

 

知人の家族と食事をしたとき、中学生のMさんが、

「私、食事がのろいので、いつまでも食べていて・・」と恐縮顔で言いました。

「早く食べようって一生懸命に食べてるんだけど、遅いの」と。

 

Mさんはまた、

「滑舌も悪くって、よくお友達に、

『えっ、何て言ったの?』『よく聞こえない。何だって?』って聞き返されることが多いの」とも言っていました。

 

滑舌が悪い人、食べる動作に時間が相当にかかる人には、

舌の動きが悪いからという理由が 潜んでいることがあります。

つまり、=舌の自由な動きを邪魔する何らかの阻害原因があって、

その原因のため、滑舌が悪かったり、噛んだり呑み込んだりに時間がかかるという理由です。

 

もしやMさんには、舌の動きを阻害する生理的な問題があるかもしれないと思い、

Miz の整体室に来ていただきました。

 

第一段階として、

Mさんの歯並びを調べさせてもらいました。

ほぼ問題はありませんでした。

第一段階に問題がなければ、第二段階に進みます。

 

第二段階は、下の歯の裏側の<歯並びと、歯肉と、舌>の状態です。

前歯から奥歯に向かって、歯の裏側をなぞるようにして調べます。

すると、奥歯部分で問題が見つかりました。

<歯並びと、歯肉と、舌>の関係に問題があって、舌の動きが阻害されていました。

 

問題部位を、やさしいタッチで修整します。

強い力や鋭い力を用いると、うまく修整することが出来ません。

~~この手法は、イソップ物語の「北風と太陽」の話に似ています、ね。

  北風が、旅人のマントを脱がせようとビュービュー強く吹けば、旅人はますますマントを硬く身にまとうという、あの喩え話です。

 

Mさんの 下の歯の裏側の <歯並びと、歯肉と、舌>に見られた問題を、

なぞるようなタッチで、2~3回にわたり修整しました。

一度ほど「オエッ・・」とむせる場面がありましたが、無事終了。


Mさんに、舌の動きに変化があるかどうかをお聞きしました。

Mさん、しばらくモゾモゾしてから、

オモシロイことを言いました、よ。

「アハハ、・・私が、舌の動きについていけない」って。

----------2~3時間もすれば、慣れると思いますよ。

   舌が動きやすくなれば、食事ののろさも少し改善するのでは・・と。

 

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 <お断り> 
「滑舌が悪い、食べる動作が遅い」という症状は、

原因が一つではなく、多くの原因が複雑に絡み合っているケースが多いと思われます。

従って、Mさんの舌の動きに関する事例は、一つの参考事例としてお考え下さい。全てに当てはまるものでは無いことを、お断りいたします。

なお、Mさんに行ったテクニックの説明は企業秘密ではありません。しかしオープンにすると、安易に真似事をされて危険を伴う恐れがあります。専門知識が必要なので、「滑舌に関する考え方の提供」という意味で、この記事を書かせていただきました。

 

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