妊娠8ヶ月のNさんが、切迫早産で来室しました。
施術前に、お腹の写真を撮らせていただきました。
Before
Nさんは3日前の診察で、産婦人科の先生から、
「子宮頚管が短くなっているので、来週、再診して、
同じ状態なら入院していただきます」と言われたそうで___。
「自覚症状は?」と尋ねると、
「お腹が張る。 お腹が硬く感じる。ちょっと辛いかな」でした。
触診してみると、お腹が下がり気味で、
恥骨の真上が、ぷくぷくして、膨らんでいることが分りました。
幸い、お腹の中心線が 右または左に片寄っていなかったので、
「Nさんの下垂したお腹の張りを取るのは、難しくはない」と判断しました。
Nさんには、立位の状態で、
腰をやや屈める、膝を曲げる、の軽い”妊婦さん運動”を指導しました。
Miz は、Nさんの運動を補助する役。・・・・10分足らずの運動です。
たったこれだけの”妊婦さん運動” で、
「信じられない、こんなに楽になるなんて!」と Nさん。
次は、ベッドに座っていただき、
Nさんの鼠径部と膝に行う施術です。
この施術については、一昨年の記事に詳しく書きましたので、
(注、参照の切迫流産は、妊婦さんが妊娠2ヶ月だったので、お腹はまだ膨らんでいません)
さて、施術後に、Mさんの写真を撮らせていただきました。
After
Nさんいわく、
「ああ、全然違う。お腹が全然張っていない、硬くない。
感動した!!」って喜んで帰りましたよ。
皆さんは、
Before と After の写真を見て、違いが分かるでしょうか?
Beforeは、腹や下肢筋の弱まりで、お腹の重みが下がりつつあり、
Afterは、下腹や下肢筋が、シッカリお腹の重みを支え上げています。
・・・筋力には、働く方向性があります。上方向とか、下方向とか。
・・・”妊婦さん運動” は、筋力の方向性を変える運動です。
一番大きな変化は、恥骨の真上の部分(下腹部)ですかね。
Beforeでは、恥骨の真上は、ぷくぷくした肉感がありましたが、
Afterでは、恥骨の真上は締まって、下腹部にそって横に走るような締まりが出来ました。
・・おそらく来週の再診で、Nさんが切迫早産で入院することはまず無いだろう、とMiz は思いますよ・・。
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切迫早産に対するMiz のテクニックや "妊婦さん運動" は、
そう難しいものではありません。
特にNさんのように、妊婦さんのお臍の正中ラインが傾いていない場合は、
その効果は50%以上になると思います。
正中ラインに傾きや異常がある妊婦さんの場合は、それを修正しなければならないので、助産婦さんには難しいでしょうが、それなりに効果はあると思います。
コツさえ掴めば、わりと簡単なテクニックなので、
産婦人科の助産婦さんなどに、このテクニックを教えたいなあ、
と思うのですが・・・・・、~~ だって、
・・・赤ちゃんは日本国の、いえ私たちの、宝ですものね。
教えて欲しい方、いらっしゃるかしら?
~~~~~ 追記 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Nさんのお腹を触診して、
Miz には「どうも腑に落ちない」ことがありました。
Miz は、通常の場合だと、 妊婦さんのお腹を触ると、
お腹の中の胎児の様子が、Miz の手に伝わってくるのですが、
Nさんの場合は、お腹のどこに胎児がいるか、感知できなかった。
何か膜のようなヌルっとしたものに妨げられ、伝わって来ないのです。
それが気になって、思わず Nさんに聞いてしまいました。
「赤ちゃんは、元気なの?」と。・・・すると、
「ハイ、赤ちゃんはとても元気です。先生もそう言ってます」
Nさんはニコニコッと笑って、赤ちゃんの名前も教えてくれました。
Nさんが帰ってからも、
「どうして、胎児の様子が感知されないのだろう?」
「お腹全体に、ヌルっとしたものが広がっていたのは、何故?」
と納得がいかなくて、Miz の頭に引っかかっていました。
「もしかして、別の問題が Nさんの胎児にあるのだろうか?」
などと、心配もして。。。。
今日、その疑問について、思い当たるフシが頭に浮かびました。
あのヌルっとした壁。。。お腹一面に広がっていたヌルヌル。
あれは、厚い脂肪の層だろう、と。
脂肪は電気が通りにくい。
なので、Miz の手の微弱なセンサー電流が拒否され、内奥に届かない。
~~~脂肪層が薄ければ、そこそこ、微弱電流は通過するはずだけど・・。
だとすれば、それは腹壁と表皮の間の問題で、
胎児に直接の影響はないだろうという判断。
少々ほっとしましたが、
・・妊婦さんにとっては・・!
この脂肪層、産後の肥満!!の問題になりますね。
じゃぁ、お腹の脂肪対策、どうすればいい?
「・・?・・・! ・・!!」
ふと思いついたテクニックを、自分の体に試してみました。
・・・・これ、グッド アイディア!!
-----------次回に----------
産婦人科のお医者さまを紹介していただく
②母親学級の講師をやる
③定期的に妊婦さんと接する保健婦さんを対象に
テクニックを教え、チェック項目に加えていただく
思いつきで書いてみました~。
先生の智慧や貴重な体験が
多くの方の役に立ちますように
痛いところを突かれてしまいました。
Miz は整体の仕事を始めるとき
「宣伝はせず、口コミだけで仕事をしよう」と決心しました。
Miz の整体法はユニークなので、どれほどの効果があるか疑問でした。副作用が出る心配も・・。もし本物ならお客様は自然に増えるし、本物でなければ、客は来ない。お客様の判定を、自分は甘んじて受けようと。
現在は、自分の整体法に自信を持つに至りましたが、
Mizは、自分を信頼し育てて下さっお客様を自分の宝として施術をしています。
人の役に立ちたい気持ちは山々ですが、
自分の城から飛び出して仕事をする気持ちには至りません。
・・せめてはと、ブログを通し外の世界に発信しています。
この「妊婦さん運動」についても、
「Miz 整体室に足を運んででもテクニックを学びたい。そんな人とめぐり逢えるかしら」という消極的な希望があって、書いたのですが、
・・こんなMiz は、臆病者かも? 高慢ちきかも? 我がまま者かも?
いろいろと、考えさせられるコメントでした。
ありがとうございます。
さしでがましい発言をしてしまい、
また、貴重なお時間をとらせてしまい、
大変申し訳ありませんでした。
外での活動をすることが、仮にあったとしたら、
そのときは、きっと、熟した実が木から離れ落ちるように
ごくごく自然に、そちらに向かうのでしょうね~。
私も、自分の仕事のありようを考えるきっかけをいただきました。ありがとうございます。
むしろ、・・こんな発言を寄せて下さる方がいるなんて、
とっても嬉しいことですよ。
心のこもった返信、ありがとうございます。
Miz はあのあと、いろいろ考えたんですけど、
「人の役に立ちたい気持ち」って、ボランティアの気持ちに似ていて、
そこには、他の人と共生する喜びとか実感があるからかな、って。
皆でワイワイ騒ぐのも、きっと同じ。
人は、一人ぼっちで生きることが、寂しいんでしょうね。
・・・Miz がブログを書くのも、そういう処にあるのかも、なぁ。
また、さしでがましいメールをお願いしま~~す。
見ました!
マタニティセラピストとして整体もやって
おります。
先生の施術を学びたいと思ってコメントしました!
私の施術に興味を持っていただき、ありがとうございます。しかも、現役の助産婦さんに興味を持っていただいたことは、大変うれしいことです。
乳腺炎や切迫流産に悩む女性は意外に多いのですが、この悩みに的確に対処できないのが現状のようです。私は日頃から、自分の施術法を助産婦さんに伝授できたらいいな、と考えておりました。日本中の妊婦さんに喜ばれる施術だと思っておりますので・・。
乳腺炎に対する施術はやや高級テクニックですが、切迫流産については数回の指導で施術法をマスター出来るかと思います。この施術法を学び、実践下さる助産婦さんが現れることは、私の喜びです。
しかしながら、施術法はマンツーマンでお教えしなければならない、というハードルがあります。斎藤様のお住まいや時間的な余裕などについてお知らせいただければ、具体的な提案が出来るかと思います。
個人情報にも関わるので、私あてにご要望に関するより詳しいメールをいただければ幸いです。このブログの続編「Miz整体 レポート」http://mizroom-tayori.blog.jp/archives/cat_524466.html
を開いていただくと、右下の方に、「メールお問い合わせ 送信フォームへ」のコーナーがありますので、そこからメールをお送りください。
よろしくお願いいたします。