今日の話題は <乳腺炎・もう一つ別の原因>です。
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昨年10月、Yさんは念願の男の赤ちゃんを授かりました。
育児は思いのほかの重労働で、「腰、首、背中、股、膝が痛い」と。
中でも辛いのは繰り返し発症する「乳腺炎」だそうで、
お乳を飲ませることも出来ず、38度の熱が出て辛かったと言います。
繰り返すUさんの乳腺炎に、Miz 整体がとても効果があったそうで、
今日はMiz整体の立場から「乳腺炎」の話をします。
乳腺炎とは、乳腺(お乳の通路)に母乳が詰まったり溜まったりする症状です。
「うっ滞性乳腺炎」は、乳腺に炎症が出ている症状。
「化膿性乳腺炎」は細菌に感染し、血が混ざったお乳が出たり高熱が出ます。
Yさんは出産直後の11月、12月に早々と乳腺炎を発症したそうです。
「ものすごく痛くて、赤ちゃんに触られるのも辛い」ほどの痛み。
38度以上の熱が出たというから「化膿性乳腺炎」に進んだのでしょう。
病院での治療は、かっこん湯と抗生物質の点滴治療。
・・・乳腺のシコリがとれるまでに3~4日かかったそうです。
Yさんは、
「お乳が赤くなって固くなった程度(うっ滞性乳腺炎)で病院に行くと、どんなに痛くても、点滴などの治療はしてもらえない」と不満を漏らしていました。
母乳に抗生物質が混じってしまうと、赤ちゃんには好ましくないので、いたし方ないでしょう。
「うっ滞性乳腺炎」の場合、その対策は一般に、
1 ひたすら赤ちゃんに授乳して、乳腺の通りを回復させること、
2 乳房 マッサージ(熱があれば冷マッサージ、熱がなければ温マッサージ)
・・・1,2とも、めっちゃ痛いそうです。
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さて、Miz 整体の話に入りますが、
Yさんが「腰、肩、首、背中、膝、手首が痛い」と言って来室したのは、
出産して2ヶ月後の、12月の末でした。
育児の大変さが、Uさんの腰や背中に現れていました。
特に、右腕~右胸の肋骨にかけては、かなりの変形が認められました。
~~多分、右手で赤ちゃんを抱っこしているせいでしょうね。
赤ちゃんの重さが右腕、右肘、右肋骨(胸)に負荷をかけ、骨格的な変形をもたらしていました。
「この肋骨だと、乳腺炎になるかもよ」とMiz が言うと、
「もう2度も乳腺炎になって、高熱を出しています」とUさん。
肋骨(=胸筋)の歪みは、肩・腕・肘・手首の筋肉の使い方によってもたらされます。~~赤ちゃんを支える腕の歪みと胸の歪みは同期しているの。
なので、肋骨(胸)の歪みを治すには、その前に肩・腕・肘・手首の歪みを治さなければなりません。
肩・腕・肘・手首の整体治療はそれほど痛くはないのですが、
肋骨の整体は、非常に痛い!
「かなり痛いけど、我慢して下さいね」と言わざるを得ません。
Uさん、『痛いっ!」と、美しい顔をしかめながら、我慢しましたよ。
母は強し。・・「母乳を飲ませたいもの・・・」と。
それから5ヶ月経った5月に、再びYさんが来室しました。
今度の来室目的は?・・・と聞くと、
「この前の整体が、乳腺炎に効くように思うので、お願いします」と。
Yさんの話によると、
「11月,12月と、2回乳腺炎を繰り返して、
12月に整体をしてからは、3ヶ月間は乳腺炎が起こらなかったんです。
3月~4月にかけては、4回も乳腺炎を発症した。
3ヶ月間発症しなかったのは、整体のお陰かなぁと思って・・」
と、そう考えたそうです、
おそらく、おっしゃる通りだと思いますよ。
乳腺炎の原因は、食べ物、ストレス、疲労、と一般に言われています。
母乳は母親の血液から作られているので、乳腺が詰まりやすくなる食べ物は、授乳期は避けるように指導されます。~~~Yさんも、病院で、
「生クリーム、もち米、脂の多いものを摂らないように」と言われました。
Miz は、もう一つ別の原因を考えています。
それは、肋骨や胸筋の変位変形という原因です。
乳腺炎:もう一つ別の原因
乳房は、肋骨の上に位置しています。
肋骨が歪み変形している(=各肋骨の間隔が不揃いで、かつ凸凹がある)場合、
肋骨に付着している筋肉も、乳房も歪み変形しているはずです。
乳房の中を走る乳腺も、蛇行したり圧迫されていることでしょう。
・・・すると、乳腺を通るお乳は、詰まりやすくなるでしょう。
この逆のことが言えます。
肋骨の変形が修整されれば、その上にある乳房の変形も修整されます。
それに伴い乳腺の蛇行も修整されるので、お乳の流れも良くなる。
・・・すると、乳腺炎の発症が少なくなるという結果が現れます。
Yさんが、整体後しばらくの間乳腺炎を発症しなかったのは、この理由が当てはまるのではないでしょうか。
そして3ヶ月後に再び乳腺炎を発症したのは、Uさんの体に育児の負荷がかかり、肋骨(乳房)が再び変形してきたからではないでようか。
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それから1ヶ月後の6月に、Yさんがまた来室しました。
「先月は一度も乳腺炎にならずに済んだんですよ。なので、
お乳をあげている間は、毎月1回、ここに来てもいいですか」と。
しかしこの日のYさんは、腱鞘炎を発症していて、・・それも治療。
・・Mizも、子育て中に腱鞘炎になって、痛い思いをしましたっけ。
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乳腺炎をもたらす胸の変形は、赤ちゃん抱っこの影響大でが、
腱鞘炎も、赤ちゃん抱っこの疲労が大きな原因。
そこで、「赤ちゃんを抱っこするコツ」をYさんに指導しました。
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