みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

すべって 転んで 手をついて‥‥結果は、

2013-10-25 | 子どもの整体

「すべって転んで手をついて」はよくあるうっかり事故で,

このため、手首を損傷したり肘を傷めたりする人がいますが、

Miz 整体室には、肩をやられた人が2名来室しています。

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一昨日、来室したAさんは、

月に1~2度は山に登るという「山ガール」。

先週、登山中にすべって転んで、その時右手をついて、

「右手が、まだ、シビレているようにピリピリしている」と。

 

転んだ拍子に手をついた結果、手全体がシビれているという症状。

「おやおや、 Tさんと同じ症状が出ている」

と思いました。

Tさんも、夜中にトイレに行こうとして、すべって転んで、

その時、両手をつき「両手がビリビリしている」という症状があります。

Tさんの話は、先日のブログに書きました。

  ブログ「夜中のトイレで転倒し・・」参照。

 

AさんもTさんも、シチュエーションは似ています。

Tさんの場合は、両手を強くついた結果、

両肩が後方へ変位してしまい、そのため、手にビリビリ感がある状況でした。

Aさんの場合も、おそらく、右手をついた勢いで、

右肩が後方へ変位してしまい、そのため、手がビリビリしているのではないかと思ったのですが・・・、

 

しかし、Aさんの右肩の変位と、Tさんの変形とは 逆バージョンでした。

● Tさんの場合は、手をついた拍子に、

肩甲骨が後方に押し出されて、変位しました。

腕の力が肩甲骨を後方向に押し、

一方、倒れるときの体の重み力は前方向にが働いたためしょう。

● Aさんの場合は、手をついた拍子に、

腕(上腕骨)が前に押し出されて、変位しました。

腕の付け根部分に腕の力と体幹の重みが集中したようです。

 

 二人の、体にかかる力の方向の違いを、図に描いてみましたが、

違いが分かるかしら・・・ね。


Aさんの場合は、手をついた時の衝撃が小さかった分、

肩関節の変形も小さかったので、1回の整体でほぼ回復しそうですが、


Tさんの場合は、一瞬、失神するほどの衝撃を受けているので、

その分、変形が激しく、回復には時間がかかりそうです。

・・・Tさんは、顔にも衝撃を受けていて、

「左の鼻骨が、右よりも上に上がっている」という変形がありました。

転んだ時に左鼻を打ち、それで左鼻骨が上がり、鼻血が出たのでしょう。
鼻骨は軟らかいので、変形しやすいのですが、

変形からあまり時間が経っていないので、ほぼ左右対称になりました。

しかしまだ、体のいろいろな部位に損傷が残っています。

 「長くかかるのは覚悟の上」とTさんは言いつつも、

イライラと焦っている様子が目に見えて・・・。

 

AさんもTさんも、一瞬の衝撃が、長く尾を引いています。

それで、Miz は時々首をかしげてしまうのですが、

例えば交通事故で、「全治3週間のケガ」などとよく耳にしますよね。

あの大きな衝撃で受けた損傷が、3週間で治るのかなぁ・・と。

~~~「今日も事故にあいませんように」

~~~ 

 


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