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宇佐山城

2013-04-07 10:38:35 | 滋賀県
 宇佐山城

2013/3/26

滋賀県大津市のお城めぐり

 森三左衛門可成が築城し、浅井・朝倉連合軍の攻撃で討死したお城

≪ お城の概要 ≫

城名: 宇佐山城
よみ: ウサヤマ
別称: 志賀城・志賀の城・志賀要害
所在地: 滋賀県大津市南滋賀町776-2
現状: 山・NHK中継基地
築城年代: 元亀元年(1570)
築城者: 森可成
形式: 山城
遺構: 本丸・二の丸・三の丸・腰曲輪・石垣・横堀・土橋
規模: 45m×170m、標高336m
文化財:
訪城日: 2011/8/31・2013/3/26


≪ 訪城記 ≫

大津港有料駐車場から宇佐山城の前にある近江神宮へ向かう。

大津港前にある市営有料駐車場を出て、大津港口交差点信号を右折、国道161号西近江路を琵琶湖沿いに北上、柳が崎交差点信号を左折、神宮道を西進、湖西線を越えて京阪電鉄石山坂本線の踏切を越えたら近江神宮です。近江神宮前の道を横断して、まっすぐに神宮内に入って行くと参拝者と保育園利用者用の無料駐車場があります。ここに車を駐車させてもらう。

この駐車場の奥にある「よいこのもり保育園」の入り口の左脇に小路があり、宇佐八幡宮の参道入り口へつながっている。
急な参道道を登って行き国道161号西大津バイパスのトンネル上を通って宇佐八幡宮入り口前の分かれ道を右へ曲がり、小さな社殿前を通って進むと、大きな案内板と志賀小学校の生徒さんが造った小さな案内板がたくさんあり、道に迷うことはない。
大きな案内板のあるところから尾根道に入り登ること約20分で本丸下に着く。
見上げると石垣跡があり、興奮して道から外れ、そのまま直登してしまい苔むした石垣を近くで見入ってしまいました。石垣に右わきを登るとNHKの中継基地があり、その西側の削平された場所に石垣の残骸が散乱しています。北側には横堀らしき溝のある道を東へ歩き、中継基地へ登る階段を登ると本丸跡です。本丸跡には何もなく中継基地があるのみです。
南へ行くと一段下がった削平地があり、なにやら鉄条網で囲った場所があろました。二の丸の南端から下の腰曲輪へ降りていくと、2段目の曲輪のある西壁に苔むした石垣が残っています。
本丸へ引き返し、階段を下りた北側に土橋らしき入口を隔てた三の丸があります。ちなみに登山道を寄り道せずに登ると、ここに出ます。三の丸も削平されていて、北側下に2段の腰曲輪があります。


≪ 歴 史 ≫

元亀元年 (1570) 近江国から京都へ入る山中越えと逢坂越えの道を確保するため、信長の命で森可成が築城する。
元亀元年九月、浅井・朝倉連合軍が坂本へ侵攻した際に、城主森可成は坂本へ討って出て討死する。
その後、明智光秀が城主となる。
元亀二年九月 (1571) 明智光秀は坂本城を築き、宇佐山城は廃城となったようです。


≪ 写 真 ≫


宇佐八幡宮参道入り口


宇佐山城登城口


本丸下の石垣


本丸北側の横堀


本丸へ登る階段


二の丸下の石垣


二の丸下の腰曲輪


本丸から三の丸へ入る土橋


三の丸


三の丸下の腰曲輪


宇佐八幡宮

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
京阪電鉄石山坂本線近江神宮前駅より徒歩40分。
<車>
名神高速道路大津ICを降りて北上し、国道1号、東海道本線を越えて打出浜交差点信号を左折、県道18号を西へと進む。琵琶湖ホテルを過ぎて大津港前を通り、国道161号西近江路を琵琶湖沿いに北上、柳が崎交差点信号を左折、神宮道を西進、湖西線を越えて京阪電鉄石山坂本線の踏切を越えたら近江神宮です。近江神宮前の道を横断して、まっすぐに神宮内に入って行くと参拝者と保育園利用者用の無料駐車場があります。


≪ 位置図 ≫

近江神宮駐車場


宇佐八幡宮


宇佐山城


紹介したお城の数 51城



近江の山城ベスト50を歩く
中井 均
サンライズ出版