お城へ行こう!

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箕作山城

2013-11-23 05:37:03 | 滋賀県
 箕作山城

2013/11/9

滋賀県東近江市のお城めぐり

 織田信長の上洛戦で落城した佐々木六角氏の支城

≪ お城の概要 ≫

城名: 箕作山城
よみ: ミツクリヤマ
別称: 清水城・箕作城
所在地: 滋賀県東近江市五個荘山本町
現状: 山
築城年代:
築城者: 佐々木政堯
形式: 山城
遺構: 主郭・曲輪・虎口・石垣・土橋
規模: 標高325.4m、比高210m
文化財:
訪城日: 2013/11/9


≪ 訪城記 ≫

自宅から箕作山城へ向かう。

自宅を出て国道8号を南下、東近江市に入り神崎中央病院前の清水鼻交差点信号を左折、東海道新幹線ガード下をくぐり、約300m進んだ道の右側に送電線の鉄塔があり、鉄塔の西側の道路脇に駐車スペースが少しある。ここに車を駐車する。

鉄塔の東側に南に入る道があり、資材置き場のような場所を通って獣除けの柵の扉を開け中に入り、ここから山頂を目指して人の通った跡を頼りに直登すること約35分、ようやく尾根道に出る。尾根道を東へ登り、途中には竪堀跡のような溝がいくつか見られる。
「平成の森」への案内看板のある分かれ道を南へ行くと、土橋があり、土橋を渡った先の頂上が箕作山城跡で登り口の虎口に石垣跡と土塁跡があり、山頂には鉄塔が建っている。
山頂から四方が良く見張らせて、最初の木々の間を抜ける直登からは想像つかないほどのギャップがあり、非常に気持ちよくなる。
山頂の東側に小さな曲輪跡があり、さらに東へ約20分行くと箕作城址碑がある。
もう一度、山頂に戻り、「平成の森」案内板のある尾根道を東へ行くと、またも鉄塔のあるところに大きな土橋があり、鉄塔を越えて進むと、道の右側に竪堀跡が見られる。
この道は遊歩道のような良い道なので、麓まで難なく降りられると思ったのだが、鉄塔のある丘付近から下へは、またも道がなくなり、送電線沿いの道なき道を降りることになってしまった。たどり着いた先は、登った入口の東側の獣除け扉で、結局登城口の鉄塔の場所に着いた。

ちなみに本丸跡の山頂の南に見える山が箕作山で、箕作山城のある山は清水山と呼ばれています。


≪ 歴 史 ≫

佐々木政堯が従弟六角高頼に対抗して清水山に築城する。
永禄十一年 (1568) 織田信長の上洛戦で、和田山城・箕作山城が攻められ、箕作山城には六角氏の家臣建部源八郎と吉田出雲守が籠城、佐久間信盛・木下藤吉郎・丹羽長秀らに攻められ落城する。


≪ 写 真 ≫


箕作山城の登城口


踏付け道


尾根道


尾根道沿いの竪堀跡


主郭手前の土橋


主郭虎口の石垣跡


主郭北西の土塁跡


主郭から東の小曲輪


主郭


主郭東の小曲輪


箕作城趾碑


東尾根道の大きな土橋


東尾根道沿いの竪堀跡


箕作山城全景

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線能登川駅から湖国バス八日市行きで約20分、伊野部バス停下車、山頂まで徒歩約30分。
<車>
名神高速道路八日市ICを降りて国道421号八風街道を北西方向に進み、野々宮町交差点信号を右折、大凧通りを北上、建部日吉町三叉路信号を斜め左折北上し、建部幼稚園の三叉路を左折、近江鉄道本線を越え、県道209号を道なりに進み、東海道新幹線高架下を通り、五個荘南交差点信号を左折、国道8号を南下、神崎中央病院前の清水鼻交差点信号を左折、東海道新幹線ガード下をくぐり、約300m進んだ道の右側に送電線の鉄塔があり、鉄塔の西側の道路脇に駐車スペースが少しある。


≪ 位置図 ≫

箕作山城


登城口


紹介したお城の数 150城



近江の山城ベスト50を歩く
中井 均
サンライズ出版