前回は、アダムの子供達について書いてみました。
こんにちは、ファーティマ松本です。
アダムの最初の子供は、男と女の組み合わせの双子。
男の子の名前がカビール。
二度めに産まれた子供も、初回同様男女の双子で、
男の子の名前がハビル(またはハビール)
でしたね。
前回は、ハビルと書いてしまいましたが、
ハビールの方がカビールと似ていて覚えやすいので、ハビールにしておきましょう。
(テキトー!)
クルアーンの中には、アダムの子供達の話は出てきますが、
二人の名前がカビールとか、ハビールとかというのは、書かれていません。
なぜなら、クルアーンは”歴史書”ではないからです。
実際に、何がどのように起こったのかは、ちゃんと知らせてもらえていますが、
その起きた出来事から、何かを学ぶのがクルアーンの重要な点ですからね。
巷にあふれる歴史書とは違い、起きた年月やら人の名前というのは大して大切ではありません。
では今回から、アダムの子供達の話から、何を学ぶことが出来るのかを
考えていこうと思います。
前回は、お兄ちゃんであるカビール君が、次女と結婚することになり、
次男のハビール君は、長女と結婚することになったと言いました。
でも、カビール君のお相手がハビール君のお相手と比べると
”可愛くない”という事で、むっとしてしまったわけです。
カビール君、心の中できっとこう叫んだのではないでしょうか。
「なんでだよ!ふざけんな!ずるいじゃあないかよお!」
自分の望んでいる物を得られず、他の誰かがそれを持って行ってしまうんですから、
憎たらしい事この上ないですよね。
お陰で、心がモヤーっとした感情に支配されてしまいました。
さて、さて、この誰かに対するモヤーっとした気持ち、、、
、、、このカビール君以前に誰か経験していませんでしたっけ?
そうです、
あの悪魔と化してしまったジン(イブリース)です。
イブリースは、一生懸命神様を崇拝し、天使と一緒にいられるほどの階位を与えられていました。
ジンの中では、超優等生だったわけです。
例えてみれば、平社員から副社長にまで登りつめたようなものです。
なのに、ある日いきなり神様が天使達に
「これから人間というものを創る。
彼らは、地球の代理者になる。
そして、私が自ら魂を入れるから、皆さんはその人間にサジダ(ひれ伏す)するように。」
というアナウンスをしました。
それを聞いてしまったイブリース、
せっかく副社長にまで登りつめたのに、
「なーんで、まだ何にもしていない人間というのが、そんな好待遇を受けるわけ?」
と苦々しく思い、
まだ創造されていないアダムに対し、モヤーっとした感情を抱いたのでした。
イブリースの反応に反し、天使達の反応はというと
「えっ、どうして人間なんてものをお創りになるのですか。
地球上で血を流すようになるのに。」と神様に問いました。
しかし神様が、
「私は、あなた方の知らないことを知っている。」と答えられた後は、
「あー、そうか、そうか。
神様には何か意図されるものがあるのか。」
と納得し、自分たちには分からない神様の知識の深さ、そして神様はなんでも知っていることに
より一層の尊敬を表します。
そして、実際にアダムが創造され魂が入った瞬間、彼らは全員一斉にサジダをしたわけです。
イブリースは、ご存じの通り、サジダをせず神様の怒りを買う事になってしまいました。
その結果、天国から追放されてしまったわけです。
イブリースとしては、面白い訳がありません。
あのアダムさえいなければ、と苦々しく何度も思った事でしょう。
「ずるい、ずるい、今まで私は天国にいられたのに。天使達と同じようにしていられたのに。
ずるい、ずるい、ちくしょう!」
そして、悪魔になってしまったイブリースは、あの手この手を使って
アダムとその子孫をどうにかして地獄に共連れしようと思うようになりました。
それはもちろん、アダムの子供達だって例外ではありません。
カビールのモヤーとした感情は、まさしくイブリースが経験したもので、
この感情ほど、人を迷わすのに最適なものはないのです。
この感情を使って、イブリースは、カビールを破滅に導くわけですが、
続きは、また次回です。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
=========================
アマゾンから電子書籍発売中!
『神様に一番近い人の頭の中身」
https://amzn.to/3rRmJlU
生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
「イスラム的現世の歩き方」
http://www.amazon.co.jp/dp/B01HQB2VPW/
イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
こんにちは、ファーティマ松本です。
アダムの最初の子供は、男と女の組み合わせの双子。
男の子の名前がカビール。
二度めに産まれた子供も、初回同様男女の双子で、
男の子の名前がハビル(またはハビール)
でしたね。
前回は、ハビルと書いてしまいましたが、
ハビールの方がカビールと似ていて覚えやすいので、ハビールにしておきましょう。
(テキトー!)
クルアーンの中には、アダムの子供達の話は出てきますが、
二人の名前がカビールとか、ハビールとかというのは、書かれていません。
なぜなら、クルアーンは”歴史書”ではないからです。
実際に、何がどのように起こったのかは、ちゃんと知らせてもらえていますが、
その起きた出来事から、何かを学ぶのがクルアーンの重要な点ですからね。
巷にあふれる歴史書とは違い、起きた年月やら人の名前というのは大して大切ではありません。
では今回から、アダムの子供達の話から、何を学ぶことが出来るのかを
考えていこうと思います。
前回は、お兄ちゃんであるカビール君が、次女と結婚することになり、
次男のハビール君は、長女と結婚することになったと言いました。
でも、カビール君のお相手がハビール君のお相手と比べると
”可愛くない”という事で、むっとしてしまったわけです。
カビール君、心の中できっとこう叫んだのではないでしょうか。
「なんでだよ!ふざけんな!ずるいじゃあないかよお!」
自分の望んでいる物を得られず、他の誰かがそれを持って行ってしまうんですから、
憎たらしい事この上ないですよね。
お陰で、心がモヤーっとした感情に支配されてしまいました。
さて、さて、この誰かに対するモヤーっとした気持ち、、、
、、、このカビール君以前に誰か経験していませんでしたっけ?
そうです、
あの悪魔と化してしまったジン(イブリース)です。
イブリースは、一生懸命神様を崇拝し、天使と一緒にいられるほどの階位を与えられていました。
ジンの中では、超優等生だったわけです。
例えてみれば、平社員から副社長にまで登りつめたようなものです。
なのに、ある日いきなり神様が天使達に
「これから人間というものを創る。
彼らは、地球の代理者になる。
そして、私が自ら魂を入れるから、皆さんはその人間にサジダ(ひれ伏す)するように。」
というアナウンスをしました。
それを聞いてしまったイブリース、
せっかく副社長にまで登りつめたのに、
「なーんで、まだ何にもしていない人間というのが、そんな好待遇を受けるわけ?」
と苦々しく思い、
まだ創造されていないアダムに対し、モヤーっとした感情を抱いたのでした。
イブリースの反応に反し、天使達の反応はというと
「えっ、どうして人間なんてものをお創りになるのですか。
地球上で血を流すようになるのに。」と神様に問いました。
しかし神様が、
「私は、あなた方の知らないことを知っている。」と答えられた後は、
「あー、そうか、そうか。
神様には何か意図されるものがあるのか。」
と納得し、自分たちには分からない神様の知識の深さ、そして神様はなんでも知っていることに
より一層の尊敬を表します。
そして、実際にアダムが創造され魂が入った瞬間、彼らは全員一斉にサジダをしたわけです。
イブリースは、ご存じの通り、サジダをせず神様の怒りを買う事になってしまいました。
その結果、天国から追放されてしまったわけです。
イブリースとしては、面白い訳がありません。
あのアダムさえいなければ、と苦々しく何度も思った事でしょう。
「ずるい、ずるい、今まで私は天国にいられたのに。天使達と同じようにしていられたのに。
ずるい、ずるい、ちくしょう!」
そして、悪魔になってしまったイブリースは、あの手この手を使って
アダムとその子孫をどうにかして地獄に共連れしようと思うようになりました。
それはもちろん、アダムの子供達だって例外ではありません。
カビールのモヤーとした感情は、まさしくイブリースが経験したもので、
この感情ほど、人を迷わすのに最適なものはないのです。
この感情を使って、イブリースは、カビールを破滅に導くわけですが、
続きは、また次回です。
今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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生きる気力を失っていた樹里の前に現れたのは、
サウジアラビアからの研修生、アハメッド。
アハメッドと同じ職場で働くうちに、樹里は今までとは
全く違う考え方というのがあることを知る。
幸せとは、
成功とは、
お金とは、
そして、イスラム教とは?
人生というものを、今までと違った見方で見られるようになった樹里は、
一歩を踏み出せるようになるのでしょうか。
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イスラム的な人生の処世術!
あなたは何のために生まれ、何をして生きていけばいいのでしょう。
人生の目的は?
せっかく生まれてきたのです。
神様に守られた平和な現世を歩きたくはありませんか。
そして来世では、天国に入って
”永遠に” ”幸せ” に暮らしたくはありませんか。
方法はとてもシンプルです。
今まで知らなかったイスラム教に出会える本です。
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