神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

神様の世界史48 ジェラシ~!

2023-02-17 03:49:22 | イスラム教
悪魔になってしまったジン(名前:イブリース)が、モヤーっとした感情を使って
アダムの子供達に忍び寄るお話を前回は書いてみました。

こんにちは、ファーティマ松本です。

アダムの長男であるカビールは、弟に対しモヤーっとした感情を抱いてしまったわけですが、
この感情、読者の皆様はもうなんだかお分かりですよね。

そうです。

”嫉妬”という感情です。
妬みと言ってもいいでしょう。
「ずるい、ずるい。あいつだけずるい。」
つまり、
「うらやましいー!」
といった気持ちです。

この感情は、なかなか厄介なものでありまして、
正直私も幾度となく思った事あります、「うらやましいなあ。」って。

例えば、この前ちょっとしたパーティーに行ったのですが、
そこで、うちの長女より少し若い(26歳くらい)の女の子がいました。

彼女はもう結婚して子供もいるのですが、お母さんの隣にぴったり座っていました。
そこにやって来たのが、、まだ中学生くらいの妹さん。
その妹さんが、2人の間に割って入ろうとすると、
「あんたは、向こうに行きな。
 私がお母さんの隣に座りたいの!」
と言ったんですねえ。

その時、私は思わず
「うらやましいなあ。」と思ってしまいました。
と言うのも、
我が家のお姉ちゃん達は、絶対にそんな事言いませんから。

やはり文化の違いなのでしょうね。
日本人の私に育てられたうちの子供達は、感情を思いっきり出すタイプではないんです。
いくらサウジアラビアで生まれて育ったと言っても、日本人特有の距離感を身に着けてしまっています。
だから、あまりぺたぺたしてこないし、
「大好き、大好き」なんて言ってこないわけです。
(ただ単に思っていないから、かもしれませんが。泣)

まあ、そんなこんなで、
「いいなあ、うらやましいなあ。」といった気持ちとは、結構仲良しなんです、私は。

しかし、これ、
実は、
とってもよろしくない感情なんでございます!!
(どの口が言うんだあ!)

預言者さん(平安あれ)は、こうおっしゃいました。
「妬みに気をつけなさい。なぜならそれは、あなた方の善行を滅ぼしてしまうから。
 まるで火が、草や木々を焼き尽くすように。」

そうです。
”妬みは、その人の善行を焼き尽くす”そうなんです。
せっかく、礼拝したり、断食したり、周りの人に良い態度で接しようと努力をしても
せーんぶ消えちゃうよ、という事ですねえ。

それって、ものすごく残念ではありませんか?
せっかく、一生をかけていろいろな事をやっていたのに、、ねえ。
ただ心の中で「うらやましい」って思っているだけ、、なんですけどねー。
どうせダメだったんだら、好きな物食べて、好きな事をして、やりたい放題やってればよかった!
なーんて思ってしまいそうです。

が、しかしながら、
そのただ心の中で思っている、という事態に大きな問題が隠れているのです。
何しろ
この妬みという感情が、全ての悪の根源であると言っても過言ではないからです。

人を妬み、羨み、ずるいなあ、畜生!
といった思いがどうして悪の根源であるのか、どれほど悪い事であるのか、
そして、どうしたらその感情から解放されるのか。
などを、カビールとハビールのお話から学んでいきたいと思います。

個人的にも、とっても重要なトピックですので(そうだろう、そうだろう)
ゆっくりと次回から書き進めていきたいと思います。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!

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