浄空法師説法研究

浄空法師の説法に学びながら、日本語に翻訳して紹介しています。

教育を本と為し、和睦を貴しと為す

2018-05-04 | 聴師父説


教育為本 和睦為貴
教育を本(もと)と為し、和睦(わぼく:親しみ仲良くすること)を貴しと為す

社会の動乱の根源はどこにあるのでしょうか?
それは個人の利益を第一に置いているからです。それで社会は乱れます。

どうすれば平和を取り戻すことができるのでしょうか?
第一の思いを人民の利益
に置くことです。そうすれば盛んになります。問題は解決します。

教育は根であり、根本は教育なのです。
国を治め、天下を平らかにするのも教育から始まります。

中国の『礼記(らいき)』、中国の四書、『大学』の中に説かれています。
修身(しゅうしん)斉家(せいか)治国(ちこく)平天下(へいてんか)(まず自分の身を修め、家庭をととのえ、国家を治め、そして天下を平和にするのである)。

どこから始めれば良いのでしょうか?
教学から始めます。

教学はどこから始めるのでしょうか?
父母に対する孝順(こうじゅん:父母に孝行し、よく従うこと)から始めます。

あなたが親不孝で、師長(しちょう:先生や年長者)を敬わないなら、どのように身を修めるのでしょうか?
身を修めてから家庭をととのえてこそ、あなたの家は幸福になり、八方円満になり、家族は仲睦まじくなります。

ですから私たちは事業を見るのに、その家族が盛んになるのか衰退するのかは、その家族の仲が良いかどうかを見ます。家族が仲睦まじければ、何事も繁栄する」(家和万事興)。その家族が仲睦まじいなら必ず家は盛んになり、朝から晩まで口論しているなら盛んになりようがありません。どれほど豊かであっても時間に限りがあり、長くは続きません。「和」は重要です。

宗教は和平、博愛の教育です。
その対象はすべての人です。

神の心は公平です。あなたが帰依したから神の加護があるのではありません。
あなたが良い人でも、神に帰依していなければ加護は得られない。
それは神ではありません。それは人です。

神はこう見ます。あなたはの心が良く、人々のために奉仕し、一切衆生のために奉仕するなら、神はあなたを加護します。神に求めなくても神はあなたを加護します。

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