散歩路地《サンポロジー》      毎日が発見! 身近な自然が見えてくる!


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 ☆ 世田谷の散歩道

 ☆ ネイチャークラフト

 ☆ 環境学習ゲーム

命名。トモエの丘!

2015-07-31 | きたかる自然学校
「あつい!」といっても、都内に居るよりはずっと涼しい。僕は今、仕事で小笠原に来ています。東京から南へ1000Kmの島ではありますが、東京よりは涼しいのです。

母島の定宿「ラ・メーフ」さんのデッキのテーブルで、メジロやイソヒヨドリの声を聴きながらブログを書き始めました。このところ仕事が忙しく、なかなかログをアップできなかったのですが、南の島に来て、物理的にも、精神的にも時間が取れるようになりました。ということで、今回は南の島の話…、ではなく、北軽井沢の話なんです。小笠原の話は、次に書かせてください。

さてさて、僕は夏に、涼しい北軽井沢で、「きたかる自然学校」を開講しています。
この学校には、決められたプログラムはありません。朝起きた時の天気と気分と体調で「クワガタ取りに出かけよう」とか、探検ゲーム(毎年スタッフが作る楽しいゲーム)に挑戦しようとか、川遊びに行こうなどなど、なんでもできるのです。仕事で疲れているお父さんは、昼食時に泡の出る飲み物を飲んで、涼しい木陰のハンモッグでお昼寝というのも有りなのです。とにかく、豊かな自然の中で自由な時間をそれぞれに楽しいでいただけるものです。「やりたいことがあるんだけど、自分だけでは…。」という方は、スタッフに言ってもらえば大丈夫です。やり方や、必要な道具など、できる限りの協力を指させていただきます。
開校期間は、8月7日~10日で、この間いつ来て、いつ帰ってもかまいません。費用も安く、親子4人で2泊3日程度過ごしても、3万円はかかりません。興味のある方は、このログに返信ください。

というわけで、あとは、小笠原に来る直前に、今年から手伝ってくれる新しいスタッフを連れて下見に行った時の様子を紹介させてもらいます。

まずは、浅間山。噴火警戒レベルが2になったというニュースが流れましたが、あまり変わりありません。山頂付近の白いのは、雲、それとも噴煙(水蒸気)?


こんな花が見られます。
ヤマオダマキ、ヤナギラン、

クサレダマ、イチヤクソウ


オナガシジミ。このチョウの撮影は、今回の僕目の標でした。


そのほかにも、こんなチョウが見られました。
アサギマダラ、エルタテハ

ミヤマカラスアゲハ、ミドリヒョウモン

そのほか、メスアカミドリシジミ、エゾミドリシジミ、キバネセセリなど、まだまだたくさんいたのですが、とりあえずこれくらいで…。

そしてトンボたち
モイワサナエ、タカネトンボ


なかなか見る機会の少ないこんな虫も。
コエゾゼミ、カマキリモドキ


そのほか、今回こんな場所を見つけました。伐採跡にカラ松が植林されているのですが、今は、トモエソウというオトギリソウの仲間がたくさん生えていました。そこで、ここを勝手にトモエの丘と命名しました。夜に星を見に来たら、きっと雄大な星空が眺められることでしょう。

トモエソウ、ミツモトソウ


このほかにも、鳥は、ゴジュウカラ、サンショウクイ、キビタキなどが庭を訪れ、毎朝リスがクルミを食べにやってきます。
こんな気分に浸りたい方は是非どうぞ!

ネイチャークラフト作品展にちょっと飽きました。 そこで、きたかる自然学校!

2014-08-17 | きたかる自然学校
ネイチャークラフト作品展の準備にちょっと飽きたので、気分転換に『きたかる自然学校』の写真整理をしてみました。
8月8日~11日の日程であったため、台風通過の最中。あまり外を歩き回りませんでした。
台風一過の最終日、やっとまともに外を歩くと、野山に暮らす生き物たちも同じ気持ちだったのでしょう、たくさんのチョウやトンボに会うことができました。

まずは小雨降る初日(8月8日)施設のすぐ周辺で撮った花の写真を紹介しましょう。

 
ヤマオダマキ 下ばかり見ているようなので覗き込んでみました(右) 2014-08-08 北軽井沢

 
オトコエシ(左)とコバギボウシ 2014-08-08 北軽井沢

ついでにちょっと寄り道

今年は、雨のため実施しなかったのですが、自然学校の期間中、朝早く『お散歩クイズ』と言うのが実施されます。
パブリックスペースの掲示板に、A4版の問題用紙が張り出されます。

たとえば


おさんぽクイズ問題 2012-07-27 きたかる自然学校

これは、一昨年の実施例ですが、朝早く起きた人が、早速この問題に挑戦します。最近は、スマホやデジカメの普及が進んだため、参加者は、この掲示をカメラなどに収め、周囲を探し歩くのです。
解答を見つけた人は、解答用紙に、名前と答えを書き込み、投票箱へ投函します。最終日に成績発表と賞品が贈られるので、結構人気がありました。

この植物の写真も、そんな問題の題材にしようと思って撮った、ものなのです。
ちなみに僕が考えていた問題は、下から撮影したオダマキがいったいどこにあったものかを探すというものです。

普通、花(草本)は横から、あるいは上から眺めますが、下からはあまり見ません。そこで、周囲の道沿いに、10株ほど有ったオダマキを、下から眺め、写真を撮った株を探し当てると言うものです。オダマキだけではなく、背景の木々の枝ぶりなども参考にして問題になった株を特定します。そして、正しい答えを見つけ当てた証拠として、すぐ脇の低木に付いている木の実が、どんな形だったかを見極めてくると言った問題を想定をしていました。

このままでは、欲求不満になるかもしれないので、一応答えを示してしておきましょう。


おさんぽクイズ解答 2012-07-27 きたかる自然学校

さて、次は最終日(8月11日)。一斉に飛び出したチョウやトンボを堪能してきました。
ちょっと気になっていた池には、タカネトンボ、ルリボシヤンマ、ネキトンボが産卵に訪れていました。チョウは、高原のチョウたちが、しっかりと姿を現してくれました。

 
クジャクチョウ(左)とキベリタテハ 2014-08-11 北軽井沢

 
エルタテハ(左)とメスアカミドリシジミ♀ 2014-08-11 北軽井沢

その他、ミヤマカラスアゲハ、アサギマダラ、スジボソヤマキチョウなどの姿を見ることができました。
これまでに北軽井沢で撮影できたチョウは、60種類。あと確認はしているが撮影できていない種が10種類ほどいます。その中でも、キベリタテハは、僕のお気に入り。細かい毛の生えたビロウド状の翅の質感が魅力的で、高原のレディーと言った感じです。

書き始めると、次々と伝えたいことが出てきてしまいます。
が…。そろそろ、作品展の準備に戻ることにします。
それでは…。 

きたかる自然学校 開校のお知らせ

2014-07-12 | きたかる自然学校
きたかる自然学校のお知らせです。

訳あって、昨年はお休みさせていただきましたが、今年は再開することができました。




朝、目が覚めたら、外を眺めてみよう!  天気は上々。気分はすっきり。 
「よーし今日は、クワガタ探しに出かけよう!」

きたかる自然学校に、決められたプログラムはありません。 朝、目覚めたときの天気と体調と気分で、何でもやりたいことができます。

なんでもやりたいけど、自分でうまくやれるかな?
心配ありません。野外活動の達人スタッフが、どんな相談にも乗ってくれます。他の参加者やスタッフと一緒に山へ、川へ、森へ出かけてみましょう。高原の花に出会えたり、たくさんの鳥たちのさえずりが聞こえてきます。

でも、雨が降ったらどうするの?
雨が降っても安心です。宿泊施設には、小学校の教室ほどの広いホールや、屋根のついた広い土間もあります。そこで、ネイチャークラフト、パンやおやつ作り、お父さんには、燻製作りなども楽しんでいただけます。

  
  
きたかる自然学校グラフィティー 大人もkどもも豊かな時間が過ごせます。



きたかる自然学校って、どこにあるの
浅間山のふもと、標高1000mを超えた高原の古い別荘地内にあります。
敷地は約1300坪。ミズナラ、クルミ、カラマツなどの林の中にあります。周囲には、散歩して歩くのにちょうどよい、散策路や、川、ちょっと足を延ばせば(約2Km)浅間大滝や照月湖もあります。浅間牧場、鬼押し出し、白糸の滝、浅間隠し山などへも、車でわずか20分ほどで行けます。

  
たくさんの生き物たちが出迎えてくれます。

◆ 費  用
区 分         Ⓐ参加費         Ⓑ食費(3食)
大人(高校生以上) 2,000円+1,500円×宿泊日数 1,800円
子供(中学生まで) 2,000円+1,000円×宿泊日数 1,200円
幼児(3歳以下)   2,000円             無料
開催期間中好きな日取り、好きな日数だけ参加いただけます。

たとえば、大人二人、小学生一人、2才児一人が、2泊した場合。
大 人 Ⓐ(2000円+1500円×2日)+Ⓑ(1800円×2)=8600円
小学生 Ⓐ(2000円+1000円×2日)+Ⓑ(1200円×2)=6400円
2歳児 Ⓐ(2000円)
合 計 8600円×2人+6400円+2000円=25600円

◆ 募集人員 日最大25名を予定しています。
◆ その他  寝具はあります。敷布は各自お持ちください。期間中洗濯もできます。
       テントサイトに、ファミリーテントを設営できます。希望者はお申し出ください。

◆ 申し込み
ブログまたはFBにコメントください。アドレスを入れていただければ、案内(PDF)をお送りします。