11月10日。品川区で観察会の活動をしているグループに、どんぐりカブトの講座をしに出かけました。
「チェッ、雨か。やだな…。」と、思わずごちてしまう天気でした。
僕は日常よく歩きます。自宅から最も近い駅は田園都市線の用賀なのですが、二子玉側方面へ行くときは、やや遠い二子玉川まで歩いて出ます。そこから大井町線で大井町まで行き。さらに徒歩30分ほど歩いて会場へ向かうつもりでした。しかし雨が降り出し、この天気じゃ歩いていてもつまらないかなと思ったのです。
ところが、いきなり衝撃が走りました。住宅街の中の道を行くと、道路の端に何か転がっているのです。おそらく鳥です。サイズはハトくらい。傘を片手に進んでゆくと、そこには…ツミ…。
路上で発見したハイタカの死骸 2014-11-09 世田谷
いきなり衝撃的な画像で申し訳ありません。こう言うのが苦手は人もいる…。いやそういう人の方が多いのかな。
転がっていたのは、ツミ、あるいはハイタカと思われる鳥の死骸でした。後にしっかり観てハイタカだと判断されました。
ツミ、あるいはハイタカは、小型のタカで、オオタカとは親戚筋にあたります。大きさは、オオタカ、ハイタカ、ツミの順に小さくなり。最も小さなツミは体長30cmほどで、ハトとたいして変わりません。ハイタカは、それより一回りほど大きいサイズです。
ツミは最近都市内の緑地でも観察されていますが、決して数は多くなく、ハイタカは都市部ではほとんど見ません。ちなみに、僕自身世田谷区内で見たのは初めてです。
『さて、これをどうするか…。』
けっこう重要うようなサンプルですので、確保しておきたい。かばんの中を調べると、入れられそうなものはない。まさか、二子玉川の住宅街を、腹が食いちぎられたタカの死骸をぶら下げて歩いたのでは、変態と思われるだろうし…。時間もないし、僕はあたりを見回し、住宅団地の外周に植えられたツツジの植栽の中に隠すことにしました。帰りにビニール袋でも用意して、同じ道を通り、回収しようとしたわけです。
さてこれでOK。僕は会場へと足を進めたのです。
会場近くの公園脇を通ると、入口にできた雨上がりの水たまりで、スズメが水浴びをしていました。最初は3頭いたのですが、僕が近付くと2頭は飛び去たのですが、1頭は悠然と水浴びを続けています。『なんか今日は鳥でいいことが続くのかな』と思わせてくれました。
雨上がりの水たまりで水浴びをするスズメ 2014-11-09 品川区
さて、講習会です。お昼を挟んで10:00~14:00まで、10人の参加者が、思い思いに作ったどんぐりカブトがこれです。
講習会の様子と、参加者の作品 2014-11-09 品川
最初は、「私に作れるかしら…。」「ぶきっちょなのがばれちゃいますね」などと言っていましたが、皆さん、思い思いのカブトにご満悦の様子でした。最後は、僕が大幅に手を貸した方もいらっしゃいましたが、それなりに自分の作ったものには愛着があるようで、全員の作品を一堂に集めて記念撮影をした後も、すぐに自分の作品が見分けられるようでした。
玄関に飾ると言う人あり、裏にピンを付けブローチにする人あり。世界に一つだけのオリジナルな作品ができあがりました。
『いろいろ細かい所にコツがあるんだね。うちで、もう一回作ってみます』という参加者の声が聞けて、僕も嬉しく思いました。その他の皆さんも、是非、自分だけで挑戦し見てください。
さて、二子玉川の帰り道。
再びハイタカポイントまで戻ってきた僕は、夕方で、人通りが多くなっていたため、辺りをキョロキョロしながら、タイミングを計ります。なかなか人通りが絶えないので、さりげなく、現場写真の撮影を行いました。
行き掛けにすでに気が付いていたのですが、殺害現場と思われる場所は、遺棄現場とは10mほど離れていたのです。
ハイタカ殺害事件現場写真 左手ごみ集荷場前あたりに羽毛が散乱。おそらく犯行現場
写真右側のマンホールから2時の方向に進んだ白線脇が遺棄現場
さて、これは何を意味するのでしょう。
まず死因は何だったのか。
①自然死、あるいは鳥インフルエンザなどの病死。その後ネコ、カラスなどにつつかれる。
②ネコ、カラスなどに襲われる
③交差点で車と衝突
④誰かがどこかで死体を入手あるいは発見、ごみ集積場へ放置
などが考えられます。その後カラスかネコに引き摺られたのではないdかと思うのです。
それにしても、なぜここにハイタカが…。
という疑問は全くわかりません。先の④であれば、どこか山の中で拾った人が、持ち帰ってはみたものの、手に余って…。などということもあるでしょうが。
そんなことを考えながら、人通りが途絶えた瞬間に、ささっと死骸を取り出し、用意しておいたレジ袋へ…。この時の行動だけでも十分不審者だなと思いました。警邏中の巡査に職質でもかけられそうです。
とりあえず。回収に成功したのではありますが…。まだ、問題はあります。我が家へ持ち帰り、どこに保管するのか。
上さんには、間違えなく拒絶されるだろうし…。それとなく庭かな…。などと考えた挙句、気温も低いし、雨も降りそう、1日の事なら、車の中が涼しくていいか。という手段に出ました。そして、面倒を見ている学生に電話して、引き取り手を探しあたのです。
好奇心旺盛な学生は、すぐに見つかりました。予想に反して、気温が高くなったため、ちょっと心配ですが、これから受け渡すことになりました。
とにかく、いろいろあった雨模様の1日でした。
「チェッ、雨か。やだな…。」と、思わずごちてしまう天気でした。
僕は日常よく歩きます。自宅から最も近い駅は田園都市線の用賀なのですが、二子玉側方面へ行くときは、やや遠い二子玉川まで歩いて出ます。そこから大井町線で大井町まで行き。さらに徒歩30分ほど歩いて会場へ向かうつもりでした。しかし雨が降り出し、この天気じゃ歩いていてもつまらないかなと思ったのです。
ところが、いきなり衝撃が走りました。住宅街の中の道を行くと、道路の端に何か転がっているのです。おそらく鳥です。サイズはハトくらい。傘を片手に進んでゆくと、そこには…ツミ…。
路上で発見したハイタカの死骸 2014-11-09 世田谷
いきなり衝撃的な画像で申し訳ありません。こう言うのが苦手は人もいる…。いやそういう人の方が多いのかな。
転がっていたのは、ツミ、あるいはハイタカと思われる鳥の死骸でした。後にしっかり観てハイタカだと判断されました。
ツミ、あるいはハイタカは、小型のタカで、オオタカとは親戚筋にあたります。大きさは、オオタカ、ハイタカ、ツミの順に小さくなり。最も小さなツミは体長30cmほどで、ハトとたいして変わりません。ハイタカは、それより一回りほど大きいサイズです。
ツミは最近都市内の緑地でも観察されていますが、決して数は多くなく、ハイタカは都市部ではほとんど見ません。ちなみに、僕自身世田谷区内で見たのは初めてです。
『さて、これをどうするか…。』
けっこう重要うようなサンプルですので、確保しておきたい。かばんの中を調べると、入れられそうなものはない。まさか、二子玉川の住宅街を、腹が食いちぎられたタカの死骸をぶら下げて歩いたのでは、変態と思われるだろうし…。時間もないし、僕はあたりを見回し、住宅団地の外周に植えられたツツジの植栽の中に隠すことにしました。帰りにビニール袋でも用意して、同じ道を通り、回収しようとしたわけです。
さてこれでOK。僕は会場へと足を進めたのです。
会場近くの公園脇を通ると、入口にできた雨上がりの水たまりで、スズメが水浴びをしていました。最初は3頭いたのですが、僕が近付くと2頭は飛び去たのですが、1頭は悠然と水浴びを続けています。『なんか今日は鳥でいいことが続くのかな』と思わせてくれました。
雨上がりの水たまりで水浴びをするスズメ 2014-11-09 品川区
さて、講習会です。お昼を挟んで10:00~14:00まで、10人の参加者が、思い思いに作ったどんぐりカブトがこれです。
講習会の様子と、参加者の作品 2014-11-09 品川
最初は、「私に作れるかしら…。」「ぶきっちょなのがばれちゃいますね」などと言っていましたが、皆さん、思い思いのカブトにご満悦の様子でした。最後は、僕が大幅に手を貸した方もいらっしゃいましたが、それなりに自分の作ったものには愛着があるようで、全員の作品を一堂に集めて記念撮影をした後も、すぐに自分の作品が見分けられるようでした。
玄関に飾ると言う人あり、裏にピンを付けブローチにする人あり。世界に一つだけのオリジナルな作品ができあがりました。
『いろいろ細かい所にコツがあるんだね。うちで、もう一回作ってみます』という参加者の声が聞けて、僕も嬉しく思いました。その他の皆さんも、是非、自分だけで挑戦し見てください。
さて、二子玉川の帰り道。
再びハイタカポイントまで戻ってきた僕は、夕方で、人通りが多くなっていたため、辺りをキョロキョロしながら、タイミングを計ります。なかなか人通りが絶えないので、さりげなく、現場写真の撮影を行いました。
行き掛けにすでに気が付いていたのですが、殺害現場と思われる場所は、遺棄現場とは10mほど離れていたのです。
ハイタカ殺害事件現場写真 左手ごみ集荷場前あたりに羽毛が散乱。おそらく犯行現場
写真右側のマンホールから2時の方向に進んだ白線脇が遺棄現場
さて、これは何を意味するのでしょう。
まず死因は何だったのか。
①自然死、あるいは鳥インフルエンザなどの病死。その後ネコ、カラスなどにつつかれる。
②ネコ、カラスなどに襲われる
③交差点で車と衝突
④誰かがどこかで死体を入手あるいは発見、ごみ集積場へ放置
などが考えられます。その後カラスかネコに引き摺られたのではないdかと思うのです。
それにしても、なぜここにハイタカが…。
という疑問は全くわかりません。先の④であれば、どこか山の中で拾った人が、持ち帰ってはみたものの、手に余って…。などということもあるでしょうが。
そんなことを考えながら、人通りが途絶えた瞬間に、ささっと死骸を取り出し、用意しておいたレジ袋へ…。この時の行動だけでも十分不審者だなと思いました。警邏中の巡査に職質でもかけられそうです。
とりあえず。回収に成功したのではありますが…。まだ、問題はあります。我が家へ持ち帰り、どこに保管するのか。
上さんには、間違えなく拒絶されるだろうし…。それとなく庭かな…。などと考えた挙句、気温も低いし、雨も降りそう、1日の事なら、車の中が涼しくていいか。という手段に出ました。そして、面倒を見ている学生に電話して、引き取り手を探しあたのです。
好奇心旺盛な学生は、すぐに見つかりました。予想に反して、気温が高くなったため、ちょっと心配ですが、これから受け渡すことになりました。
とにかく、いろいろあった雨模様の1日でした。