教育のとびら

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presented by 福島 毅

アルケミスト ~夢を旅した少年~(パウロ・コエーリョ著) 読了

2013-12-29 | 番組、記事、書籍コメント
アルケミストを読了しました。 

内容解説:Amazonのリンクより引用
”羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。
そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて―。「何かを強く望めば宇宙のすべてが
協力して実現するように助けてくれる」少年は錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れの
なかで、人生の知恵を学んでいく。世界中の人々の人生に大きな影響を与えてきた夢と勇気の物語。”

読んでいてピックアップしたくなった、気になるセリフを本文より引用させていただきます。

========ここから引用=====

老人:
「何かを本当に欲すれば、宇宙は常に、おまえの味方になってくれる」p45

少年:
「僕は他の人と同じなんだ。本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中

をみていたのだ」p49

「人は誰でも、その人その人の学び方がある」p99


「彼のやり方は僕と同じではなく、僕のやり方は、彼のやり方と同じではない。でも僕たち

は二人とも、自分の運命を探求しているのだ」p100


「人は自分の一番大切な夢を追及するのがこわいのです。自分はそれに値しないと感じてい

るか、自分はそれを達成できないと感じているからです。永遠に去ってゆく恋人や楽しいは

ずだったのにそうならなかった時のことや、見つかったかもしれないのに永久に砂に埋もれ

た宝物のことなどを考えただけで、人の心はこわくてたまりません。なぜならこうしたこと

が本当に起こると、非常に傷つくからです」p154


「大いなる魂もまた、他の創造物と同じであり、情熱も持っていれば争いもするということ

がわかりました。大いなる魂を育てるのは、私たちなのです。そして、私たちが良くなるか

悪くなるかによって、私たちの世界は良くも悪くもなります。そして、そこで愛の力が役に

立つのです。なぜなら、私たちは愛する時、もっとよくなろうと必ず努力するからです」

p180


錬金術師:
「人が本当に何かを望むとき、全宇宙が協力して、夢を実現するのを助けるのだ。」p136


「賢人は、この自然の世界は単なるまぼろしで、天国の写しにすぎないと言っている。この

世が存在しているということは、ただ単に、完全なる世界が存在するという証拠にすぎない

のだ。目に見えるものを通して、人間が霊的な教えと神の知恵のすばらしさを理解するため

に、神はこの世界を作られたのだ。それが、行動を通して学ぶとわしが言ったことなのだよ

」p150


「お前の心に耳を傾けるのだ。心はすべてを知っている。それは大いなる魂から来て、いつ

か、そこへ戻ってゆくものだからだ」p151


「おまえは自分の心から、決して逃げることはできない。だから、心が言わねばならないこ

とを聞いた方がいい。そうすれば、不意の反逆を恐れずにすむ」p153


「他の者の運命をじゃまする者は、自分の運命を決して発見しはしない」p163


「もし、自分の運命を生きてさえいれば、知る必要のあるすべてのことを、人は知っている

。しかし夢の実現を不可能にするものが、たった一つだけある。それは失敗するのではない

かという恐れだ」p168

「わしがお前に言ったことを覚えておきなさい。世界は、神の、目に見える側面にすぎない

。そして、錬金術とは、魂の完全性を物質界にもたらすことなのだ」



========== ここまで 引用

噂には聞いていましたが、この本には、
大いなる魂とか、心に耳を傾けるとか、結構、スピリチュアルな教えが満載な本だなあと思いました。7

少年の冒険の旅と出会った錬金術師の対話が面白いのですが、少年はやがていろいろな自然物と話ができるという
筋書きです。

私たち人間は、生物や自然とは分離した存在として自分自身を認識しがちですが、これらがつながっていると考えると、
全く違った世界観が出現してくると思います。

このアルケミストには、そのヒントがいろいろと書いてあった気がしています。

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