教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

番組「ガイアの夜明け:攻防!教育マネー」

2010-02-23 | 番組、記事、書籍コメント
2月23日のテレビ東京 ガイアの夜明け「攻防!教育マネー~“格差時代”を生き抜く~」を視聴しました。

内容(番組サイトより)
+++ ここから引用
貧困層に陥ってしまった子供たちの教育問題、過熱する教育ビジネス戦争と、ニッポンの教育をめぐる現状は、まさに「格差時代」。今冬の中学受験シーズンの動向を見つめつつ、不況下の教育マネーをめぐる、子供を持つ家庭、教育業界などそれぞれの攻防戦を追う。
++++ ここまで引用

少子化で、学習塾間での競争は激しさを増していました。
そして家計を圧迫する教育費の高騰。

高い教育費を埋めるために、家庭がそうとう圧迫(パートで働く、時間の拘束など)されている様子ですね。

日本の公教育を正常にしていくためには、教育力のある優秀な先生が必要なわけですが、結局そうした先生は塾や有名私立学校に流れている現状があり、高コストへの方向になってしまっています。行政サイドで、この構造を把握し、何ができるのか検討すべき段階でしょう。

それと、豊後高田市での取り組みが紹介されていました。ここでは21世紀塾と称して、学校帰りに気軽に無料で勉強を教えてもらえる場所が市内にあり、そこで小学校校長経験者などが、ボランティアベースで補習をしていました。またケーブルテレビを利用し、中学校などで予め配布しておいた宿題教材を地元の先生がテレビで解説する、いわば放送大学の中学版を試みていました。およそ3割の中学生が利用していたようです。
これも、おそらく、豊後高田市の教育行政に携わる方のアイデアが広がり現実になっていった例だと思います。学力調査でも県下22位から、1位に躍進しています。低コストで確実な成果をあげていますね。

こうした情報がテレビでどんどん流されると、それを見た住民や行政が動く。その輪が広がっていくという好転になると思います。メディアの力は大きいですね。





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