教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

東葛アカデミックスキルズ1日目(1/25実施)

2010-01-27 | 勤務校時代の実践
3年生の特別授業、私の担当は、今回このために企画した特別講座です。
前にもブログでお話しましたが、アカデミックスキルズは一般に大学生のための学びの技法のことで、研究テーマの決め方、情報の探し方、まとめ方、文章の書き方、プレゼンのやり方などです。今回は4日間のコース設定なので、主には論理的な文章作成や集団討論などにチャレンジしてもらうことです。今回の受講者は6名(男子2女子4)でした。

1日目の今日のメニューは、
§1 論理的思考・批判的思考
主張と論拠、データなどは結びついています。そして、3つのキーワード、「だからどうしたの?結局何がいいたい?」「なぜ(それが言えるの?そう思うの?)」「それって本当?信ぴょう性はある?」を日常意識して考える習慣が、論理性や批判的思考をもたらすことをレクチャーしました。

§2 ワードのアウトライン機能
マイクロソフト社のワープロソフト「Word」やプレゼンテーションソフト「パワーポイント」にはアウトライン機能があります。このアウトライン機能を使うと、見出しのレベルを変えたり順番を変えることが自由にできます。この機能を使って、簡単な文章を構造化してみる練習をしてみました。これは、小論文やレポートを書くための骨格づくりのツールとして有効です。

§3 意見と事実の区別
意見と事実は違うこと。また事実の記述であっても、例えば新聞記事なら、記者自身が直接経験したこと、人づてに聞いた事実の記述、記者の推測や判断、他人の推測や判断といったようにカテゴライズできます。こうした演習を木下是雄氏の「レポートの組み立て方」からの文を素材に演習しました。

初日は、このへんで60分近く経過したので、終わりました。
やや理論的な説明などが多かった初日でした。

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