耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

世界らん展

2009年02月24日 13時37分05秒 | 都会の風景
 東京ドームの「世界らん展」を見に行った。

 花も傷んで見る人も少ないだろうからと最終日に行ったがとんでもない
人出で、水道橋の格安チケット屋でも2百円しか値引きしてなかった。
さすがに見事な花が揃っていたがキチンと花が揃った胡蝶蘭や作ったような
蛍光色のカトレアや造花のようなパフィオは、園芸というよりは工芸の成果
のようで、あまりなじめない気がした。人の手で作り上げる植物でも盆栽の
方が、自然の雰囲気を表現している分だけ身近に思える。

 鳥や庭や荒ぶ都会の蘭の春 蛙蝉



 一塁側内野席に座って、握り飯を食いながら改めてドーム球場を眺めたら、
巨人の永久欠番が外野席の柱に掲示されていた。
沢村の「14」、川上の「16」、長嶋の「3」、王の「1」は分かる。
いずれも名選手だ。「4」の黒沢は良く知らないが、金田の「34」は何だ?

 20年間の選手生活のうち最後の5年、念願の巨人で余生を送ったのは知って
いるが、400勝のうち9割を稼いだチームではなく、何で巨人で欠番になるの? 
確かにフジ・産経グループによるスワローズ買収に反発しての移籍だったよう
だが、あの金田でもヤッパリ巨人が良いのか、と当時話題になったものだ。

 安易に他チームのロートルを金で集める体質はこのあたりから始まったので
はないだろうか。
 
 我が西鉄ライオンズも、身売りするまでは中西や稲生が欠番だった。プロ野
球がテレビに媚を売ってシステマチックになり、投手も打者も役割分担が明確
になって小粒の選手ばかりになって、名球会や殿堂に名前が残ることはあって
も、欠番の栄誉はもう出ないのではないだろうか。


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1 コメント

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小話 (崇仁)
2009-02-24 16:43:19
東京ドームとは 良い所へ行きましたね。
巨人の匂いがしましたか?
金田の事は何と言っても名前からしてカネだ!

お後が宜しい様で~~~~~!
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