耳順庵日記

60歳を超えて、生き馬の目を抜く首都圏の生活にカムバックした。
浦安太郎が見た、都会の意外な側面を綴ってみたい。

下品な味

2020年12月18日 09時25分36秒 | この頃思うこと

 繊細で上品な味が分からないことはないが、

下品な濃い味が大好き。 

 

 雑煮は、醤油味の効いた出し汁に焼い丸餅、

飾り切りした人参、細切りのスルメと青菜、

柚子の皮、が母の味だった。上品な薄味の

清まし汁は、味気無い気がする。 

 焼き餅は七味を浮かせた醤油に三度浸けで、

形が崩れる迄焼いて少し焦げたのを、海苔で

くるんで食べたい。 

 糠漬は美味しいが、漬かり過ぎの切れ端や

大根の葉は、刻んで食べると更に旨い。

擂鉢で炒り胡麻を擂って七味と醤油を掛けて、

半日置くと味が染みて絶妙になる。 

 澄んだスープの醤油ラーメンより、コッテリ

背油が浮いて白濁したとんこつラーメンが良い。

勿論、激辛高菜炒め、紅生姜、下ろしニンニク、

焼きゴマのトッピングをタップリ載せた、下品な

味が最高だ!

 炊きたての白いご飯は薫り高くて上品だが、

コテコテのチャーハンの方が好み。

 ピザやパスタにタバスコは欠かせない。

透明なコンソメより、粒入りのコーンクリーム

スープが良い。

 牛はステーキより焼肉。豚は生姜焼き、鶏は

唐揚げか照り焼き。魚は刺身より干物か塩焼き。

 この歳まで血圧は正常だから、塩分を

控えたことがない。

 

 下品な好みの儘、死ねると良いな!

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿