野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

この時期に野山をあるけばどこにでもみかける「クサイチゴ」(春の花 21-75)

2021年05月09日 10時00分23秒 | 

この時期に野山をあるけばどこにでもみかける「クサイチゴ」。キイチゴの仲間で、赤い実は食べられる。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)
「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)
「ラミウム・ガレオブドロン」(春の花 21-23)
「キツネノボタン」(春の花 21-24)
「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」(春の花 21-25)
「シロヤマブキ」(春の花 21-26)
「 アニソドンテア・マルウァストロイデス」(春の花 21-27)
「オランダミミナグサ」(春の花 21-28)
「斑入りビンカ・マジョール」(春の花 21-29)
「チエリーセージ」(春の花 21-30)
「スズラン」(春の花 21-31)
「ユウゲショウ」(春の花 21-32)
「レンゲ」(春の花 21-33)
「フジ」(春の花 21-34)
「シラン」(春の花 21-35)
「ヒメウツギ」(春の花 21-36)
「ナルコユリ」(春の花 21-37)
「アヤメ」(春の花 21-38)
「ナデシコ」(春の花 21-39)
「クレマチス」(春の花 21-40)
「シラー・カンパニュラータ」(春の花 21-41)
「ブルビネ・フルテッセンス」(春の花 21-42)
「ヒメライラック」(春の花 21-43)
「シラー・ペルビアナ」(春の花 21-44)
「サボンソウ」(春の花 21-45)
「スパラキシス」(春の花 21-46)
「ウツギ」(春の花 21-47)
「ハマナス」(春の花 21-48)
「コデマリ」(春の花 21-49)
「シロツメクサ」(春の花 21-50)
「スズメノテッポウ」(春の花 21-51)
「モッコウバラ」(春の花 21-52)
「ムラサキツユクサ」(春の花 21-53)
「ヤマオダマキ」(春の花 21-54)
「アジュガ」(春の花 21-55)
「ハナミズキ」(春の花 21-56)
「オオアマナ」(春の花 21-57)
「ストロベリートーチ」(春の花 21-58)
「タツナミソウ」(春の花 21-59)
「オガタマノキ」(春の花 21-60)
「オランダガラシ」(春の花 21-61)
「ハハコグサ」(春の花 21-62)
「陽光桜」(春の花 21-63)
「アグロステンマ」(春の花 21-64)
「アーモンド」(春の花 21-65)
「マツバウンラン」(春の花 21-66)
「緑桜」(春の花 21-67)
「ノムラモミジ」(春の花 21-68)
「コヒガンザクラ」(春の花 21-69)
「コマツヨイグサ」(春の花 21-70)
「おかめ桜」(春の花 21-71)
「アカツメクサ」(春の花 21-72)
「ヒルザキツキミソウ」(春の花 21-73)
「ヒルガオ」(春の花 21-74)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

「クサイチゴ」

クサイチゴ(草苺、学名: Rubus hirsutus)は、バラ科キイチゴ属の落葉小低木である。別名、ワセイチゴ(早稲苺)。

クサイチゴは背丈が20-60cmと低く、草本のように見えるため、このように呼ばれるが、実際は木本である。生命力は強く、刈っても、根から生えてくる。
全体に短い軟毛が密生し、茎には小さい刺がある。
葉は奇数羽状複葉で、花枝には3小葉、徒長枝には5小葉がつく。頂小葉は卵形または長楕円状卵形、側小葉は卵形、先はとがり、縁には細かい重鋸歯がある。
花期は3-4月。花は白色で、5弁花。花弁は卵円形で、長さは15-20mm。花の中央に雌蕊が多数あり、その周囲にやはり多数の雄蘂を持つ。
果実は大型で赤熟し、食用となり、酸味は少なく、とても甘い味がする。

分布と生育環境
中国、朝鮮半島、日本に分布する。

日本では、本州、四国、九州と広く分布し、林地で普通に目にすることができる。

 


わずかなピンクを帯びた小さな白い花を咲かせる「サキシフラガ・ルズナイス」(箱根の花 21-29)

2021年05月09日 09時54分12秒 | 

わずかなピンクを帯びた小さな白い花を咲かせる「サキシフラガ・ルズナイス」。サキシフラガは聞きなれない名前だが、ロックガーデンに似合う花として好まれているらしい。

(2021年春 箱根)

 

 

■箱根の花

「ミツバツチグリ」(箱根の花 21-01)
「キジムシロ」(箱根の花 21-02)
「ミツガシワ」(箱根の花 21-03)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-04)
「オオバキスミレ」(箱根の花 21-05)
「イワウチワ」(箱根の花 21-06)
「ミズバショウ」(箱根の花 21-07)
「トサミズキ」(箱根の花 21-08)
「バイカイカリソウ」(箱根の花 21-09)
「ウグイスカグラ」(箱根の花 21-10)
「ユキワリコザクラ」(箱根の花 21-11)
「エゾノツガザクラ」(箱根の花 21-12)
「アズマシロカネソウ」(箱根の花 21-13)
「ヒメシャクナゲ」(箱根の花 21-14)
「キバナイチゲ」(箱根の花 21-15)
「キバナノクリンザクラ」(箱根の花 21-16)
「ザゼンソウ」(箱根の花 21-17)
「サマニユキワリ」(箱根の花 21-18)
「エゾエンゴサク」(箱根の花 21-19)
「チングルマ」(箱根の花 21-20)
「オオカメノキ」(箱根の花 21-21)
「コシノコバイモ」(箱根の花 21-22)
「センボンヤリ」(箱根の花 21-23)
「エチゴルリソウ」(箱根の花 21-24)
「フリチラリア・メレアグリス」(箱根の花 21-25)
「シコクカッコソウ」(箱根の花 21-26)
「チシマゼキショウ」(箱根の花 21-27)
「ハルオコシ」(箱根の花 21-28)

サキシフラガ(高山性)の基本情報
学名:Saxifraga
その他の名前:カブシア、サキシフラガ ‘ジェンキンシア’
科名 / 属名:ユキノシタ科 / ユキノシタ属(ポロフィルム・セクション)

特徴
サキシフラガの仲間(Saxifraga属、和名ユキノシタ属)はとても大きなグループで、400種以上もあるといわれ、多くは北半球の山地に生育しています。日本に自生するユキノシタやダイモンジソウなどもこの仲間ですが、ここでは、主にヨーロッパアルプスなどの厳しい岩場に生育する小型の原種と、それらからアルパイン・プランツとして園芸化されたサキシフラガを取り上げます。
この仲間はユキノシタ属の中で、ポロフィルムというグループにまとめられ、古くからカブシアとも呼ばれています。長い年月を経て育種、選抜され、赤やピンク、白や黄色など色とりどりの品種が見られます。堅く小さな芽を密集させてマット状に生育し、一つ一つの小さな芽の中心には花芽を抱いていて、春の風が吹くと同時にいっせいに開花します。葉は常緑で、冬でも少し外側の葉が枯れ込む程度です。ただし、高温多湿に弱く、国内で生産されている品種は限られています。都会地での長期栽培にはコツが必要です。

基本データ
園芸分類 山野草
形態 多年草 原産地 欧州アルプス、東欧、ヒマラヤ
草丈/樹高 5~10cm 開花期 3月下旬~5月上旬
花色 赤,ピンク,白,黄,あんず色 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 普通 耐暑性 やや弱い
特性・用途 常緑性

種類(原種、園芸品種)
サキシフラガ・ブルセリアナ
Saxifraga burseriana
欧州アルプスに生える小型種。銀緑色の針のような堅いロゼットから、大きなウメのような花弁の白い花を開く。魅力的な植物だが、現在はタネを輸入するほかない。雨を避けるとよくでき、採種も可能。

サキシフラガ・ユニペリフォリア
Saxifraga juniperifolia
コーカサス原産の小型種。堅く短い針のような葉をコケのように密生させて、黄色の半開花を短い花茎の先端に数輪咲かせる。

サキシフラガ・マルギナータ
Saxifraga marginata
イタリアのアルプスの岩場にへばりつくように密生する小型種。小さな堅い葉の周縁に銀白色の斑点を絡めて、白い花を一面に咲かせる。

サキシフラガ・グリセバッキィー
Saxifraga federici-augusti subsp. grisebachii(S.grisebachii)
アルバニアやギリシャの石灰岩地に生える小型種。銀色のロゼットの中心から下向きに赤い半開花を開き、幻想的な雰囲気がある。雨よけをして多湿を防げば育つ。

サキシフラガ・ボイディー
Saxifraga × boydii
黄色系の交配種。小さなロゼットが四方にほふくして広がり、クリーム色や黄色のかわいい花を短い花茎に次々と咲かせる。

‘ジェンキンシアエ’
Saxifraga ‘Jenkinsiae’
ブルセリアナ種などの交配種で、堅いロゼットが地を這うように広がり、桃色のウメに似たやさしい雰囲気の花を咲かせる。生産されて比較的流通している。


強いオレンジ色のバラ「モハベ」(秋バラ・シリーズ20-160)

2021年05月09日 08時53分42秒 | 

強いオレンジ色のバラ「モハベ」。モハベ砂漠で夕陽を眺めたことがある人が命名したのだろうか。剣弁高芯咲きのユニークなバラだ。

(2020年秋 川崎市)

バラ「モハベ」

モハベ – Mojave
アプリコットオレンジとより濃い色が混同した特異な花色、裏弁は黄色味が強い。モハベ砂漠に沈む夕日の色のようです。特徴ある長蕾から開く剣弁高芯咲き、濃緑色の照葉を持つ半直立の高性品種です。ティー香もあります。サッターズゴールドと交配が同じです。

品種名 モハベ
ローマ字 Mojave
系統 ハイブリッド ティー (HT)
Hybrid Tea
咲き方 四季咲き
香り 中香
花径 9㎝
樹高 1.5m
樹形図 1a番 直立
作出年 1952年
作出国 アメリカ
作出者 Herbert C. Swim
交配
Charlotte Armstrong × Signora

■春バラシリーズ 
全体のリストはこちらをご覧ください

■秋バラシリーズ
秋バラシリーズ20-001から20-050まではこちらをごらんください。


「エメラルド・アイル」(秋バラ・シリーズ20-051)
「つるスーパースター」(秋バラ・シリーズ20-052)
「リモサ」(秋バラ・シリーズ20-053)
「夢で逢えたら」(秋バラ・シリーズ20-054)
「ピンク・シフォン」(秋バラ・シリーズ20-055)
「かざぐるま」(秋バラ・シリーズ20-056)
「ポンポネッラ」(秋バラ・シリーズ20-057)
「メフィスト」(秋バラ・シリーズ20-058)
「ジャルダン・ドゥ・フランス」(秋バラ・シリーズ20-059)
「シック」(秋バラ・シリーズ20-060)
「錦絵」(秋バラ・シリーズ20-061)
「ラバグルート」(秋バラ・シリーズ20-062)
「ラッキーダック」(秋バラ・シリーズ20-063)
「グランドホテル」(秋バラ・シリーズ20-064)
「花霞」(秋バラ・シリーズ20-065)
「ふれ太鼓」(秋バラ・シリーズ20-066)
「エリドゥ・バビロン」(秋バラ・シリーズ20-067)
「ローズマリー」(秋バラ・シリーズ20-068)
「ジュビリー・セレブレーション」(秋バラ・シリーズ20-069)
「ケニギン・ベアトリクス」(秋バラ・シリーズ20-070)
「クイーン・マザー」(秋バラ・シリーズ20-071)
「ラセビリアーナ」(秋バラ・シリーズ20-072)
「ウィミー」(秋バラ・シリーズ20-073)
「ミランディー」(秋バラ・シリーズ20-074)
「グラナダ」(秋バラ・シリーズ20-075)
「アーティストリー」(秋バラ・シリーズ20-076)
「恋結び」(秋バラ・シリーズ20-077)
「花山吹」(秋バラ・シリーズ20-078)
「ルイの涙」(秋バラ・シリーズ20-079)
「ライラック・ビューティー」(秋バラ・シリーズ20-080)
「キャラメル・アンティーク」(秋バラ・シリーズ20-081)
「キャスリン・マグレディ」(秋バラ・シリーズ20-082)
「サラバンド」(秋バラ・シリーズ20-083)
「カウンティフェア」(秋バラ・シリーズ20-084)
「せいか」(秋バラ・シリーズ20-085)
「ホーム&ガーデン」(秋バラ・シリーズ20-086)
「アプリコット・ネクター」(秋バラ・シリーズ20-087)
「いわての春」(秋バラ・シリーズ20-088)
「アブソリュートリー・ファビュラス」(秋バラ・シリーズ20-089)
「ホームラン」(秋バラ・シリーズ20-090)
「ブランシュ・マルラン」(秋バラ・シリーズ20-091)
「ノクターン」(秋バラ・シリーズ20-092)
「ライラックタイム」(秋バラ・シリーズ20-093)
「マダム・メラニー・スペール」(秋バラ・シリーズ20-094)
「モンテスキュー」(秋バラ・シリーズ20-095)
「ベタータイムズ」(秋バラ・シリーズ20-096)
「ヴィオレーヌ」(秋バラ・シリーズ20-097)
「フランシーヌ」(秋バラ・シリーズ20-098)
「モロッコ」(秋バラ・シリーズ20-099)
「ミシェル・メイアン」(秋バラ・シリーズ20-100)
「ウェンディ カッソンズ」(秋バラ・シリーズ20-101)
「シャノン」(秋バラ・シリーズ20-102)
「シンセラ」(秋バラ・シリーズ20-103)
「オフェリア」(秋バラ・シリーズ20-104)
「フラミンゴ」(秋バラ・シリーズ20-105)
「ゴールデン・フラッシュ」(秋バラ・シリーズ20-106)
「ニーナ・アナニアシビリ」(秋バラ・シリーズ20-107)
「ラムカン」(秋バラ・シリーズ20-108)
「パテル・カポルヨン」(秋バラ・シリーズ20-109)
「ル・ビジュー」(秋バラ・シリーズ20-110)
「ラフォンテーヌ」(秋バラ・シリーズ20-111)
「アルブレヒト・デューラー・ローゼ」(秋バラ・シリーズ20-112)
「トワイス・イン・ア・ブルームーン」(秋バラ・シリーズ20-113)
「チェシャー」(秋バラ・シリーズ20-114)
「ネージュ・パルファン」(秋バラ・シリーズ20-115)
「タンジェリーナ」(秋バラ・シリーズ20-116)
「ティニー・グレース」(秋バラ・シリーズ20-117)
「レオナルド・ダヴィンチ」(秋バラ・シリーズ20-118)
「ニコール」(秋バラ・シリーズ20-119)
「ユーレカ」(秋バラ・シリーズ20-120)
「アンダルシアン」(秋バラ・シリーズ20-121)
「プチ・フォリー」(秋バラ・シリーズ20-122)
「ヘルムート・コール・ローゼ」(秋バラ・シリーズ20-123)
「アシュラム」(秋バラ・シリーズ20-124)
「ノスタルジー」(秋バラ・シリーズ20-125)
「ティアドロップ」(秋バラ・シリーズ20-126)
「グリーノールズ・グローリー」(秋バラ・シリーズ20-127)
「レッド・ホット」(秋バラ・シリーズ20-128)
「ホリデー・アイランド・ピオニー」(秋バラ・シリーズ20-129)
「レベッカ」(秋バラ・シリーズ20-130)
「アフロディーテ」(秋バラ・シリーズ20-131)
「黒真珠」(秋バラ・シリーズ20-132)
「スカーレット・ボニカ」(秋バラ・シリーズ20-133)
「オールド・ポート」(秋バラ・シリーズ20-134)
「ベティ・ブープ」(秋バラ・シリーズ20-135)
「キャリオペ」(秋バラ・シリーズ20-136)
「ティックルド・ピンク」(秋バラ・シリーズ20-137)
「クローダ・マグレディ」(秋バラ・シリーズ20-138)
「シャリファ・アスマ」(秋バラ・シリーズ20-139)
「グラッド・タイディングズ」(秋バラ・シリーズ20-140)
「アンバー・クイーン」(秋バラ・シリーズ20-141)
「アーサー・ベル」(秋バラ・シリーズ20-142)
「リリー・マルレーン」(秋バラ・シリーズ20-143)
「シャーロット・オースティン」(秋バラ・シリーズ20-144)
「つるクイーンエリザベス」(秋バラ・シリーズ20-145)
「ロクレア」(秋バラ・シリーズ20-146)
「加茂」(秋バラ・シリーズ20-147)
「エスメラルダ」(秋バラ・シリーズ20-148)
「ニューウェーブ」(秋バラ・シリーズ20-149)
「マダムヴィオレ」(秋バラ・シリーズ20-150)
「パット・オースティン」(秋バラ・シリーズ20-151)
「しのぶれど」(秋バラ・シリーズ20-152)
「ボレロ」(秋バラ・シリーズ20-153)
「ライラック・タイム」(秋バラ・シリーズ20-154)
「ローズ・ド・フランス」(秋バラ・シリーズ20-155)
「マダム ・メラニー・スーペール」(秋バラ・シリーズ20-156)
「ブルーリボン」(秋バラ・シリーズ20-157)
「ショッキングブルー」(秋バラ・シリーズ20-158)
「チェリーボニカ」(秋バラ・シリーズ20-159)


八重の純白の椿「南京白」(椿シリーズ 21-53)

2021年05月09日 08時49分08秒 | 

八重の純白の椿「南京白」。アルバ・プレナとも呼ばれる外国産の椿のようだ。しっとりした白の花弁の重なりがみごと。フランスで開発された品種らしい。

(2021年春 町田市)

 

 

■椿シリーズ
「白角倉」(椿シリーズ 21-01)
「六歌仙」(椿シリーズ 21-02)
「太郎冠者」(椿シリーズ 21-03)
「玉の浦」(椿シリーズ 21-04)
「高台寺」(椿シリーズ 21-05)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-06)
「加茂本阿弥」(椿シリーズ 21-07)
「天ヶ下」(椿シリーズ 21-08)
「黒部」(椿シリーズ 21-09)
「シラハトツバキ 」(椿シリーズ 21-10)
「越の粧」(椿シリーズ 21-11)
「菱唐糸」(椿シリーズ 21-12)
「五色八重散椿」(椿シリーズ 21-13)
「狩衣」(椿シリーズ 21-14)
「若桜」(椿シリーズ 21-15)
「関西秋の山」(椿シリーズ 21-16)
「紅獅子」(椿シリーズ 21-17)
「白菊」(椿シリーズ 21-18)
「美濃牡丹」(椿シリーズ 21-19)
「徳恩寺」(椿シリーズ 21-20)
「月照」(椿シリーズ 21-21)
「フレグラント・ピンク」(椿シリーズ 21-22)
「春曙紅」(椿シリーズ 21-23)
「白羽衣」(椿シリーズ 21-24)
「タイニープリンセス」(椿シリーズ 21-25)
「あかこま」(椿シリーズ 21-26)
「覆輪京牡丹」(椿シリーズ 21-27)
「乙女椿」(椿シリーズ 21-28)
「大虹」(椿シリーズ 21-29)
「太平楽」(椿シリーズ 21-30)
「鹿児島」(椿シリーズ 21-31)
「三浦乙女」(椿シリーズ 21-32)
「赤袖隠」(椿シリーズ 21-33)
「琉球白妙」(椿シリーズ 21-34)
「羽衣」(椿シリーズ 21-35)
「紅雪見車」(椿シリーズ 21-36)
「繻子重」(椿シリーズ 21-37)
「南蛮星」(椿シリーズ 21-38)
「銀世界」(椿シリーズ 21-39)
「ローゼア・スパーバ」(椿シリーズ 21-40)
「古今欄」(椿シリーズ 21-41)
「旭の湊」(椿シリーズ 21-42)
「四海波」(椿シリーズ 21-43)
「さやけ」(椿シリーズ 21-44)
「久留米源氏」(椿シリーズ 21-45)
「蝦夷錦」(椿シリーズ 21-46)
「黒芯椿」(椿シリーズ 21-47)
「サウスシーズ」(椿シリーズ 21-48)
「伊豆の日暮」(椿シリーズ 21-49)
「エンペラー・オブ・ロシア」(椿シリーズ 21-50)
「ジュリオ・ヌッチオ」(椿シリーズ 21-51)
「デブストローザ」(椿シリーズ 21-52)

■椿山茶花シリーズ
「菊冬至」(椿山茶花シリーズ 20-01)
「曙」(椿山茶花シリーズ 20-02)
「夕陽」(椿山茶花シリーズ 20-03)
「白卜伴」(椿山茶花シリーズ 20-04)
「赤腰蓑」(椿山茶花シリーズ 20-05)
「玉芙蓉」(椿山茶花シリーズ 20-06)
「一子侘助」(椿山茶花シリーズ 20-07)
「肥後入日の海」(椿山茶花シリーズ 20-08)
「七福神」(椿山茶花シリーズ 20-09)
「昭和の栄」(椿山茶花シリーズ 20-10)
「富士の峰」(椿山茶花シリーズ 20-11)
「緋乙女」(椿山茶花シリーズ 20-12)
「光源氏」(椿山茶花シリーズ 20-13)
「三国紅」(椿山茶花シリーズ 20-14)
「乙女サザンカ」(椿山茶花シリーズ 20-15)
「剣の舞」(椿山茶花シリーズ 20-16)
「大空」(椿山茶花シリーズ 20-17)
「敷島」(椿山茶花シリーズ 20-18)
「静海波」(椿山茶花シリーズ 20-19)
「不二の雪」(椿山茶花シリーズ 20-20)
「桃源郷」(椿山茶花シリーズ 20-21)
「京錦」(椿山茶花シリーズ 20-22)
「花大臣」(椿山茶花シリーズ 20-23)
「明行空」(椿山茶花シリーズ 20-24)

椿「南京白」

ツバキ アルバ・プレナ(椿 Alba Plena 、学名:Camellia japonica cv. Alba Plena)は、ツバキ園芸品種です。純白で八重咲の花を咲かせる外国椿です。

一般名:ツバキ アルバ・プレナ(椿 Alba Plena )、学名:Camellia japonica cv. Alba Plena、ツバキ園芸品種、純白、八重、平開、中輪(花径:9cm)。

 

ホワイト カメリア アルバ プレナ
フランス南西部の村、ゴジャック。この地で、植物学者の権威であるジャン トビが、カメリア アルバ プレナを育んでいます。2000種ものカメリアの中から選び抜かれた、シャネルを象徴する花です。


どこにでも花を開く「ヒルガオ」(春の花 21-74)

2021年05月09日 07時16分40秒 | 

どこにでも花を開く「ヒルガオ」。アサガオと違って、昼間もずっと咲いているのでこの名前がある。万葉の時代には容花(かほばな)と呼ばれて愛されていたらしい。歴史の古い花なので俳句でも好まれた季題である。「ひるがほや短き礼を踏切に 岡本眸」。どこにでも咲いているので思いあって一礼するにはふさわしい花かも。

(2021年春 川崎市)

■春の花シリーズ

「サクラソウ」(春の花 21-01)
「ワスレナグサ」(春の花 21-02)
「ヒメツルソバ」(春の花 21-03)
「レウィシア」(春の花 21-04)
「オオキバナカタバミ」(春の花 21-05)
「スイート・アリッサム」(春の花 21-06)
「ドウダンツツジ」(春の花 21-07)
「カントウタンポポ」(春の花 21-08)
「ホウキモモ」(春の花 21-09)
「アリウム・トリケラトゥム」(春の花 21-10)
「シャガ」(春の花 21-11)
「チョウセンレンギョウ」(春の花 21-12)
「キブシ」(春の花 21-13)
「キランソウ」(春の花 21-14)
「アネモネ」(春の花 21-15)
「タネツケバナ」(春の花 21-16)
「ヘビイチゴ」(春の花 21-17)
「山吹」(春の花 21-18)
「ホトケノザ」(春の花 21-19)
「海棠」(春の花 21-20)
「セイヨウシャクナゲ」(春の花 21-21)
「ホウチャクソウ」(春の花 21-22)
「ラミウム・ガレオブドロン」(春の花 21-23)
「キツネノボタン」(春の花 21-24)
「ビオラ・ソロリア・プリセアナ」(春の花 21-25)
「シロヤマブキ」(春の花 21-26)
「 アニソドンテア・マルウァストロイデス」(春の花 21-27)
「オランダミミナグサ」(春の花 21-28)
「斑入りビンカ・マジョール」(春の花 21-29)
「チエリーセージ」(春の花 21-30)
「スズラン」(春の花 21-31)
「ユウゲショウ」(春の花 21-32)
「レンゲ」(春の花 21-33)
「フジ」(春の花 21-34)
「シラン」(春の花 21-35)
「ヒメウツギ」(春の花 21-36)
「ナルコユリ」(春の花 21-37)
「アヤメ」(春の花 21-38)
「ナデシコ」(春の花 21-39)
「クレマチス」(春の花 21-40)
「シラー・カンパニュラータ」(春の花 21-41)
「ブルビネ・フルテッセンス」(春の花 21-42)
「ヒメライラック」(春の花 21-43)
「シラー・ペルビアナ」(春の花 21-44)
「サボンソウ」(春の花 21-45)
「スパラキシス」(春の花 21-46)
「ウツギ」(春の花 21-47)
「ハマナス」(春の花 21-48)
「コデマリ」(春の花 21-49)
「シロツメクサ」(春の花 21-50)
「スズメノテッポウ」(春の花 21-51)
「モッコウバラ」(春の花 21-52)
「ムラサキツユクサ」(春の花 21-53)
「ヤマオダマキ」(春の花 21-54)
「アジュガ」(春の花 21-55)
「ハナミズキ」(春の花 21-56)
「オオアマナ」(春の花 21-57)
「ストロベリートーチ」(春の花 21-58)
「タツナミソウ」(春の花 21-59)
「オガタマノキ」(春の花 21-60)
「オランダガラシ」(春の花 21-61)
「ハハコグサ」(春の花 21-62)
「陽光桜」(春の花 21-63)
「アグロステンマ」(春の花 21-64)
「アーモンド」(春の花 21-65)
「マツバウンラン」(春の花 21-66)
「緑桜」(春の花 21-67)
「ノムラモミジ」(春の花 21-68)
「コヒガンザクラ」(春の花 21-69)
「コマツヨイグサ」(春の花 21-70)
「おかめ桜」(春の花 21-71)
「アカツメクサ」(春の花 21-72)
「ヒルザキツキミソウ」(春の花 21-73)

■早春の花シリーズ

「チロリアンデージー」(早春の花 001)
「クリスマスローズ」(早春の花002)
「ツルニチニチソウ」(早春の花 003)
「ペーパーホワイト」(早春の花 004)
「日本水仙」(早春の花 005)
「黄水仙」(早春の花 006)
「カラスノエンドウ」(早春の花 007)
「ラッパスイセン」(早春の花 008)
「ヒマラヤユキノシタ」(早春の花 009)
「ジンチョウゲ」(早春の花 010)
「ヒメオドリコソウ」(早春の花 011)
「アラセイトウ」(早春の花 012)
「オオイヌノフグリ」(早春の花 013)
「ハクモクレン」(早春の花 014)
「玉縄桜」(早春の花 015)
「タチツボスミレ」(早春の花 016)
「河津桜」(早春の花 017)
「ノースポール」(早春の花 018)
「ヒヤシンス」(早春の花 019)
「ミモザ」(早春の花 020)
「フレンチ・ラベンダー」(早春の花 021)
「シデコブシ」(早春の花 022)
「ムスカリ」(早春の花 023)
「レンギョウ」(早春の花 024)
「クロッカス」(早春の花 025)
「馬酔木」(早春の花 026)
「ヤグルマギク」(早春の花 027)
「雪柳」(早春の花 028)
「イベリス」(早春の花 029)
「オオアラセイトウ」(早春の花 030)
「スノーフレーク」(早春の花 031)
「モクレン」(早春の花 032)
「ハナニラ」(早春の花 033)
「ヤマザクラ」(早春の花 034)
「ネモフィラ」(早春の花 035)
「キンギョソウ」(早春の花 036)
「福寿草」(早春の花 037)
「ベニスモモ」(早春の花 038)
「ソメイヨシノ」(早春の花 039)
「ハルジオン」(早春の花 040)
「キュウリグサ」(早春の花 041)
「コブシ」(早春の花 042)
「ヤエベニシダレ」(早春の花 043)
「カタバミ」(早春の花 044)
「ゼラニウム」(早春の花 045)
「ハコベ」(早春の花 046)
「おやゆび姫」(早春の花 047)
「ヒュウガミズキ」(早春の花 048)
「ヒイラギナンテン」(早春の花 049)
「ムラサキサギゴケ」(早春の花 050)
「源平枝垂れ桃」(早春の花 051)
「レッドキャンピオン」(早春の花 052)
「イワニガナ」(早春の花 053)
「アブラナ」(早春の花 054)
「ジャノメエリカ」(早春の花 055)

「ヒルガオ」

ヒルガオ [昼顔]

分類 ヒルガオ科 ヒルガオ属

花の色 赤
開花時期 5月 、 6月 、 7月 、 8月
誕生花6 月 25日花言葉優しい愛情 , 和やかさ
花の特徴 花径5~6センチくらいの淡い紅色をした漏斗形の花を咲かせる。 名前は昼間に花が開くことからきているが、場所によっては朝のうちから開花している。 夕方にはしぼんでしまう一日花である。
葉の特徴 葉は長さ10~15センチくらいの三角形をしており、先は丸みがあり、根元は左右両側に突き出る。 互い違いに生える。
その他 万葉集にも容花(かほばな)の名で登場する。 干して利尿薬とする。 なお、近縁種に西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)がある。 見分けるポイントは包の位置である。 昼顔(ヒルガオ)は萼の上に大きな包が2枚ある。 西洋昼顔(セイヨウヒルガオ)は花柄の中間に小さな包がある。
生育地 道端や日当たりのよい草地
植物のタイプ 多年草
分布 原産地は日本 北海道から九州 海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。

昼顔 の例句 

こちへ来て余所の昼顔花咲きぬ 正岡子規 昼顔
どうしても晝顔のみちとほりけり 岡井省二 前後
はらわたに昼顔ひらく故郷かな 橋閒石 和栲
ひるかほやはひつくはつたひきかへる 正岡子規 昼顔
ひるがほに愚となりてゆく頭脳 三橋鷹女
ひるがほに昼まぼろしのいや濃かり 三橋鷹女
ひるがほに笠縫の里の曇りかな 村上鬼城
ひるがほに電流かよひゐはせぬか 三橋鷹女
ひるがほの濃き名無し山ひとりゆく 及川貞 夕焼
ひるがほの花の輪海の舟かくす 大野林火 冬雁 昭和二十二年
ひるがほの花見て苑を見しこころ 山口青邨
ひるがほや曇れどしろき波がしら 鷲谷七菜子 黄炎
ひるがほや櫛作る窓のぞきこみ 大野林火 潺潺集 昭和四十年
ひるがほや河童ケ淵に雨そそぐ 山口青邨
ひるがほや海の浪間のあざやかに 山口誓子
ひるがほや短き礼を踏切に 岡本眸
ひる顔に雨のあとなき砂路哉 正岡子規 昼顔
ひる顔やぬれふんとしのほし処 正岡子規 昼顔
ひる顔や真昼中をさきにけり 正岡子規 昼顔
コンテナー疾駆の地鳴り 昼顔萎え 伊丹三樹彦
ナイフ状石器が似合ふ旋花(ひるがほ)よ 佐藤鬼房
伊良湖崎昼顔咲いて木をのぼり 岡井省二 鹿野
再見(さいちぇん)を昼顔の辺に李氏張氏 松崎鉄之介
地表灼けひるがほ小さき花つけたり 三橋鷹女
多佳子忌の濱の昼顔百淡し 百合山羽公 樂土
子に教ふカ行のカの字藪昼顔 細見綾子
射撃なき日の昼顔の夢見をり 能村登四郎
小雨降る道昼顔の素直なる 松村蒼石 雪
少女去る昼顔のへりめくれしまま 飯島晴子
山里の桑に昼顔あはれなり 正岡子規 昼顔
影と光の女性(にょしやう)老いざれ昼顔よ 佐藤鬼房
戸に咲く昼顔ここ吾妻郡嬬恋村 桂信子 晩春
撫子は昼顔恨む姿あり 正岡子規 撫子
旧道や昼顔咲て小石がち 正岡子規 昼顔
昼顔が咲いて半日失くしけり 岡本眸
昼顔が松の木登りつめて咲く 細見綾子
昼顔といふ生き生きとせざる名よ 後藤比奈夫
昼顔にからむ藻屑や波の音 正岡子規 昼顔
昼顔にたまるほこりや馬車 正岡子規 昼顔
昼顔にひと日けだるき波の音 鈴木真砂女 夕螢
昼顔にレールを磨く男かな 村上鬼城
昼顔に人は髑髏となりて果つ 三橋鷹女
昼顔に傾城眠きさかり哉 正岡子規 昼顔
昼顔に手際よく網干されたり 鈴木真砂女 紫木蓮
昼顔に日はたゞ燬くる高麗野かな 日野草城
昼顔に昼寝夕顔に夕寝す 正岡子規 昼顔
昼顔に独りのわれは泳がなく 石田波郷
昼顔に猫捨てられて啼きにけり 村上鬼城
昼顔に眼閉ぢれば波の音 鈴木真砂女 紫木蓮
昼顔に石灰かゝる赤痢かな 日野草城
昼顔に茶色の蝶の狂ひ哉 正岡子規 昼顔
昼顔に草鞋を直す別れ哉 正岡子規 昼顔
昼顔に跼みがたりの数珠を垂れ 木村蕪城 寒泉
昼顔に雨のぽつぽつ当りそめ 石田勝彦 秋興以後
昼顔のあれは途方に暮るる色 飯島晴子
昼顔のここ荻窪は終の地か 角川源義
昼顔のついそれなりに萎みけり 正岡子規 昼顔
昼顔のつるの先なり雲の峯 正岡子規 雲の峯
昼顔のなにゆゑかくも紅うすき 山口青邨
昼顔のほとりによべの渚あり 石田波郷
昼顔のまだ小輪の咲き亘る 中村草田男
昼顔のよるべなき花浜砂に 山口青邨
昼顔の上に火を焚く野茶屋哉 正岡子規 昼顔
昼顔の世に手轆轤を回しけり 古舘曹人 樹下石上
昼顔の他攀づるなし有刺柵 能村登四郎
昼顔の咲いて高麗野の油照 日野草城
昼顔の咲きしばかりの皺残り 清崎敏郎
昼顔の咲きて草地のやさしまれ 細見綾子 桃は八重
昼顔の咲きのぼる木や野は広し 中村草田男
昼顔の咲くや砂地の麦畑 正岡子規 昼顔
昼顔の小さき花を地の涯に 山口青邨
昼顔の朝から咲ける焼場哉 正岡子規 昼顔
昼顔の朝から咲て焼場かな 正岡子規 昼顔
昼顔の物干竿を上りけり 正岡子規 昼顔
昼顔の真ツ昼中を開きけり 正岡子規 昼顔
昼顔の秋をものうき姿かな 正岡子規 昼顔
昼顔の花さかりなり野雪隠 正岡子規 昼顔
昼顔の花に乾くや通り雨 正岡子規 昼顔
昼顔の花に皺見るあつさ哉 正岡子規 暑
昼顔の花の中にも砂多少 阿波野青畝
昼顔の花びら斬つて草一葉 松本たかし
昼顔の花も電波を受けとむる 山口誓子
昼顔の花裂く雨にさそはれし 飯島晴子
昼顔の見送る圧の白さかな 永田耕衣
昼顔の野原横切り貰ひ乳 細見綾子
昼顔の陰なすは歯車の腐蝕 橋閒石 風景
昼顔の雨朽舟に独歩の地 角川源義
昼顔の露けさたもつ湖の前 水原秋櫻子 緑雲
昼顔はしぼむ間もなきあつさ哉 正岡子規 暑
昼顔はつくらぬものゝ盛り哉 正岡子規 昼顔
昼顔は半開のさま妻若やぐ 香西照雄 対話
昼顔は疾風にたくましく躍り 阿波野青畝
昼顔は誰も来ないでほしくて咲く 飯島晴子
昼顔へ白昼の砂利落さるる 平井照敏 猫町
昼顔も濃ゆし常夏の国し来れば 山口青邨
昼顔やいつかひとりの道とれば 中村汀女
昼顔やきのふ崩せし芝居小屋 正岡子規 昼顔
昼顔やテベレの水の日を反す 阿波野青畝
昼顔や人間のにほひ充つる世に 三橋鷹女
昼顔や佐久街道は雲街道 藤田湘子 神楽
昼顔や児戯はおほかた掌上事 中村草田男
昼顔や十三の砂山米ならよかろ 角川源義
昼顔や右手は海へ向く線路 石塚友二 玉縄抄
昼顔や土橋の上に這ひかゝる 正岡子規 昼顔
昼顔や大海もまた老の夢 石田勝彦 百千
昼顔や女肌ぬぐ垣どなり 正岡子規 昼顔
昼顔や安達太郎雨を催さず 正岡子規 昼顔
昼顔や山の温泉宿に鬘売 岡本眸
昼顔や愕ろける犬舌納む 中村草田男
昼顔や我が荷も添ひて友の肩 中村草田男
昼顔や朽ちて錨のもたれあひ 鷹羽狩行
昼顔や水くむ女かいまみる 正岡子規 昼顔
昼顔や水を湛えてさすらう人 永田耕衣
昼顔や汚れきつたる海の端 岡本眸
昼顔や沖の白波高からず 山口青邨
昼顔や流浪はわれにゆるされず 鈴木真砂女 卯浪
昼顔や渋民村に家少し 飴山實 少長集
昼顔や潮の落ちあふ鳥が道 古舘曹人 樹下石上
昼顔や照る日かげる日海路行く 角川源義
昼顔や砂に吸はるゝ昼の雨 正岡子規 昼顔
昼顔や線路が忘れられてゐる 細見綾子 冬薔薇
昼顔や老いて漁網の修理役 鷹羽狩行
昼顔や老い美しき家郷の人 角川源義
昼顔や舟ながれ来て網打てる 岸田稚魚 負け犬
昼顔や蓬の中の花一つ 内藤鳴雪
昼顔や襦袢をしぼる汗時雨 正岡子規 昼顔
昼顔や諸天を描く居庸関 阿波野青畝
昼顔や身を寄すほどの影ならず 橋閒石 雪
昼顔や釣師と語る葭干潟 石塚友二 方寸虚実
昼顔や驟雨にぬれて野鳥来る 村山故郷
昼顔よ道に迷ひし吾を笑へ 林翔
昼顔をづかづか踏んで稽古海女 鈴木真砂女 紫木蓮
昼顔を摘まむとすれば萎れけり 富安風生
昼顔を摘めばひるがほいたがりぬ 亭午 星野麥丘人
昼顔咲き不思議に誰も行かぬ道 有馬朗人 母国
昼顔無尽赤児あわてて乳を吸ふ 中村草田男
杉垣に昼顔痩せて開きけり 正岡子規 昼顔
東京出て昼顔咲かす貨物線 松崎鉄之介
桑巻いて昼顔咲かぬみどりかな 飯田蛇笏 霊芝
気晴らしのせめて昼顔摘み溜めて 飯島晴子
沿線の昼顔灼けもせざりしよ 佐藤鬼房
海苔鹿朶に昼顔のぼり咲きにけり 山口青邨
潮垂りの海女の含羞 昼顔咲く 伊丹三樹彦
牛眠り昼顔に日のはげしくて 大野林火 海門 昭和十二年
玄関に昼顔咲くや村役場 正岡子規 昼顔
砲音にをののき耐へし昼顔か 能村登四郎
磊塊の石のはざまの昼顔よ 山口青邨
紫の昼顔のぼる椰子の幹 阿波野青畝
迷ひ子の昼顔でふく涙かな 正岡子規 昼顔
陸沈の壮年の少年たり昼顔(七月三十日、高橋睦郎氏同伴紹介の百瀬博教氏に出会の絶景を喫す) 永田耕衣
雨やめば浜ひるがほを見に行かん 高野素十
霧笛鳴り昼顔の花足もとに 山口青邨
革命に記念日多し昼顔咲き 山口青邨
鼓子花は蝶のあそばぬさかり哉 正岡子規 昼顔
鼻のない男にみえるひるがほが 三橋鷹女



華麗なピンクの大輪のバラ「桃香」(春薔薇シリーズ 21-003)

2021年05月09日 07時12分17秒 | 

華麗なピンクの大輪のバラ「桃香」。半剣弁高芯咲きの整った花容で、少し薄めの花弁がローズピンクに染まってみごとだ。京成バラ園芸の武内俊介氏の作出による。

(2021年春 平塚市)

 

■2021年春薔薇シリーズ

「桜貝」(春薔薇シリーズ 21-001)
「しののめ」(春薔薇シリーズ 21-002)

バラ「桃香」

桃香 (Momoka) は、HT種だが数輪の房咲きになることもある。フルーティーな芳香があり丈夫に育ちますが、うどんこ病には弱いので病害虫の防除には注意を払いましょう。

作出国:日本
作出年:2003年
作出者:武内俊介 氏 (京成バラ園芸)
系統:[HT] ハイブリッドティー
交配親:実生 × Shumpoh
咲き方:四季咲き
花形:半剣弁高芯咲き
花径:大輪(13cm・花弁数17~35枚)
香り:強香(フルーティー香)
樹形:半直立性
樹高:150cm