セピア色の画集(10):アパチャ山のファイアストーム
2010年3月2日(水)
このところ,冷たい雨が降りしきる日,じめじめとぐずついた日が続いている.こんな毎日を我慢していると,やがて躍動の春がやってくる.こんな思いを抱きながら,ほとんど毎日のように,あちこちの梅を眺めている.
午前中,久々に,自宅にこもって,部屋の後片付けを始めるが,すぐに飽きてしまう.
たまたま,部屋の片隅で,雑多なガラクタと一緒に埃だらけになっているスケッチブックに目がとまる.
最近の私は,毎日,パソコンと向かい合っていることが多い.でも,パソコンが趣味かと聞かれても,「はい」と素直に答えられるほど,パソコンに嵌っているわけではない.若い頃から,ずっと興味を持っているもの,それは山歩きと水彩画である.
ところが,どうしたことか,この頃の私は,山歩きはまあまあ続けてはいるものの,後の時間の大半はパソコンの前で費やしている.挙げ句の果てには疲れてしまい,ついつい水彩画がお留守になっている.もちろん,絵を描きたいという気持ちは強いのだが・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うっすらと埃をかぶったスケッチブックを開く.そこには,上手下手は別にして,ちょっと昔の自分の姿が生き生きと描かれている.絵を描いた本人だけの勝手な感想だが,絵を描いたあのときの感動が沸々と蘇ってくる.
何と表現したら良いんだろうか,みぞおちの辺りから暑いものが込み上げてくる.
・・・で,久々に,『セピア色の画集』の続編を投稿する気になった.
『セピア色の画集』の復活1号の絵は,ロシアカムチャッカ半島にあるアパチャ山に登ったときの思い出である.
2004年8月10日から17日まで,アルパインツアー社主催のアパチャ山登頂ツアーに参加した.あまり天候は良くなかったが,わずかに天候が回復した8月12日にアパチャ山に登頂した.その夜,登頂成功を祝して,ベースキャンプで,現地ガイドやスタッフと一緒に焚き火を囲んで楽しい一時を過ごした.
あのときの焚き火は,煙たかった.焚き火を囲む人たちの顔が,炎でほてっていた.焚き火の熱で顔は熱いが背中は寒むかった.上を見上げると,満天の星空だった.
焚き火を囲んで,皆で日本民謡やロシア民謡を歌ったな~ぁ・・・
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ついでに,パソコンを使って描いたポンチ絵を何枚かご披露.
使用ソフトウエアはPowerPoint.
PowerPointで絵を描くのも,とても楽しい.
■運搬車
観光客を乗せて原野を走る運搬車.
凄い揺れ.どんなに注意していても,頭を車体にぶつけてしまう.これには参った!
■アパチャ山遠望
ベースキャンプから見たアパチャ山.
山頂付近から水蒸気が立ち上っている.
■カリヤーク山
アパチャ山登山中に,尖鋒カリヤーク山が良く見える.この山に登った人はまだ居ないとのこと.
■綺麗な花
山麓はすばらしいお花畑.名前は分からないが,綺麗な花が咲いていた.
■三兄弟の岩
ペトロカムチャクスキー市内観光の後,アパチャ湾クルーズに出かけた.
三兄弟岩という奇岩の周辺をクルーズした.
(おわり)
「セピア色の画集」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/39bab851413fb62b0c3ff16dce35c0f6
「セピア色の画集」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/a15c551eee7c8d087fd89bec33fb84b7
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