中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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アンナプルナ・ダウラギリ展望紀行(22)カトマンズの休日(1)

2008年02月28日 04時30分31秒 | ネパール:アンナプルナ展望


            <上>オート三輪の車内から
            <下>ボンダーナ前の商店街(人物は無関係)


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                 アンナプルナ・ダウラギリ展望紀行(22)
                 カトマンズの休日(1):どこへ行こうかな
                       2001年3月31日(土)
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<ホテルの朝>

■ホテルで朝食

 長いトレッキングを終えて,カトマンズのシェルパホテルに戻った私達は,やっと風呂にも入れたし,寝心地の良いベッドで寝ることができた。夜中に目が覚めることもなく,6時30分に気持ちよく起床する。
 身辺の荷物の整理をする。部屋の窓を開けると,外から涼気が流れ込んでくる。テレビを点けるが,当然のことながら,日本語の放送はない。
 7時25分,ロビーへ降りる。
 HAガイドが,ロビーで私達を待っている。そして,昨日,カトマンズ行の飛行機が欠航になったための空港使用料の戻りから,夕食代を差し引いた105Rbを返却して貰う。ちなみに空港使用料は165Rb,夕食代は60Rbである。
 7時35分から8時15分頃まで,レストランでユックリと朝食を楽しむ。
 朝食の主食はパンケーキのようなもの,それにスライスしたトマト,トースト,卵焼き,ヨーグルト,パイナップルジュース,コーヒーなど。ご飯がないのがちょっと寂しいが,日本ではないので,仕方がない。

                     <シェルパホテルの朝食>

■ホテルで昼寝? それとも観光?
 朝食後は,夕方19時30分まで自由行動である。それまでホテルで寝ているのも良いが,折角カトマンズに来たのだから市内を観光しようと思う。ホテル備え付けの観光案内や,HAガイドの話を聞いて,ボンダーナ寺院,バシュティーナー,スワセンブナードの三大観光地を一回りすることにする。私は片言の英単語を並べるだけの一寸ばかりの英会話力はある。英語が全く苦手の仙人と,一人旅の男性YMさんが,私と一緒に観光するという。
 出発間際に,HAガイドが,
 「・・・兎に角,値切りなさい・・・言い値でタクシーに乗ったり,お土産を買ったりしたらダメですよ・・・」
と注意される。
 1人で観光するには勇気が要るが,3人の男が一緒に行動するとなると,まあ安心である。

<オート三輪車に乗って>

■オート三輪車を値切る
 8時27分にバゲージダウンをする。そして,ホテルに荷物を預けて,チェックアウトする。
 8時31分,仙人,YMさん,それに私の3人は,連れたってホテルを出る。どこかにタクシーがないかと思いながら,ホテル前の大通りを,王宮とは反対側に歩き出す。ほんの2~3分歩くと,交差点に突き当たる。この交差点周辺に,沢山のオート三輪車(オート力車)が人待ち顔で待機している。
 私は,人の良さそうな顔をしている運転手を選んで,
 「ボンダーナ寺院まで,いくらですか?」
と英語で聞く。運転手は,
 「100Rbだよ・・・」
と答える。
 関東生まれの私は,日本でも値段を値切った経験は殆どない。その私が,外国で,しかも英語で値切るなど,もう論外のことである。どんな手順で値切って良いか分からないが,思い切って,
 「一寸高いな・・・50Rbで,お願いしますよ・・」
と言ってみる。すると,運転手は,
 「しょうがないな,じゃあ85Rbにしよう」
という。次いで,私が70Rbと切り返す。結局は,間を取って,80Rbで行って貰うことに決まる。
 大坂出身の人なら,もう少し値切れたと思うが,関東人の私には,この辺りが限界である。


■オート三輪車で初ドライブ
 8時34分,値切ったオート三輪車に3人が乗り込む。小さな椅子に3人が折り重なるようにして,無理矢理座る。3人も乗ると,さすがにオート三輪車も重そうである。まずは,王宮前の道路をシェルパホテルの方向に戻るように進む。そして,右手の道に入る。そこから,どこをどう通っているのか,良く分からないが,ゴミゴミとした道を,かき分けるようにして,三輪車は進む。
 登り坂になると,さすがに重いらしくて,バタバタと大きな音を立てながら,喘ぎ,喘ぎ,ユックリと進む。道端には幾重にも人垣が出来ている。別に何をする訳でもなく,道端に座り込んだり,建ったりしながら,時間を過ごしているようである。
 8時53分,やや広いが薄汚い道端で,運転手が,後を振り向きながら,
 「ここだよ・・・」
と言う。私が,運転手に,
 「ボンダーナ寺院は,どっちにあるの?」
と聞く。運転手は,後を振り向いて,指さしながら,
 「あっちだよ・・」
 「何分ぐらい歩くの・・?」
運転手は怪訝な顔をして,
 「すぐそこだよ・・・そこ!」
という。
 なるほど,目の前に大きなボンダーナ寺院の建物が見えている。私は,80Rbを運転手に支払う。

                    <カトマンズの観光ルート>
 
                               (つづく)



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