ポーランド訪問記(27)ヴァベル城の「龍」
(観光旅行)
2001年6月16日(土)~6月25日(月)
2001年6月22日。クラコフ滞在5日目(2)
私達は世界遺産のヴィエリチカ岩塩採掘場跡を見学した.
地底の湖や,大きな岩塩の殿堂には度肝を抜かれた。目の前の暗闇に広がる目も眩むようなジグザグ階段を見ていると,この採掘場が稼働していた頃,従業員はどんな気持ちで,この階段を上り下りしていたのだろうかと偲ばれる.
地底深くからリフトを使って地表に出ると,すぐ側に受付のある建物があった.この建物の売店では,岩塩を使ったさまざまな土産物を売っていた.
12時19分,2ズロチを払って小型乗合自動車に乗る.そして,12時43分に,第2次世界大戦当時,ドイツに迫害されたユダヤ人を救助する拠点になっていた場所であったパウリエシナルドウェジ博物館(Museum Pauriece Nardouej)近くで下車する.
<パウリエシナルドウェジ博物館>
博物館はなかなか見つからなかったが,地図を頼りにグルグルと回り,13時丁度に博物館を探し出す.ここは目立たないごく普通の2階建ての家屋である.入口のすぐ上に二階のベランダがある.ベランダには紅色と黄色の花が飾られている.ここは,昔,薬局だったようである.小さな博物館の中には当時の記録が展示されていた.15分ほどで展示を見終わる.
13時15分に小さな博物館を出る.
地図を頼りに,川を渡ってヴィスタ川を渡ると,つい先日,一回りしたユダヤ人共同墓地の入口に出た.道端には沢山のアジサイが咲き始めている.そのまま適当に北の方向に歩き続けると,13時50分,右側に素晴らしき大きな寺院が建っている.寺院の名前は分からないが,その偉容に圧倒され,惹かれるように境内に入ってみる.人影が全くない.
↑ ↑
昼食 ヴァベル城入場券
遅まきながら,どこかでランチを食べようということになる.近くに適当なレストランがないので一昨日と同じレストラン,FIRMA KERIMATに入る(14時00分).私は一番安い組み合わせのスパゲッティとサラダ14.3ズロチを注文する.懐の裕福な人は20ズロチを越えるランチを注文する人もいる.
<昼食代>
14時50分にレストランを出る.ここからは全くの自由行動になる.私は1人で,地図を頼りにヴィスタ川沿いの道を北上して,ヴァベル城の城壁沿いに市街地へ向かう.そして,15時15分に,またヴァベル城に入場する.
今回は城から川岸に出る途中にある「龍」の彫像を見たかった.城に入る.先ほど辿ったヴィスタ川沿いの城壁近くに「龍」の彫像がある洞窟への入口がある.入口を入るとすぐに長い螺旋階段がある.目が回りそうになるのを懸念しながら,数百段もある長い螺旋階段をおりる.すると大きな洞窟の中に出た.洞窟の所々に照明がある.洞窟の奥の壁に,何かレリーフのようなものが飾られている.煉瓦を何段にも貼り付けた壁にポーランド語で5~6行,何かが刻まれているが,何が書いてあるのか皆目分からない.
<ヴァベル城の下にある洞窟を散策する>
洞窟を抜けると川岸に出た.ヴァベル城の真下に当たる.そこに高さ4~5メートルの龍の彫像が建っている.観光客が龍をバックに記念写真を撮っている.
<洞窟を抜けると川岸に出る.そこに龍の彫刻が飾り付けられている>
(つづく)
「ポーランド訪問記」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/597cf87e475a51578cebb2b06ede32b1
「ポーランド訪問記」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/2197b24329f38907a23f9f94cb1f6145
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[編集後記]
2011年9月10日(土) 晴
5時15分頃から東の空が明るくなり始める.快晴.
今日は土曜日.しかも快晴.多分,塔ノ岳は沢山の登山客で賑わっているだろう.今,6時を廻った所である.本来ならば,今日,私は当然塔ノ岳に向かっているはずである.多分,知り合いのご常連も10人程度は来ているに違いない.もし,塔ノ岳に出掛けていれば,今頃は東海道本線の電車で平塚辺りを走っているだろう.
残念ながら,今日は某学会研究会で,ちょっとした報告をしなければならない.もし,この研究会が何時ものように横浜の中心街で開かれるならば,午前中に塔ノ岳を往復して,大倉発12時40分のバスに乗れば,横浜へは14時半には何とか到着する.
研究会は何時も14時に開始される.報告者は2人.もし2番目の報告なら,報告開始が15時30分頃.これならば塔ノ岳を往復してから,会場に出向いても十分間に合う・・・これが私の皮算用であった.
ところが,ところが,・・である.
会場は逗子の某所ということになってしまった.もう塔ノ岳はダメ.
都合が悪いとでも言って,報告をお断りしようかとも思ったが,それでは研究会を運営されている方々に迷惑がかかってしまう.私は塔ノ岳行を諦める.これも,今日の報告会のテーマである“絆”から来る“しがらみ”というヤツか.
私の自室は2階.カーテンを開けると強烈な朝日が遠慮なしに射し込んでくる.
私は眩しい朝日を受けながら,散らかしっぱなしの机に向かっている.
折角空いた午前中.私は何をしようかと思案している.
まず第一に仕上げなければならないのは,明日の山旅スクール5期「鎌倉トレッキング会」の資料作りである.この作業の所要時間は約1時間.これはすぐ終わる.その後,なかなか気乗りがしなかった水彩画の制作に3時間程度充てようかと思っている.
その後,少し早めに昼食.
12時半過ぎに自宅を出て,研究会の会場のある逗子へ向かおうかと思っている.
さて,肝心の報告会は,フロアーの方から,どんな評価を受けるのだろうか・・・
もう,とっくに現役を去ったとはいえ,やっぱり評価が気になって仕方がない.山へ行っている方が,気分は楽だな~ぁ・・・
(愚痴おわり)
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