ポーランド訪問記(33)ワルシャワ最後の日本食

　　　　　　ポーランド訪問記(33)ワルシャワ最後の日本食
　　　　　　　　　　　　（スケッチ旅行）
　　　　　　２００１年６月２３日（土）～６月２５日（月）

２００１年６月２３日（土）．第８日目．ふたたびワルシャワにて．

　クラコフから列車でワルシャワへ向かった．ビュッフェでコーヒーを味わっている内に，ワルシャワが近づいた．そして，14時45分に無事ワルシャワに到着した．
　 　 駅前の地下道を通って，15時10分，フォラム（FORUM）ホテルにチェックインする．今夜の部屋は７階である．前回宿泊したときは19階だった．窓から見える風景は当然違う．19階の部屋からは素晴らしい眺望を楽しむことができたが，７階の部屋からは隣のビルが見えるだけである．どちらの部屋も宿泊費は同じだから不思議である．
 
＜部屋のレイアウトと鍵＞

　まだ，夕方まで時間がある．まずは窓外の風景を15分ばかり掛けてスケッチする．その内に眠くなったので，ベッドに潜り込んで，30分ばかりうたた寝をする．

＜窓外の風景＞

　 18時頃，１人で付近の散策に出掛ける．
　まず，ホテルから南へ歩いてみる．道路の両側には，綺麗な大きなビルが建ち並んでいる．あまり遠くへ行ってしまうのも不安なので，ピエクナ通り(Piekna)を左折する．途端に寂れた町並みに急変する．これはまずいなと思い，次に南北に通りクウズカ通り(Kwzca)を北上する．
　曇り空から霧雨が舞い落ち始める．
　街路樹の緑がとても綺麗である．いくつかの通りを横切りながら北上を続ける．途中に素晴らしいレストランを見つける．
 

　ときどき立ち止まってスケッチを楽しむ． 18時42分，アリジジェロゾリムスキ通り(Aleje Jerozolimski)に出る．子供用品のデパートがある．ここで左折してみる．途端に町の雰囲気が華やかになる．そして，18時45分にフォラムホテルに戻る．

　地図を開いて，１人で散策した道筋を確かめる．
　 今夜は，全員でポーランド最後のディナーを楽しむことになっている． 集合時間10分前，18時50分にロビーまで降りる．間もなく全員が集まる．
　ホテルの玄関からタクシーに乗り，19時10分，レストラン「東京」に到着する．


　店内は明るくて清潔である．店内は30席ほどの広さである．先客の白人4～5人がくつろいでいる．今夜は私が幹事である．これまでお世話になったHさんを招待することになっている．
　 「Hさんの分は均等割り，各自注文したものは厳密に計算します．」
と宣言する．
　酒豪の高いアルコール代など，下戸の私は一切負担しないというのが，私の信条である．
　私は各自の注文した品物を克明に記録する．私はライス，みそ汁，イカの照り焼き，付き合いの小瓶ビールを注文する．
 
＜レストラン東京の夕食＞

　このレストランの日本食は，まあまあの味だが，どこかチグハグな感じがするのは否めない．
　支払いのときに，ビールの値段が，どうもハッキリしない．私はウエイターを呼んで，１品ずつ子細にチェックする．すると，すでにサービスチャージが43ズロチも加算されていることが分かった．
　汚い手書きの勘定書に，こっそりとサービス料を加算しているとは怪しからん．
　結局，貧乏旅の私の負担額は90ズロチで一番安かった．酒豪のF先生は112ズロチで一番高かった． それにしても，90ズロチは高すぎる．わざわざヨーロッパまで来て，日本料理を食べようなどと思うのが間違いのようである．
 

　20時50分，レストランを出る．
　21時丁度に，再びタクシーに乗り，21時10分にホテルに帰着する．
　まだ早い。ロビーの脇にある喫茶室にHさんを招待して，２人でコーヒーを味わう．コーヒーとケーキ２人分で16ズロチ（＋チップ2ズロチ）であった．

　21時45分，自室に戻る。ざっと荷造りをして，22時10分に就寝．
　いよいよ明日は，ロンドン経由で東京に帰る予定である．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　（つづく）

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[編集後記]

２０１１年９月２７日（火）　　高曇り

　昨日から，やけに涼しくなった．つい先日の猛暑が嘘のようである．
　何時ものように，3時半頃目が覚めたが，何となく寒いので起床する気になれない．そのままウトウトしながら，4時半頃まで寝床の中で過ごす．
　もうすぐ9月も終わりである．すっかり日の出が遅くなり，5時を過ぎても薄暗い．
　いよいよ，今日から第22回２０１１神美会員展が横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される．昨日，搬入業者に委託した私の水彩画『ツールドモンブラン』（20号）も展示される筈である．
　雑務は，なるべく早く済ませて，午後一番に会場に駆けつける予定である．
　なにしろ，今日は，塔ノ岳のご常連，韋駄天のＴさんとＯ川さんが，午後から来場される．光栄なことである．
　私は今から緊張している．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（愚痴おわり）