中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ポーランド訪問記(32):汽車の旅;ワルシャワへ

2011年09月25日 04時11分34秒 | ポーランド;クラコフ訪問記

    ポーランド訪問記(32);汽車の旅;ワルシャワへ
          (スケッチ旅行)
     2001年6月16日(土)~6月25日(月)

2001年6月23日(土)。クラコフ6日目(3)

 今日は,クラコフからワルシャワへ列車で戻る日である.
 11時丁度に中央広場近くのホテルをチェックアウトした私達は,タクシーに分乗して,11時15分にクラコフ駅に到着.クラコフ駅は,それ程大きな駅ではないが,それでもホームは5番線まである.
 私達の乗る列車は12時05分に発車する.


<クラコフ駅>





<私たちが乗車する特急列車;かっこいい電気機関車が客車を引っ張る>

 発車まで,まだ発車まで,かなりの時間がある.
 もと汽車マニアの私は,時間があるのが嬉しい.まずは列車を前から後ろまで見学する.私達の乗車する列車は,7両編成である.前から2両が1等車である.3両目はビュッフェになっている.その後に食堂車が付いている.そして,2等車4両が食堂車に続く.
 私達は1等車禁煙席をリザーブしている.

<指定席の切符>

 列車の先頭は,懐かしい姿の電気機関車である.架線に密着している2本の大きなパンタグラフが雄々しく感じる.
 「うーん,,,格好良いな・・・」
最近,日本では滅多に見られなくなった電気機関車に,私は大変興奮しているのが,自分でも分かる.
 客車は,20年ほど前の横須賀線の電車に良く似ている.青色に塗装された車体が印象的である.ただ,出入り口は車輌の両側だけにあり,客席は対面3人掛け,6人ずつのコンパートメントになっている.

 連結器が面白い.中央に大きな鍵が付いている.鍵の両側には断面が長方形の緩衝器が付いている.いかにも古めかしい連結器がノスタルジックである.私は面白がって連結器の写真をアップで撮る.

 定刻12時05分,列車は何のアナウンスもなく発車する.

 発車と同時に,私達はN夫妻が持ち込んだビール,ポプコーン,チョコレートを出して,飲み始める.発車するとすぐにクラコフ郊外の田園地帯に出る.
 12時30分頃,車内販売が廻ってくる.可愛い女の子である.ただ,残念なことに英語が通じない.
 往路の車内では1等車の乗客には,昼食をタダで配っていたので,身振りで,
 「1等車の乗客は,ただで貰えるんでしょう・・・?」
と質問する.
 どういう訳か,今回はタダにはならないらしい.少々高いなと思いながらも,1個4ズロチのサンドイッチを購入する.結構美味しい.

<4ズロチのサンドイッチ;左はロングテイルさんからご馳走になったビール>

 13時15分頃,車窓には広々とした農地が広がっている.
 ポプラだろうか,1列に並んだ並木が,あちこちに見える.農家が点在している.やがて,列車は白樺の林の中を快調に走る.
 広い農地と,町や白樺の林が次から次へと現れる.



<車窓から瞬間スケッチ>

 13時35分,S先生,F先生,N夫妻が,3両目のビュッフェへ行く.Hさんは疲れたのか居眠りをしている.私は日記帳の整理をする.でも,14時過ぎに,私もビュッフェを覗いてみることにする.
 ビュッフェの隅の席で,S先生とN夫妻が,コーヒーを飲みながら雑談している.私も3.5ズロチのコーヒーを注文する.20分ほどビュッフェで楽しんだ後,再び席に戻る.

<ビュッフェでコーヒーを楽しむ>

 列車がワルシャワに近付くと,窓外には民家が沢山見え始める.
 どんよりと曇った空から雨が落ち始める.
 やがて,列車が速度を落とし始める.定刻14時45分,私達の列車は,ワルシャワ駅に到着する.

 雨の中を,私達は自分の荷物を引きずりながら,地下通路を通って,今日の宿泊ホテルFORUMへ向かう.そして,ホテルのカウンターで,型通りにパスポートを提示して,15時10分にチェックインする.
 全員が7階の部屋にアサインされている.

 真鍮製のキーホルダーの付いた鍵を受け取る.
 部屋にはいるとテレビの電源がONになっている.テレビ画面には,青色の背景に白字で,
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                       “Mr. Flower-hill 
                   WELCOME TO FOLUM HOTEL

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 そして,その下に,

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      Dear Guest,
     “We hope you will have a pleasant stay with us.” 

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というメッセージが映し出されている.

 クラコフのホテルに較べれば,部屋の設備も比較にならないほど立派である.クラコフ滞在中は,バスなしのシャワーだけの生活をしていた.それに較べれば,バスのあるこのホテルでの滞在は,何とも嬉しくなる.早速,バスにゆっくりと浸かることにする.
                                                (つづく)    
「ポーランド訪問記」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/bf8c9c67673a2ecb233f789e8e575778
「ポーランド訪問記」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/daa2800cf49feb4e28b7d934e7532f41

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[編集後記]

2011年9月25日(日)
 3連休3日目

 ARENAオフミ定例会開催日.
 山仲間達数名と箱根の明星ヶ岳,明神ヶ岳を縦走する予定である.小田原からバスで宮城野橋まで行き,そこから明星・明神と縦走,最乗寺に抜ける定番コースを歩く.
 幸い天気も良さそうなので,楽しみである.
 今朝は頑張って3時に起床.
 明後日から始まる神奈川美術協会会員展に出品する予定の水彩画に,最終の加筆を続けている.明日,搬入代行業者に,絵を渡さなければならないので,絵に手を入れられるのは,今が最終になる.なんとも気ぜわしいが,これも自らまいた種.結構,充実感を持ってやっている.
 “忙中閑あり・・”
なんてしゃれ込んでも,
 「もともと,お前,サンデー毎日だろう・・」
と言われちゃったらオシマイだな.自分でまいた種なんだから・・・
                              (愚痴おわり) 







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