中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ポーランド訪問記(12);クラコフ;早朝の中央広場

2011年07月12日 19時35分18秒 | ポーランド;クラコフ訪問記

        ポーランド訪問記(12)早朝の中央広場
            (スケッチ旅行)
       2001年6月16日(土)~6月25日(月)

第3日目;2001年6月19日(火).クラコフ第3日目.

 私達はコンファレンスが開催される2日前に,開催地のクラコフへ来ている.今日と明日の日中は,クラコフ市内,アウシュビッツ,ビルゲナウなどを観光する予定である.
 クラコフ到着の第1夜を過ごして,6月19日の朝を迎える.
 例によって,真夜中1時頃,目が覚める.まだ,時差の呪詛から抜け切れていない.目が冴えてしまう.仕方なく『地球の歩き方』などを眺めて眠くなるのを待つ.しかし,ますます目が覚めてしまう.困った.仕方なくコンファレンスのプレゼンテーション資料に目を通す.トイレにも行く.そうこうしている内に,4時になってしまった.このままでは睡眠不足になること必須である.

 5時丁度に通りに面した二重窓を開けてみる.もう,夜が明けている.窓から吹き込む涼風が清々しい.窓から眺めた街の様子をスケッチする.ここからは見えないが,昨日,私達がタクシーを降りた通りがある.その通を通る市内電車の音が,ときどき聞こえてくる.早い時間だが,眼下の通りには,観光客がチラホラと歩いている.なかなか趣のある風景である.私は夢中になって,窓からの風景をスケッチしている内に,またたくまに1時間ほどが過ぎてしまった.
     

 6時30分,トイレに行くが,思うようにならない.そこで,便秘薬のサドラックを1錠服用する. 6時40分,外へ出てみる.1階に降りると,赤いチョッキを着たガードマンが愛想良く,
 “Good Morning!”
愛想良く挨拶をしてくる.
 外へ出る.
 寒い.小雨が降っている.中央広場の方へ歩く.路上に落ちている食べ残しに数羽の鳩が群がっている.広場では,柄の悪い数名の男達が騒いでいる.こんな連中に近付くのは危険だと思って,今来た道を引き返す.レゼントホテルの前を通り越して,電車道の方まで行ってみる.丁度そのとき,電車が轟々と音を立てて通過する.とにかく寒いので,一旦,ホテルに引き返すことにする.

 6時50分,自分の部屋へ戻る.
 先ほどスケッチした絵を眺めながら,窓から通りを見下ろして,ぼんやりとしている.7時頃,同行のF先生が,私の部屋の下を所在なさそうにブラブラしているのを見つける.
 「F先生,おはようございます」
と,私が,F先生の頭の上から声を掛ける.
 F先生は,いきなり頭の上から声を掛けられたので,ちょっとビックリされたようである.
 「そろそろ朝食の時間ですね.一緒に食堂へ行きましょう」
と誘う.
 食堂は宿泊している建物ではなく,隣のビルの1階にある.扉を開けて通路を進むと,小さな食堂がある.20人も座れば満席になる.まだ早い時間なので,私達が一番乗りである.一番奥の席に陣取る.バイキング方式.例によって私は,摂取カロリーを気にしながら,お皿に食べ物を取り分ける.パン2枚に苺ジャム,サラミソーセージの切り身2枚,スクランブルドエッグ少々,チーズ2切,スライスしたキューリ数枚,ミルク1杯,ゆで卵1個,ヨーグルト1個,コーヒーが私の朝食である.バイキングとはいえ,どうも品数が少なくて,何となく物足りない感じがする.


  8時08分,朝食を終えて,一旦部屋へ戻る.これから,観光地図を頼りに,適当にクラコフ市内観光をする予定である.案内人が居ないので,全く手探りの観光になるはずである.
                                      (つづく)

「ポーランド訪問記」の前回の記事
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