中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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ポーランド訪問記(9) ワルシャワ大学図書館見学

2011年07月07日 10時56分29秒 | ポーランド;クラコフ訪問記

     ポーランド訪問記(9) ワルシャワ大学図書館見学
              (スケッチ旅行)
     2011年6月16日(土)~6月25日(月)

第2日目:2001年6月18日(月).ワルシャワ滞在3日目(1).



 私はまだ時差に悩まされている.
 夜中に目が覚める.まだ11時30分である.よく眠れない.無理をして眠るが,ふたたび1時30分に目が覚めてしまう.どうにもならないので『地球の歩き方』を暫く眺めている.そんなことをしている内に,またうとうとと浅い眠りにつく.
 4時10分,はっきりと目が覚める.もう,日本時間で11時を過ぎているので眠れないのは当たり前であろう.外は次第に明るくなっている.
 4時25分,風呂に入る.その後,テレビでCNNを見ながら,荷物の整理をする.寝不足のためか,少々,頭が重い.5時20分から6時25分まで,もう一度寝直す.今度は頭がスッキリしている.窓を少し開けると町の騒音が遠くから聞こえてくる.
 6時35分,ホテル1階のレストランへ行く.朝食を始めると,S先生,Hさんもレストランに姿を表す.朝食の内容は,この訪問記で披露したスケッチの通りである.コーヒーを何杯も飲みながら,8時頃までレストランで過ごす.


 部屋に戻る前に,ホテルから外へ出てみる.そのまま暫くの間,辺りを散策してみようと思う.ホテルの前は大きな交差点になっている.丁度,出勤途中の人たちがせわしく行き交っている.電車が時々ガタガタとレールの音を響かせながら走っている.車体の真ん中に蛇腹がついているバスが,沢山の通勤客を乗せて,次から次へと走り去っていく.
 私は広い歩道の片隅に立って,ホテルを挟んで交差点の斜向かいにある文化科学宮殿の建物をスケッチする.この建物は旧ソ連からポーランドに贈られたものだという.建物の上に時計台が付いている煌びやかなデザインである.


 スケッチをしていると,小雨が降り始めた.仕方なくスケッチを中止して,ホテルに戻ることにした.しかし,すぐに雨が止んだので,私はそのまま電車道を東の方向に散歩することにした.暫く進むとナドロウエ国立博物館(Museum Narodowe)の建物の前に出る.
 朝が早いのでまだ開いていない.そのまま先へ進むと軍事博物館に到着する.そこから先は,道路の幅が少し狭くなり,公園のような場所に出る.
 振り返ると,立ち並ぶビルの向こうに一際高く文化科学会館の建物が頭だけ覗かせている.面白い構図なので,ここでもスケッチを楽しむ.


  9時17分,先ほどから降ったり止んだりしていた雨足が少し強くなってきた.私は仕方なくホテルへ引き上げることにした.そして,往路をそのまま引き返して,9時30分にホテルに帰り着く.部屋に戻り,辺りをザッと片づける.そして窓際に座って,たった今散策した通りを確かめる.
 9時45分,枕銭5スロチ(約200円)を置く.そして,9時50分,部屋を出る.すぐにチェックアウト.ホテル代はすでにクーポンで支払い済みである.


 これから,ワルシャワ大学を訪問する予定である.
 荷物をホテルに預けて,10時05分に,ホテル前で待機しているタクシーに乗車する.10時05分にワルシャワ大学図書館前に到着する.半円形で総ガラス張りの外壁,高い天井,素晴らしい建物である.入口から建物の中に入る.通路にベンチが並んでいる.沢山の学生が急ぎ足で往来している.学生が,皆,利口そうで,大人に見えるのは,どうしてだろうか.
 私達を案内してくれるのは,アルカチブアブレルハキムさんとズビギニウカントリシンシスキーさんのお二人である.図書館の蔵書を拝見する.残念ながら日本語の本は全く見当たらない.学生用の閲覧室も清楚である.
 席に座ると,ガラス越しにワルシャワ市街が見渡せる.ファカルティメンバー用の個室も10数カ所備え付けてある.サービス時間は,平日9:00~21:00,日曜9:00~15:00である.筆者の勤務先よりサービス時間が長い.蔵書は450万冊,学生数は5万人.なかなか大きな大学である.





<図書館内部>

 12時丁度に,図書館の見学を終える.
 12時10分,大学の学生食堂に入る.落ち着いた雰囲気の食道である.ほどほどの混みようで,日本のどこかの大学の学生食堂のように,ざわついた雰囲気ではない.そこでStudent Lunch,30スロチを注文する.
 ポテトスープ,スパゲティ,デザート,コーヒーのフルコースである.


 13時10分,ワルシャワ大学の図書館を出る.ドービア(Dobia)通りを一旦北へ進む.そこで左折,西へ向かって,平和通に出る.そこから南へ真っ直ぐ下り,14時15分頃,一旦ホテルに戻る. 
                                        (つづく)

「ポーランド訪問記」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/321809aa4c4f738cf437257f2afa346e
「ポーランド訪問記」の次回の記事
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[編集後記]

2011年7月7日(木)
 晴

 東京では猛暑が続くといっているが,鎌倉では丁度良い海風が吹いてくるので,窓を開けていれば,涼しくて心地よい.
 この時期になると,前の家の三毛猫が,庇の上で終日(ひねもす)香箱を作っている.ネコとは良く言ったもので,空腹になるまで,ああやってひたすら居眠りをしている.
 私がカメラを向けると,
 「なにするんだ・・・」
とでも言いたげに,目を開けて私の法をジッと見つめている.
 「塔ノ岳の尊仏山荘のミー君の方が,ずっと可愛いな・・」
と私は思っている.


 今は梅雨時,先ほどまで青空が見えていたが,上空に雲がかかり出す.鎌倉中央公園の森が海風で揺れている.


 7月1日から開催されている鎌倉美術展は,今日が最終日である.夕方16時頃,展示していた作品を受け取りに行かなければならない.雨が降ったり,風が強かったらどうしようかと迷っている.
 「ま,そんなときはタクシーを使うしかないか・・・高く付くな~ぁ・・!」
                                         (愚痴おわり)
 



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