中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉観梅;荏柄天神・十二所果樹園を一回り(1)

2012年03月17日 11時23分58秒 | 鎌倉あれこれ

                                     <梅が見頃の荏柄天神>

        鎌倉観梅;荏柄天神・十二所果樹園を一回り(1)
              (五十三次洛遊会)
            2012年3月16日(金)

<ハイキング地図>



       水平歩行距離     12.1km
       累積登攀高度     323m
       累積下降高度     323m

<鶴岡八幡宮>

■小町通りから鶴岡八幡宮へ
 昨日までの寒さも一息.今日は,まだ少々寒いものの,素晴らしい晴天である.絶好の行楽日和.鎌倉駅周辺は遠足や修学旅行の生徒達で一杯である.
 今日は,私たち五十三次定例会の開催日である.10時00分,鎌倉駅表口に参加者13名が定刻前に集まる.
 挨拶や連絡事項をお話しした後,10時05分に鎌倉駅表口を歩き始める.まずは,小町通りを北上し,途中から若宮大路へ回る.
 10時18分,鶴岡八幡宮に到着する.まだ,時間が早いせいか,境内の観光客は何時もに比較すると幾分少なめである.
 境内では映画化テレビか良く分からないが,ロケの真っ最中.有名な某男性俳優と女性俳優が出演している.何の撮影か全く分からないが,あまり興味がないので,そのまま脇を通過する.

<何やらロケの鶴岡八幡宮>

■鶴岡八幡宮を散策
 境内のあちこちは,結構,花で賑やかである.何れも丁度見頃る.
 特に急ぐこともないので,ゆっくりと境内を散策する.

<鶴岡八幡宮にて>

<梅が見事な荏柄天神社>

■荏柄天神社のミツマタと大イチョウ
 鶴岡八幡宮の境内を抜けて,大倉御所跡の西御門から東御門を通過して,10時41分に荏柄天神社に到着する.ここは日本三大天神の一つで,梅の名所でもある.
 祭神は言うまでもなく菅原道真と八雲大神(素戔嗚尊)である.鎌倉でも尤も古い神社である.
 長くて急な階段を登って,荏柄天神社の境内に入る.境内には結構たくさんの観光客が来ている.参道階段の左手に,今が見頃のミツマタが見事である.
 境内に入ってすぐ右手にある大イチョウに,まずは心を奪われる.
<階段入口のミツマタ>

■古代青軸
 社殿に向かって左側が古代青軸.入れ替わり立ち替わりで,たくさんの観光客が写真を撮っている.

<荏柄天神社;左が古代青軸>


古代青軸>

■梅に囲まれた境内
 境内を一回りしてみる.梅に囲まれた社殿の朱色が見事に調和していて素晴らしい.続いて,境内の大イチョウ,筆塚を見学する.

<梅に囲まれた境内>

 
<大イチョウ>                                       <筆塚>

<天園ハイキングコースを経由して十二所神社へ>

■閑静な鎌倉宮境内
 10時59分,鎌倉宮に到着する.ここでトイレ休憩.
 ここまで来ると観光客の人数も大分少なくなり,境内は閑静である.境内では梅が綺麗に咲いている.

<鎌倉宮の鳥居>


<鎌倉宮の梅>

■瑞泉寺登山口へ
 鎌倉宮の境内を抜けて瑞泉寺に向かう.途中の野菜売店で道草.石焼き芋の香ばしい匂いに誘われて,1本100円の焼き芋を賞味する.懐かしい味がする.
 11時25分頃,瑞泉寺登山口に到着する.

<野菜売店で石焼き芋を賞味する>

<十二所神社へ>

■瑞泉寺口から天園ハイキングコースへ
 瑞泉寺登山口から天園ハイキングコースへ入る.かなりの急勾配登り坂を5分ほど登ると,明王院へ向かう山道を右へ分岐する.そのすぐ先の三叉路を右折して,十二所へ下る.
 今度は,谷沿いのかなり急な下り座かである.何時もはジメジメと泥濘になっているところだが,この頃の好天続きで,殆どが乾いていて歩き易い.
 11時46分,十二所登山口に下山する.

<天園ハイキングコース沿いの尾根が見える>


<十二所登山口>

■十二所神社で昼食
 十二所の集落を抜けて,一旦,金沢八景に向かう自動車道へ出る.すぐに左手の路地に入り,11時54分に十二所神社に到着する.
 参拝を済ませてから,境内の片隅を借りて,昼食を摂る.

<十二所神社>

<朝夷奈切通>

■大刀洗川に沿って遡る 
 昼食を終えて,12時32分,十二所神社を出発する.
 バス通りを渡って,大刀洗川に沿う細い道に入る.少し進むと左手の小高い断崖の上に馬頭観音などの石碑が数基並んでいる.これらの石碑が並んでいる高さが,昔の道のあった高さだという.
 更に進むと,左手に梶原大刀洗水がある.鎌倉五名水の一つである.源頼朝の命を受けて,梶原景時が上総介忠常を討った太刀を,ここで洗ったという伝説がある.
 さらに進んで,12時46分,朝夷奈切通入口に到着する.入口にある三郎滝を眺めながら一休みする.

<昔の街道の高さに並ぶ石塔群>


<梶原大刀洗水>


<上総介忠常屋敷跡付近から流下する三郎滝>

<朝夷奈切通から熊野神社へ>

■朝夷奈切通を遡る
 朝夷奈切通に入る.路面の整備工事が進んでいる.以前に比較すると随分と歩き易くなっているが,反面何だか寂しいような気もする.
 途中,昔,休憩所が並んでいた石垣の脇を通過する.昭和31年に現在の朝比奈峠道が完成するまでは,この切通も道が実際に使われていたという.
 13時丁度に,磨崖仏に到着する.この辺りが鎌倉市と横浜市の市境である.最高地点から少し下ったところで,道路が分岐する.私たちは分岐を右折して熊野神社に向かう.

<市境付近の磨崖仏>

■熊野神社
 右折してから,暫くの間,立派な杉林が続く.やがて,杉の間から立派な社殿が見え始める.熊野神社である.ここは,鎌倉市との市境からほんの少ししか離れていないが,横浜市に属するため,鎌倉関連の案内書や説明文にはほとんど記述がない.
 とはいえ,立派な神社である.

<杉林の先に熊野神社が見え始める>


<熊野神社>

■熊野神社の立派な樹木
 境内には立派なイチョウの木が,数本自生している.どうやら横浜市の天然記念物に指定されているようである.

<熊野神社境内の立派な大イチョウ>

<十二所果樹園>

■市境尾根沿いの散策路
 熊野神社から市境尾根に登る.暫くの間,なだらかな起伏が連続する尾根道が続く.今日は暑くも寒くもなくて,歩いていても実に心地よい.

<心地よい市境の散策路>

■十二所果樹園に到着
 途中,うっかり先頭を歩く人物の後を付けたために東電道に間違って入り込んでしまう.これまで,何回となく通い詰めているところでも,気を許すと道を間違えるという教訓を得る.
 すぐに元の道に戻って,尾根道を進む.
 そして,13時49分,十二所果樹園に到着する.

<十二所果樹園に到着>

■展望台で休憩
 13時58分,十二所果樹園の中央にある展望台に到着する.
 ここは一寸した広場になっていて,ベンチなどが設置されている.ここで一休み.
 今日は良く晴れているが,春霞のための遠くの景色が良く見通せないのが残念である.とはいえ,ここは,三浦半島の両側,つまり太平洋側の相模湾,反対側の東京湾が見渡せる景勝の地である.
 今日は残念ながら富士山は霞んで見えないが,丹沢の大山や伊豆の山々が霞んで見えている.反対側を眺めると,千葉の山々が見えている.
 休憩を取っていると,一人の年配の女性が現れる.池子弾薬庫沿いに住んでいるとのこと.私が皆さんにお配りした地図を所望される.
 「随分と図々しい方だな・・・」
と驚くが,特段,秘密にするようなものでもないので,1枚差し上げる.細かいことをいえばコピー代10円の損.

<果樹園展望台で休憩>


<展望台から鎌倉方面相模湾を望む>


<展望台から東京湾千葉方面を望む>


<十二所果樹園の梅>

<光触寺へ下る>

■ヤブの中の急な坂道を降りる
 14時05分,展望台を出発する.
 暫くの間,池子弾薬庫跡沿いの尾根道を進む.弾薬庫跡側に訳の分からない鉄の扉とコンクリート塀が並ぶところが終わって,前方に送電鉄塔が見える所から,右折して細い枝道に入る.ここは,余程目を凝らして見ていないと,ついつい見過ごしてしまうところである.もちろん,何の案内杭も目印もない.何回もここへ来て入口を良く覚えるだけ.
 すぐに両側からヤブが覆い被さる秘境道になる.暫く進むと,滑りやすくて急なジグザグの下り坂になる.
 そして,飛び出すように資材置き場のような所に出る.
 飯場のような建物の間を下ると,右手に墓地が見え出す.ここに見事な梅の木が数本並んでいる.

<光触寺に下る枝道>


<墓地近くの梅>

■光触寺
 14時33分,光触寺に到着する.
 一遍上人像,塩嘗地蔵を見学する.境内の梅それに桜(?)が見事である.

<光触寺>


<一遍上人像>


<塩嘗地蔵>

※1回にアップロードできる量の限界に近付きました.
 この記事の続きは,次をクリックして下さい.
  http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/23a15fbbffaface69e4995fab4661e1f

                                          (つづく)

「鎌倉あれこれ」の前回の記事
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