<常磐緑地峯山からの眺望>
師走の鎌倉;常磐緑地・源氏山公園・対峯緑地を一回り(1);梶原から常磐緑地へ
(独り散策)
2019年12月20日(金) 晴
<ルート地図>
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<鎌倉中央公園から梶原口へ>
■歩き出しは鎌倉中央公園
午前中は結構あれこれと忙しかった。
”よぉ~しっ! 午後から少し余計に歩くぞ…!”
少し早めに昼食を済ませた私は、12時00分に、出発点の鎌倉中央公園清水塚口(バス停鎌倉中央公園入口)から歩き出す。まあ、何となく鬱憤晴らしのような気分で家をある。そうはいっても鬱憤晴らししたい具体的なことなど何もないが…
ただ、思い切り歩きたいという衝動に駆られたというのが本音である。
”さて、どこを回ろうかな…?”
これも毎度のことながら、歩くと言ってもどこを歩くのかが、歩き出しの時点で定まらない。バス停前を30秒ばかりあっちへ行ったりこっちへ来たりを繰り返してから、今回はとりあえず梶原方面へ降りてみようかなと決める。
まずはバス停からバスが通る上り坂を歩いて、山の上ロータリーに到着する。ここでまた”さてどっちだ…”を繰り返した後、そのまま坂を下って、バス停梶原でバス通りに突き当たる。左折すれば源氏山公園、左折すれば梶原口方面である。このまま源氏山公園へ行ってしまえば、何となく拍子抜けするので、まだいろいろな選択肢が可能な右折を選ぶ。ちょうどそのときバス停にどこ行きかよく見なかったがバスが到着する。なんとなくバスにつられて乗ってしまいそうになる。
”お前、何やってんだ…”
と自分のいい加減さを苦笑する。
■バス通りを梶原口へ
バス通りを梶原口へ向かう。
進行方向左手に常磐緑地の山並みが見えている。まだ紅葉が残っていて、なかなか美しい。この様子を見上げて、
”そうだッ…! 今日は久々に常磐緑地を縦走してみよう…!”
これで、目先の散策コースが決まった。ただ、昨日、雨が降っていたので、山道が抜かっているかもしれないが…
<常磐緑地の紅葉を眺めながら梶原口へ>
■梶原口
あちこちで道草しながら、12時34分、梶原口に到着する。これから山道に入るので、飲み物を調達しなければ…ということで、自販機に立ち寄る、そして、ラベルに印刷されている「ウルトラチャージ…」という能書きに釣られてR***G***を購入する。ちょっとハイカロリーすぎるが、まあいいだろうと言うことで…
<梶原口>
<常磐緑地に入る>
■いきなり急坂
梶原口交差点(三叉路)の左側、ほんのちょっと手前で左折して住宅地内の狭い路地に入る。その路地に入ってから、すぐのところにY字の分岐がある。その分岐を左へ。
舗装はされているが、いきなりの急登である(12時34分)。左手にある高圧線鉄塔を眺めながら急速に高度をあげていく。坂道の右手には何件かの民家が続く。
<常磐緑地入口>
■いよいよ山道だ
急登が終わって、上り勾配が少し緩くなる。そして、12時37分、右手に立ち並んだ民家が途切れると、舗装道路もここで終わりになり、その先は山の中の土道になる。ここが常磐緑地の本当の入口と言えるかもしれない。
ここから先もずっと上り勾配の道が続くが、ごく緩やかな勾配である。
山道に入ると雰囲気が一変する。街の騒音も聞こえなくなり、ただただ静かである。道路周辺の下草がきれいに刈り込まれていて、とても良く整備されている。昨日は雨だったにも関わらす、ぬかるみはほとんどない。実に歩きやすい山道である。
<ここが常磐緑地の入口>
■所々に休憩所
この前、ここを訪れたのは数ヶ月前である。どこのグループ化忘れたが、蚊やアブの襲撃に惑わされながら、藪の中を歩いた。ところが、今は下草がすっかり刈り取られている上に、蚊、アブ、蜘蛛の巣、蛇などに悩まされることもなく、実にゆったりした気分でお散歩できる。まさにこれから来年3月初めぐらいまでが散策を楽しむ最高の季節だなと思う。
ここ数ヶ月の間に、ここ常磐緑地はずいぶんと整備されたなと思う。まずありがたいことは、緑地内にずいぶんとたくさんの休憩所が新設されていることと、案内標識が整備されたことである。多分、ボランティアの方々が一生懸命整備したんだろう。感謝、感謝である。
”うん…、こういうところなら数名のグループで訪れてもいいな…ランチタイムにもってこいの場所だなあ…”
<ところどころにこのような休憩所が設けられている>
■ここも歴史的保存地区だ
12時40分、ここが歴史的風土保存地区であることを示す案内杭の前に到着する。この杭には「歴史的風土大仏長谷観音特別保存地区」と書いてある。
多分、この緑地は今のまま保全され宅地開発などは行われないということだろう。ここは面積が結構広い緑地である。この緑地が将来とも保全されるのはとても嬉しい。
<歴史的保全地区の案内杭>
■巨木の下で一休み
尾根沿いの道が続く。至る所に巨木が自生している。ここは山桜の名所でもある。
巨木の下に休憩所がある。このままどんどん通過してしまうのも惜しいなと思って、休憩所の腰掛けに座って、青空を見上げる。実にすがすがしいいい気分である。でも生来せっかちの私は、せっかく座ったのに、せいぜい2~3分しかジッとしていられない。すぐに立ち上がってしまう。立ち上がった瞬間、
”何で、俺はせっかちでじっとしていられないんだろう…”
と反省する。
多分、サラリーマン時代に多忙な毎日を送っていたために、染みついてしまった悪しき残渣がなせる業だろう。それとも”三つ子の魂百まで”なのだろうか。いずれにしても情けないことである。
<心地よい休憩所>
■ここにも台風の爪痕が…
12時45分、先の台風で倒れたと思われる木が道を塞いでいる。この尾根道は通行止めにはなっていないが、やっぱり台風で倒れた木が道を塞いでいる。この先にも何カ所から倒木があるが、何れもそれほどの障害にはならずに通行できる。
<台風の爪痕>
<峯山山頂>
■八雲神社分岐
良く整備された尾根道が続く。上り勾配が幾分きつくなったかなというカンジダ得る。山道の周辺のほとんどが雑木林である。
12時45分、夜具も神社方面の分岐に到着する。ここ数年、夜具も神社方面に下山したことがないので、ふらふらとそちらの方へ向かいたくなる。でもここで平地に降りてしまうのももったいないので、今回はこのまま尾根道を先へ進むことにする。
峯山山頂は、ここからすぐ先のところにある。
<八雲神社分岐>
<路傍の休憩所>
■心地良い休憩所
ちょっと急な上り坂をほんの十数メートル上って、12時47分、広々とした路傍の休憩所に到着する。山頂は広い台地になっていて、何カ所か座れるところがある。ここは素通りしてしまうのも勿体ないので、ベンチに座ってほんの数分休憩を取る。
ここなら、10名程度の集団で来ても、ゆっくりと休憩することができるなと思う。このあたりで日向ぼっこしながら弁当を広げるのも悪くないなと思う。
<峰山山頂>
■休憩所で展望休憩
あまりセカセカ歩くのも芸がないので、峰山山頂のベンチに座って、先ほど梶原口で購入巣他REAL GOLDを3分の1ほど飲む。凄く甘い。ボトルに書いてある成分などを見ていると、この飲み物が結構ハイカロリーなことに気がつく。
”ちょっとカロリーの摂り過ぎになるかな…”
と心配になる。でもすぐに
”マア、イイカ…”
と楽観的になる。夕飯のご飯を半杯ぐらい控えれば何とかなるサ。
<峯山山頂で展望を楽しみながら一休み>
<峯山山頂>
■峰山山頂の案内板
12時52分、大きな木の幹に「峯山山頂」と書いてある立て札がたっている。
この立て札に迷わされて、この大きな木の幹左側の藪を通って山頂に向かう。この立て札の場所から、20~30メートル離れ小高いところが峯山山頂(標高約135メートル)である。
<峰山山頂の案内板>
■峰山山頂に到着
12時55分、無事峰山山頂に到着する。山頂はちょっとした広場になっている。広場の周囲に丸太を並べた腰掛けがいくつか並んでいる。
<峯山山頂>
■材木座海岸・逗子マリーナの展望
山頂から南側の望むと、材木座から逗子マリーナ方面の景色が見えている(冒頭の写真)。
山桜が見頃な頃、ここを訪れたら、なかなかの展望を楽しむことができそうである。
<材木座逗子マリーナ方面の展望>
■横浜方面の展望
反対側を見ると、遠く横浜方面の展望が開けている。真下に木の葉の間から見え隠れしている市街地が梶原である。
<横浜方面の展望>
<旧野村総研跡地>
■市役所通りへ下山する分岐
12時57分、峰山山頂からまた歩き出す。ゆっくり休憩なんて言いながら、結局、いくらも休憩時間を取っていない。独り歩きのときは、どうもせっかちになりすぎるが、これも生来の性分なので仕方がないなとがっかりする。
12時57分、市役所通りに下山する分岐を通過する。この市役所通りへの道も、むうかれこれ10年ぐらい歩いていないので、近々歩いてみようと思いながら、今日の所は通過する。
峯山を過ぎると、登山道がやや荒れた感じになるが、歩くには全く支障がなさそうである。
<市役所通り(コンビニ近く)に下山する道の分岐>
■旧野村総研の建物
途中、何カ所か倒木が道を塞いでいるが、倒木の下を潜ったり、跨いだりしながら歩き続けて、13時06分、旧野村総研の建物に到着する。いつもは子供連れの家族が何組か遊びに来ているが、今日は全く人影がない。…と、いうことは梶原の出入口が閉鎖されているのだろうか。私が通ってきた道には通行止めなどの看板は全くなかったが…
建物の中は、どうやら荒れ放題のようである。正に廃墟に近い状態に見える。
その昔、私がまだ現役のサラリーマン時代に、所用で野村総研を訪れたことがある。もう40年以上も前のことだが…
”あのときお目にかかった研究員のTNさんは、今、何をされているんだろうか…”
望洋の昔のことだが、閑静なこの研究所で研究をされているTNさんがとてもうらやましかったことを、今でも鮮明に思い出す。
<跡地に建つ白亜の殿堂>
■旧野村総研グラウンド
建物の脇を通過してそのまま先へ進む。竹林の中の平坦な道である。途中に倒木があるが、そこを越えて、13時57分、旧野村総研のグラウンドに到着する。
枯れた雑草がグラウンドの大半を覆っている。グラウンドの隅に立って振り返ると、旧野村総研の建物が威風堂々に連なっている。ついつい祇園総社のことを連想する。
グラウンドの片隅に立って、
”さて、これから、どっちへ歩こうか…”
と思案する。
ちょっと引き返して、市役所通りのコンビニ脇に降りるのも良いし、さらに先へ進んで、裏大仏ハイキングコース入口に出るもの良いなとまたまた迷う。
<旧野村総研グラウンド>
(つづく)
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