この記事は,http://flower-hill.ameblo.jp/(中高年の山旅三昧)の続きです。ameblo.jpに開設したブログが容量制限のためか,投稿できなくなりましたので,gooの方に緊急避難しました。
この記事は,今年7月に,仲間達とスイスのメンヒ・ユングフラウ登頂記の続編です。これまでの投稿内容は,上記のブログで公開されていますので,是非,ご覧下さい。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
いよいよ帰国(2)やっと帰宅
2006年7月16日(日)
チューリッヒ空港に到着した私たちは,11時30分頃,タイ航空バンコック行TG971便の搭乗手続きを終えた。タイ航空のチェックインシステムが運用開始直後らしくて,どうやら搭乗システムが不安定なようである。搭乗手続きを機械で行った後,再度,手入力で再チェックしている。11時50分に出国手続きを終えた後,13時15分頃,E32搭乗口から搭乗する。
搭乗口で,またもや搭乗券のチェックをしている。これでトリプルチェックをしたことになる。まだまだ搭乗システムのデバッグが未完なのだろう。元システムエンジニアであったflower-hillは,新しく開発したシステムの不安定さに啼かされた経験が厭というほどある。多分,タイ航空の搭乗システムを開発したシステム担当者は,大変な苦労をしているであろう。彼らに深く同情する。
機内に入る。私の席は55D,通路側である。機内はほぼ満席である。私の隣にはビアンコ夫人,その隣にフクロウ氏が座っている。私の後にはSガイドが居る。他の仲間が何処に座っているか良く分からない。
13時30分頃,TG971便は,ゆっくりと出発する。13時40分,離陸。いよいよバンコックへ向けてのフライトが始まる。外気が安定しているため,単調なフライトが続く。
15時03分から夕食である。鳥もも肉照り焼きがメインディッシュ。それにパン,チーズ,クッキー,フルーツ盛り合わせなどが大きなトレー一杯に並んでいる。乏しい経験だが,私がこれまで乗り合わせた航空会社の中では,タイ航空が一番豪華な食事を提供してくれる。食事が豪華だと,全てが豪華に見えてくるから不思議である。フライトアテンダントの笑顔も素晴らしい。
夕食後,映画を楽しむ。
スーパーマン,キングコング,金ちゃんの仮装大賞などを連続して鑑賞する。
19時30分頃,アイスクリームが配られる。バニラアイスである。火照った体にアイスは実に美味しい。キャビンアテンダントが頻繁に飲み物を配ってくれる。喉が渇いている。たまらずオレンジジュースを貰う。
第9日目 7月17日(月) 機中泊
22時53分,時計をタイ標準時にあわせる。スイス時間の22時53分は,タイ標準時では3時53分である。もう,9日目の7月17日になっている。
4時20分頃,朝食になる。トレーにはソーセージ2本,パン,フレーク,キューイフルーツのスライスなどである。まだ満腹感があり食欲はあまりないが,何となく全部食べてしまう。こんなことをしているから,どうしても太り気味になってしまう。
4時46分,シートベルト着用にサインが出る。そして,4時51分にTG971便はバンコック国際航空に着陸する。5時04分,ディセンバーグ。トランシットのために空港内を移動する。空港内は早朝だというのに沢山の店が営業している。辺りは大変な賑わいである。果物,麺類を扱う店もある。とりあえずは売店横のベンチに座る。時差の関係で一晩徹夜したことになる。そのためか妙な具合に眠くなる。
売店でペットボトルのお茶を買いたいと思う。
私は,小額だが,数年前にタイを訪問したときに使い残した現地通貨を持参している。早速,そのお札を出して,お茶を買うことにする。ところが,店員が,
「○#%×!!△/・・」
と,面倒くさそうに,何事か言いながら,邪険に拒否する。私は,英語で,
「この紙幣,国際空港なのに,使えないのか・・・・これ,タイの紙幣でしょ」
と聞く。
「これ,タイのお金ではない・・・インドでしょう。インドのお金は使えない」
という返事が返ってくる。
途端に,私が数年前にネパールのダウラギリ展望トレッキングに参加していたことを思い出した。私がタイ通貨だと思いこんでいたお金,実はネパールのお金だった。今回のツアーで,トランシットがタイ空港だというので,わざわざタイバーツの残金を持参したのに,これが実はネパールの通貨だったとは・・・何となく馬鹿馬鹿しい気分になる。
私は改めて日本円の100円硬貨2枚出す。日本円は硬貨でも通用する。お茶と一緒にタイバーツのコインが2枚お釣りで返ってきた。同行の1人が,私と同じように100円硬貨で,お茶を購入したら,お釣りとして,10円硬貨が2枚返ってきたという。何れにしても,タイ国際空港では日本円の硬貨が使えることは確かである。
7時15分,タイ航空TG676便成田行に搭乗する。機内は大混雑である。
タイ航空のヨーロッパ便には,各座席に液晶テレビがついていたが,成田行にはない。少し遠くにあるスクリーンで押しつけのメニューの画面を見るだけである。
機内が落ち着くと,
「His Majesty何とかかんとか・・・・」
とタイ王室の活動を記録したビデオが長々と流される。
7時57分,いよいよ出発。
8時07分,タイ空港をテークオフする。
8時32分,機長の挨拶がある。ここで時計を日本時間に直す。時差が2時間あるので,今,日本時間で10時32分である。途中で朝食,カステラとコーヒー,オレンジジュースなど,潤沢なサービスを受ける。女性の乗客には欄の花が配られる。
15時57分,成田国際空港に着陸。
16時10分,ディセンバーグ。
16時20分,入国審査。
16時31分,バゲージクレイムを完了。ここで自由解散となる。
私は,スタッフバッグを宅配便に依託し,JR17時00分発久里浜行に乗車する。今日は祝日。私はホリデーグリーン券を奮発する。グリーン車2階の席から千葉の田園地帯を眺めながら,のんびりと列車の旅を楽しむ。
成田付近で,湘南カラビナ隊のメンバーに,無事帰国した旨,携帯メールで報告する。
いつもながら住宅がせせこましく建ち並ぶ千葉市近郊に近付くと,日本へ帰ってきたなと実感する。車窓の空を覆い尽くすように張り巡らされた高圧線に圧倒される。
18時30分,東京駅を発車する。休日のためか車内は空いている。大助かりである。体調はあまり良くない。昼間のような夜のような妙な感じがしている。新川崎辺りから堪らなく眠くなる。乗り過ごすとまずいので,眠ってしまわないように,大変,苦労する。暮色濃く,辺りが薄暗くなり始めた。
19時03分,横浜を発車する。雨が降り出した。
19時19分,やっと大船に到着する。早速,駅前の「てんや」で「天盛りうどん」を賞味する。とにかく,うどんが食べたくて仕方がなかった。
駅前よりバスに乗って,19時54分に,無事,帰宅。
自宅の風呂に,ゆっくりと浸る。
「やっと,帰宅したなあ・・・」
(続く)
この記事は,今年7月に,仲間達とスイスのメンヒ・ユングフラウ登頂記の続編です。これまでの投稿内容は,上記のブログで公開されていますので,是非,ご覧下さい。
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いよいよ帰国(2)やっと帰宅
2006年7月16日(日)
チューリッヒ空港に到着した私たちは,11時30分頃,タイ航空バンコック行TG971便の搭乗手続きを終えた。タイ航空のチェックインシステムが運用開始直後らしくて,どうやら搭乗システムが不安定なようである。搭乗手続きを機械で行った後,再度,手入力で再チェックしている。11時50分に出国手続きを終えた後,13時15分頃,E32搭乗口から搭乗する。
搭乗口で,またもや搭乗券のチェックをしている。これでトリプルチェックをしたことになる。まだまだ搭乗システムのデバッグが未完なのだろう。元システムエンジニアであったflower-hillは,新しく開発したシステムの不安定さに啼かされた経験が厭というほどある。多分,タイ航空の搭乗システムを開発したシステム担当者は,大変な苦労をしているであろう。彼らに深く同情する。
機内に入る。私の席は55D,通路側である。機内はほぼ満席である。私の隣にはビアンコ夫人,その隣にフクロウ氏が座っている。私の後にはSガイドが居る。他の仲間が何処に座っているか良く分からない。
13時30分頃,TG971便は,ゆっくりと出発する。13時40分,離陸。いよいよバンコックへ向けてのフライトが始まる。外気が安定しているため,単調なフライトが続く。
15時03分から夕食である。鳥もも肉照り焼きがメインディッシュ。それにパン,チーズ,クッキー,フルーツ盛り合わせなどが大きなトレー一杯に並んでいる。乏しい経験だが,私がこれまで乗り合わせた航空会社の中では,タイ航空が一番豪華な食事を提供してくれる。食事が豪華だと,全てが豪華に見えてくるから不思議である。フライトアテンダントの笑顔も素晴らしい。
夕食後,映画を楽しむ。
スーパーマン,キングコング,金ちゃんの仮装大賞などを連続して鑑賞する。
19時30分頃,アイスクリームが配られる。バニラアイスである。火照った体にアイスは実に美味しい。キャビンアテンダントが頻繁に飲み物を配ってくれる。喉が渇いている。たまらずオレンジジュースを貰う。
第9日目 7月17日(月) 機中泊
22時53分,時計をタイ標準時にあわせる。スイス時間の22時53分は,タイ標準時では3時53分である。もう,9日目の7月17日になっている。
4時20分頃,朝食になる。トレーにはソーセージ2本,パン,フレーク,キューイフルーツのスライスなどである。まだ満腹感があり食欲はあまりないが,何となく全部食べてしまう。こんなことをしているから,どうしても太り気味になってしまう。
4時46分,シートベルト着用にサインが出る。そして,4時51分にTG971便はバンコック国際航空に着陸する。5時04分,ディセンバーグ。トランシットのために空港内を移動する。空港内は早朝だというのに沢山の店が営業している。辺りは大変な賑わいである。果物,麺類を扱う店もある。とりあえずは売店横のベンチに座る。時差の関係で一晩徹夜したことになる。そのためか妙な具合に眠くなる。
売店でペットボトルのお茶を買いたいと思う。
私は,小額だが,数年前にタイを訪問したときに使い残した現地通貨を持参している。早速,そのお札を出して,お茶を買うことにする。ところが,店員が,
「○#%×!!△/・・」
と,面倒くさそうに,何事か言いながら,邪険に拒否する。私は,英語で,
「この紙幣,国際空港なのに,使えないのか・・・・これ,タイの紙幣でしょ」
と聞く。
「これ,タイのお金ではない・・・インドでしょう。インドのお金は使えない」
という返事が返ってくる。
途端に,私が数年前にネパールのダウラギリ展望トレッキングに参加していたことを思い出した。私がタイ通貨だと思いこんでいたお金,実はネパールのお金だった。今回のツアーで,トランシットがタイ空港だというので,わざわざタイバーツの残金を持参したのに,これが実はネパールの通貨だったとは・・・何となく馬鹿馬鹿しい気分になる。
私は改めて日本円の100円硬貨2枚出す。日本円は硬貨でも通用する。お茶と一緒にタイバーツのコインが2枚お釣りで返ってきた。同行の1人が,私と同じように100円硬貨で,お茶を購入したら,お釣りとして,10円硬貨が2枚返ってきたという。何れにしても,タイ国際空港では日本円の硬貨が使えることは確かである。
7時15分,タイ航空TG676便成田行に搭乗する。機内は大混雑である。
タイ航空のヨーロッパ便には,各座席に液晶テレビがついていたが,成田行にはない。少し遠くにあるスクリーンで押しつけのメニューの画面を見るだけである。
機内が落ち着くと,
「His Majesty何とかかんとか・・・・」
とタイ王室の活動を記録したビデオが長々と流される。
7時57分,いよいよ出発。
8時07分,タイ空港をテークオフする。
8時32分,機長の挨拶がある。ここで時計を日本時間に直す。時差が2時間あるので,今,日本時間で10時32分である。途中で朝食,カステラとコーヒー,オレンジジュースなど,潤沢なサービスを受ける。女性の乗客には欄の花が配られる。
15時57分,成田国際空港に着陸。
16時10分,ディセンバーグ。
16時20分,入国審査。
16時31分,バゲージクレイムを完了。ここで自由解散となる。
私は,スタッフバッグを宅配便に依託し,JR17時00分発久里浜行に乗車する。今日は祝日。私はホリデーグリーン券を奮発する。グリーン車2階の席から千葉の田園地帯を眺めながら,のんびりと列車の旅を楽しむ。
成田付近で,湘南カラビナ隊のメンバーに,無事帰国した旨,携帯メールで報告する。
いつもながら住宅がせせこましく建ち並ぶ千葉市近郊に近付くと,日本へ帰ってきたなと実感する。車窓の空を覆い尽くすように張り巡らされた高圧線に圧倒される。
18時30分,東京駅を発車する。休日のためか車内は空いている。大助かりである。体調はあまり良くない。昼間のような夜のような妙な感じがしている。新川崎辺りから堪らなく眠くなる。乗り過ごすとまずいので,眠ってしまわないように,大変,苦労する。暮色濃く,辺りが薄暗くなり始めた。
19時03分,横浜を発車する。雨が降り出した。
19時19分,やっと大船に到着する。早速,駅前の「てんや」で「天盛りうどん」を賞味する。とにかく,うどんが食べたくて仕方がなかった。
駅前よりバスに乗って,19時54分に,無事,帰宅。
自宅の風呂に,ゆっくりと浸る。
「やっと,帰宅したなあ・・・」
(続く)